しろのたつみ



卓球について考えたこと、
気づいたこと(レベル低いです)
を中心に中級者の視点から綴っていきます。




イメージトレーニング

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観て上達――美しい角度を求めて

練習にもいろいろあるが、身体を動かさない練習について考えてみたい。

中年は体力的に週に3~4日とかの練習はきつい。
「いや、そんなことはない。毎日だって大丈夫だ」という意見もあるかもしれないが、私にはそんな体力はない。以前なら、ほとんど足を動かさず卓球していたので毎日2時間練習しても大丈夫だったが、1球ごとに足を動かして打球していると、練習後2~3日は疲れが残ってしまう。フットワークを使って練習するかどうかで体力の消耗が格段に違うことが分かった。

そこで疲れが残っているときはビデオを観たり、写真を眺めたりすることにしている。

ビデオを観て研究するというのはよくあることだが、写真を眺めることが練習になるのだろうか。
私は練習になると思う。

下の写真を見てほしい。『卓球王国』の過去の連載「高島規郎のテクニック大革命」からの抜粋である。

forehand(shake)01

forehand(shake)02

全8回分の連載がe.pacという電子書籍にまとめられてわずか205円と格安で購入できる。
上の王励勤選手のバックスイングの美しいこと…。

そして2枚目の写真。面を開いてラケットの先端でのインパクト。これだけ先端で打ったら、すさまじいスピードのドライブになるだろう。全身の力が一点に集中しているのが伝わってくる。
この2枚の写真を眺めていると、この後のボールの軌跡まで見えてくるようだ。このボールはきっと強烈な回転がかかっており、低く速いドライブになっていることだろう。観ているだけでカタルシスが得られる。

このような画像を観て、このストロークの角度を目に焼き付けてみる。そして実際にラケットを握って同じようなボールの軌道を脳裏に描き、写真の角度で素振りしてみる。そうしていると、しみじみとこのストロークの角度が脳裏に刻まれていくのを感じる。

下も同じく「高島規郎のテクニック大革命」からの抜粋である。このペンホルダーの選手のラケットの寝かせ具合…。まだ打球していないが、この角度のまま打球したら、どう見ても良いボールが入るとしか思えない。

forehand(pen)01

forehand(pen)02

これらの美しいストロークの角度を眺めていると、観ているだけで恍惚としてくる(私だけか?)。「うわぁ~」とか心のなかで叫んでしまう。自分でも素振りをせずにはいられなくなる。

このように写真、特にバックスイングからインパクトまでの写真を観ると、自分のストロークの角度に物足りなくなってくる。自分でもラケットを振ってみて「もうちょっとバックスイングの位置を高くしたほうがいいかな?」などと吟味してみたくなる。
しかしどんな写真でもこのように興奮できるわけではない。打球後のフォロースルーの写真を見ても、あまり楽しくない。前記事「運命のバックスイング」で考察したが、ストロークの中で、バックスイングこそが最も重要であり、ここがずれていると、毫釐千里である。最適なバックスイングからまっすぐに放たれるドライブは観る人の心に響く。画像を見るなら、バックスイングからインパクトまでである。

一つのボールに対してストロークの角度というのは、様々だ。とんでもなく間違っている角度でなければ、スイングスピードやインパクトの当ての強さ次第で様々な角度でもボールが入る。しかし、それは理想的なボールにはならない。上の写真を観ていると、「正解」ともいうべき最適の角度があって、その角度で打てばスピードとスピンのバランスがいい、理想的なドライブが入ると思われる。
しかし、我々初中級者はこの角度がブレている。ために、よくオーバー/ネット ミスをしたり、スピードが乗らないボールや回転が不十分なドライブを打ってしまう。まず、バックスイングの位置がずれている。そしてそこから無理にボールを入れようとするため、スイングの角度が歪んでしまう。上級者はバックスイングの位置が正確なので、歪みなく最短距離でまっすぐに振りきれる。

