しろのたつみ



卓球について考えたこと、
気づいたこと(レベル低いです)
を中心に中級者の視点から綴っていきます。




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田山花袋という作家がいる。
事実を愚直なまでに、そのまま小説にする「自然主義」というのを推し進めてしまい、現代日本文学を「私小説」という悪しき流れに導いた張本人として日本文学史にその名を残している。
「小説なんてのは、つまるところ嘘っぱちだ。事実をそのまま写して初めてリアリティーが生まれるのだ」
と言ったかどうか分からないが、「事実」というものがあると仮定して、それを「そのまま」写して事足れりとする安直な考え方は今では多くの人の失笑を買っている。花袋が上州の片田舎の出身で、小学校程度しか出ていないという経歴もその風潮を助長している。学歴で作家やその作品を値踏みする人は非常に多い。同じようなことを書いても、川端康成や谷崎潤一郎はカッコイイとされているのに、花袋の場合は単なる「エロオヤジ」のレッテルを貼られてしまう。

私は『蒲団』を読んだことがある。これはすごい小説だと思った。自分を主人公にして、周囲の人に対する批評や、自分のもとに弟子入りしてきた女学生に対する性欲までも赤裸々に綴っているのだから。

「妻の衰えた肉体と比べて…」
「他の男にとられるぐらいなら、あのとき自分のものにしておけばよかった」

なんて文章を奥さんは、そしてその弟子入りした女学生はどう感じながら読んだだろう。この小説が話題になってから、夫婦関係に少なからずヒビが入ったことは想像に難くないし、周りの花袋を見る目も変わっただろう。
『重右衛門の最期』というのも心を打つ作品だった。田舎の、警察も手を付けられないような無法者の生涯を題材に当時の田舎で起こっていただろう残酷な現実が活写されていた。そしてその重右衛門が手の付けられない悪党になってしまった原因は睾丸が人より大きかったという滑稽な理由によるものだった。自分がもし睾丸が極端に大きかったとしたら、どれほど笑われ、どれほど傷ついただろうと思うにつけ、この作品は真実を描いていると思わされる。

お気に入りの作家だったので、ずいぶん横道にそれてしまったが、田山花袋には『温泉めぐり』という作品がある。最近岩波文庫にも収録されたので手軽に読むことができる。この作品は温泉通としても有名な花袋が日本各地の温泉へのアクセスや性質、周囲の情趣、名物料理などを描写した紀行文である。花袋のふるさとの上州は草津や伊香保、水上といった温泉の豊富な土地なので、温泉に興味を持つようになったのかもしれない。
私は残念ながら、温泉には全く興味がない。それでこの本にはちっとも興味を惹かれなかった。しかし、温泉に興味を持つ人は、この本の説明に非常に助けられたことだろう。
「仁和寺にある法師」ではないが、その温泉地の最大の売りを知らずに、それを見逃してしまったら、さぞ悔やまれるに違いない。「あそこの名物の焼きまんじゅうを食べておけばよかった!」とか、「ちょっと足を伸ばせば絶景が広がっていたのに!」などなど。
また、思っていたのと全然違ったとか、こんないいところなら、もっと早くに訪れたらよかったなどと、当時の情報の少なさに残念な思いをした人も多かったに違いない。

『温泉めぐり』に倣って「卓球場めぐり」というのは需要があるだろうか?
私は以前、東京に行った時、「せっかくだから、卓球場を訪れてみたい」と思った。新井卓将氏の丸子橋スタジオや、原田隆雅氏の礼武道場などに行ってみたいと思ったが、土地勘がないのと、情報を集める気力がなかったので、結局断念した覚えがある。
関西にはどんな卓球場があるか関西の人も知りたいのではないだろうか。
そこでこれからちょくちょく関西の卓球場を訪れて、アクセスや設備、料金、雰囲気、一人でも行けるかどうかなどをレビューしてみたいと思う。