そこで、これらの、「正解」の角度をケータイの待ち受け画面などに設定して、普段から眺めていれば、実際に打球するときにもその角度に近づけることができるのではないか。

これはスイングだけでなく、姿勢にも言える。
下の写真は元ドイツチャンピオンのターニャ・クレーマー Tanja Kraemer 選手だと思われる。下のyoutubeの動画で見つけたのだが、このバックスイング時の姿勢を見てほしい。

ターニャBH01
ターニャBH02

なんともどっしりと安定しているではないか。腰が立っており、膝からすねの角度と、背中の角度が並行で、この姿勢なら、どんなボールが来ても安定して返球できると思われる。観ているだけで楽しめる(私だけか?)。





前記事「卓球名詩選」で動画を観ることの有用性について述べたが、動画だけでなく、美しいフォームの画像をじっくり眺めることで、自分のフォームの改善になるのではないだろうか。
 

自宅でできる練習―脳内ラリーのすすめ

年末年始でクラブや教室が休みになってしまい、卓球ができなくなってしまった。

それで卓球のことばかり考えてしまい、毎日ブログを更新してしまう。私がブログを更新するということは、卓球方面が充実していないためといったも過言ではない。卓球のことばかり考えているので、いろいろなアイディアが浮かんでくる。

中高生のように毎日練習ができる環境にあれば、年末年始の休みはさぞ心穏やかな命の洗濯になることだろう。しかしふだんあまり練習する機会に恵まれていない社会人にとっては、卓球ができない年末年始は欲求不満がたまって悶々としてしまうのである。自宅でできる効果的な練習でもあればいいのだが。
Li_onepice_116_01Li-Ning ワンピース
Li_onepice_116_04
卓球でもついにこういうユニフォームが発売された。10年後はこういうのが普通のユニフォームになっているかもしれない。

素振りとか、球撞きとか、そういう練習に飽きた私が行き着いたのはイメージトレーニングである。

ボールの感覚を思い出せるなら、それをなぞってラリーを展開してみる。
まず、サービスである。ボールがラバーをこする感覚をいろいろイメージしてみる。
ドンと面を当ててスピードサーブを出す感覚や、サクッと切れた感覚など。
そしてそれをフォア側に出してみたり、バック側に出してみたりする。
無難にフォア前に短いサービスを出すとイメージしてみよう。
それを相手はどう返すだろうか?
短くミドルあたりに返されるような気がする。
一方で自分のフォア前に短く返されるかもしれない。あるいはフリックかもしれない。
とりあえず、短くミドルで考えてみよう。

それをどう打つか。

回転がかかっていないボールなら、台上でチキータをしてみようか。
それとも無難にツッツキか。
よし!思い切ってチキータだ。ただし、ミスしないようにかなりループ気味にこすってみよう。打点は、頂点がいい。あまい下回転のボールの頂点をチキータで相手のフォア側に返してみよう。

これは特定の相手を想定し、「あの人なら、きっとこんな返球をするだろう」などと頭の中でラリーしてみるとおもしろい。ただ、そのためにはかなり相手の癖や返球パターンを知っていなければならない。また、ボールを打球する生々しい感覚が残っていないと、なかなか脳内ラリーを続けることができない。

今度はロングサービスを出してみよう。
バック側にYGサービスを出してみる。
相手はどう受けるか。 
このサービスが苦手な人は「角度レシーブ」(角度をつけて当てるだけのレシーブ)で返してくるし、慣れた人はドライブで打ってくるかもしれない。
後者で考えてみよう。どんなコースにドライブを打たれるだろうか。こちらのフォア側か、あるいはバック側か。
いや!ミドルだ。よし、こちらは思い切ってそれを待って、カウンタードライブで仕留めてみよう!

さらにフットワーク&素振りを交えたシャドー卓球にすれば、もっと楽しめる。
こういうイメージトレーニングがけっこう楽しめてしまう私はおかしいのだろうか。
ともあれ、このイメージトレーニングは、下手な練習よりも実戦にかなり役に立つのではないかと思う。

 
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