【追記】
丸子橋卓球スタジオへの道案内動画があった。ただ、ここにフラッと訪れて練習ができるかどうかは分からない。


この記事は、私が訪れた関西の卓球場の紹介である。卓球場めぐりを書くことにした経緯については以下の記事を参照。

「卓球場めぐり」

卓球場めぐり第1回は京都のど真ん中四条烏丸にある京都産業会館卓球場を紹介する。
京都でもっとも手軽に、そして安価に卓球が楽しめる施設の代表的な存在である。

京都のことを知らない人は京都駅が京都の中心だと思うかもしれないが、京都駅はむしろやや周辺で、京都の中心は京都駅から2キロほど北の四条通り(あるいは三条・御池通り)である。そこには地下鉄の四条駅(京都駅から北に2駅目)と阪急烏丸駅(大阪や神戸から京都に来る人が利用)が乗り入れている。その非常に便利な街なかに京都産業会館がある。産業会館とは京都織物卸商健康保険組合という、和装産業の保険組合が運営しているビルで、四条駅・烏丸駅から徒歩2~3分という超便利な場所にある。さらに四条烏丸で停車する京都市バス(5系統等数多くの路線)からも便利である。
四条烏丸











四条烏丸交差点南西角

四条通り











四条通、西方向(シティーバンクと、26番出口、バス停が見える)

四条烏丸は四つ角に銀行があり、そこから東に行くと、大丸、高島屋といったデパートがあり、京都で最もにぎやかなショッピング街が広がっている。産業会館の隣には池坊短大があり、きれいな女子学生が歩いているのをよく見かける。

産業会館正面












京都産業会館正面

この京都産業会館ビルの1階には京都市営駐車場が、地下には産業会館の駐車場がある。駐車料金は30分250円、1日2000円ほどである。車を止めたことがないので、詳しいことはわからない。自転車とバイクも駐められる。バイクは有料(30分50円)だが、自転車は卓球場のはんこをもらえば無料になる。自転車で行く場合は、地下駐車場(ビル南側に入り口)で無料にするためのはんこを押す用紙をもらっておくこと。

地下駐車場入口












ビル南側駐輪場入り口

ビルは昭和の香りのする古いビルだが、非常に広大な面積を占めるビルである。今では衰退しているが、かつて京都の和装産業がいかに非常に羽振りが良かったかを偲ばせる。催し物会場としてよく利用されている。

京都産業会館のビルの6階に卓球場がある。

卓球場入り口











6階卓球場入り口


以下にデータを示す(2013年5月4日現在)。

電話:075-211-6301(代表)この番号は産業会館の事務室。6F卓球場が営業中かどうか確認できる。
アクセス:地下鉄四条駅・阪急烏丸駅下車、26番出口すぐ。
料金:一人、一時間300円。一人でサービス練習というのも虚しいから、普通は二人になる。二人なら600円。
営業日:年末年始・京都産業会館の休館日(年4回、日曜日)以外は原則として毎日営業。
営業時間:13:00~20:30(ただし、水曜日は17:30~)
ラケット・ピン球貸出:あり(無料)
うわばき貸出:なし
予約:不可
台数:7台
飲食:不可。ただし、軽い水分補給は可。
更衣室:あり
指導・相手:なし
マシン:なし
用具販売:なし
ドリンク自販機:あり

台数は7台。
卓球場











卓球場

台はあまり高級なものではない。サポート、ネットもくたびれてはいるが、さして問題ではない。
問題は台の間隔が狭いことと、天井が低いことである。カットマンにとっては、後ろもちょっと狭いかもしれない。
隣の台で左利きの人がプレーしていると、回りこむ時に窮屈な思いをするだろう。
しかし、この好立地で1時間300円という料金を考えると、格安である。休日の14時前後はけっこうにぎわっているが、16時以降はわりと空いている。予約ができないので、確実にやりたいということなら、18時以降がオススメである。時間はそれほど厳密ではなく、10分ぐらいオーバーしてもOK。

客層は、中高年が趣味でやっているか、子供や家族連れが遊びでやっているか、大学生のサークルが6~8人ぐらいでやっていることが多い。上手な人はあまり来ない。

田山花袋の『温泉めぐり』には、そこに至るまでのエピソードとか、現地の人との交流や、名所、名物の紹介、湯の質なども記してあるのだが、卓球場の場合は…何を書けばいいのだろう?
とりあえず、周辺のことについて書いてみる。

四条烏丸交差点をずっと西・南・北に行くと、どんどん店が少なくなって会社や住宅が増えてくる。
東に行くと、人がいっぱいでちょっと東京の繁華街のような雰囲気が味わえる。10分ほど歩くと、鴨川があり、さらに歩いて行くと、祇園という地域に入る。四条通の南側には伝統的な日本家屋を保存した一角がある。その中に有名な禅寺、建仁寺がある。どうして有名な寺の周辺には歓楽街があるのだろう?浅草寺しかり、西本願寺然り。さらに東に行くと、突き当りに八坂神社がある。それを北に行くと、隣接して円山公園、浄土宗総本山の知恩院がある。八坂神社を南にしばらく行くと、清水寺がある。しかし、産業会館から八坂神社まで歩いて30分以上かかるので、産業会館の周辺というのはちょっとためらわれる。

まとめ
産業会館の卓球場は京都の超便利な場所で安価に卓球が楽しめるところである。
それほど混んでいないし、無料駐輪場もある。
相手さえ連れて行けば、しっかり練習もできる。
ただ、設備はそれほど整っておらず、広さも十分ではない。卓球に詳しい店員さんがいるわけでもなく、ただ場所を提供するだけの事務的な印象の卓球場である。

【追記】151116
産業会館が今年度いっぱいで建て替えられる。
卓球場も2016年から営業時間が17時までに変更される。
そして2016年3月15日をもって閉店するという。残念でならない。

産業会館

 

京都の丑寅の方角に位置する比叡山。その鬼門から宮城を守護するために延暦寺が建立されたという。

比叡山















その比叡山を望む景勝地に京都市障害者スポーツセンターがある。下の写真、左に比叡山が見える。左下に京都バスのバス停が見える。
スポセン前














今回の卓球場めぐりは、京都市障害者スポーツセンターである。
ちなみに鬼はウシトラの方角から現れるということから、われわれの鬼のイメージはウシの角と、トラのパンツなのである。鬼を見たことのない中世の絵師たちが頭を捻って創りだしたイメージなのだという。

京都の中心部から北東へ自転車で40分ほど。京都有数の高級住宅街、下鴨の閑静な町並みを抜けて、高野川を渡ると、障害者スポーツセンターがある。障害者スポーツセンターは障害者のための施設だが、一般利用も可能だ。バイクや自動車も駐車可能。ただし、自動車の駐車は毎回確実にできる保証はない。

以下にデータを示す(2013年5月25日現在)
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卓球場利用時間
午前の部:9:30~12:30
午後の部:13:30~16:30
夜間の部:17:30~20:30

料金:1台あたり最大3時間500円。時間は上の区切りなので、各部の途中から利用しても同一料金。
電話:075-702-3370
定休日:火曜日と第三金曜日。年末年始。5月の連休後。暴風警報時は休館。他にもイレギュラーに休館日あり。ウェブサイトで確認してほしい。

アクセス:地下鉄松ヶ崎駅から徒歩15分ほど。京阪出町柳からも同じぐらいの距離だろうか。北山通と北大路通のちょうど中間、高野川沿いに位置する。バスなら市バス204・206系統「高野橋東詰」から北へ500m。京都バスなら大原・岩倉方面行き「高野玉岡町」で下車すれば、目の前だ。
地下鉄北山駅への無料送迎バスもあり、時刻表は以下のとおりである。

スポーツセンター発:12:35、16:50、20:35
北山駅発:9:10、12:50、17:10

台数:5台
指導・相手:なし
マシン:なし
用具貸出:ラケット・ボール貸出可
用具販売:なし
エアコン:あり
飲食:飲み物の自販機あり。2階にレストランもある。最寄りのコンビニは歩いて5分ほど。
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スポセン卓球場

台はわりとしっかりしたものが多い。間隔はやや狭く、後ろもそれほど広くないので、カットマンには厳しいかもしれない。しかし、通常の攻撃型のプレーヤーにとっては十分な奥行きだと思われる。
午前・午後の部は熱心に練習している障害者が多いので、 台がいっぱいのことも多い。そういう場合は15分ごとに交替でプレーすることになる。思う存分練習したいなら、夜間の部を利用することをおすすめする。

【まとめ】 
とにかくお得な卓球場である。京都の中心部からは遠いので、アクセスが不便だが、最大3時間500円は安い。一人500円ではない。1台で500円なのである。 長時間ガッツリ練習したい人に最適である。
しかし、あくまでも障害者のための施設なので、障害者優先である。比較的利用者の少ない夜間の利用をおすすめする。

先日、ジャスポでヤサカとTSPの4割引セールが始まった。
最近、クリスマスが近いからか、いろいろなネットショップでセールが行われている。

うちにたくさん中古で買った用具があり、使い切れていないので、これ以上用具を買うのはためらわれるが、4割引となると、食指が動く。

WRMでも中国の銀河社の正規代理店契約記念セール?が行われている。

http://rubber.ocnk.net/news#1028

銀河のラバーが1枚あたり2000円以下で買える。銀河のラバーは水星2しか使ったことがない。絶対的な性能はよくわからないが、コストパフォーマンスは高いと思う。

しかしそれよりも来週から始まる卓球屋の「スーパーセール」というのが気になる。
http://www.takkyuya.com/index.php

ジャスポのセールはヤサカとTSPの一部の商品が4割引になるだけだが、卓球屋の方は全商品が4割引になるような気がする。年に1回のことだし、ちょっと余分になるが、用具を買ってみようかという気になる。

私は他にも卓球応援団というサイトもよく見る。
http://www.tt-ouendan.com/
ここの「イベント」もなかなか安く、掘り出し物があったりする。 

しかし、新品の用具で一番お得なのはアマゾンかもしれない。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_nr_n_2?rh=n%3A15314971%2Ck%3A%E5%8D%93%E7%90%83&keywords=%E5%8D%93%E7%90%83&ie=UTF8&qid=1384526352&rnid=2321267051

アマゾンのいいところは「70%以上OFF」とか、「50%~70%OFF」とかが選べるところである。楽天や価格コムで「安い順」などでソートすると、とんでもないゴミがひっかかり、お得な商品を探し出すことができない。それに対してアマゾンなら割引率でお得な商品だけ選ぶことができる。色や厚さは制限されるものの、時には人気ラバーが半額以下ということもある。これは他店の年に1度のセールも敵わない安さでオススメである。

【追記】131116
最近のヤフオクの卓球用具はますます高くなってきており、うまみがほとんどない(前記事「「今しかない」はまためぐってくる」)。ヤフオクで買うよりもジャスポの中古で買ったほうが、少なくとも「振り込んだのに商品が送られてこない」「写真と全然違う、詐欺だ!」というおそれがないだけマシである。 出品者本人、あるいは出品者と通じているサクラがいて、値段を釣り上げているとしか思えないが、勘ぐり過ぎだろうか。

【追記】 131116
アマゾンでラクザ9が50%オフ?2350円だったので、 思わず買ってしまった。
卓球屋のセールの詳細が明らかになった。バタフライ、ミズノ、アシックス、ダーカー等は30%OFFにとどまった。しかし、バタフライの3割引には理由があると思う。個人的には、バタフライのラケットは同価格帯の他社製品と比べて品質がいいような気がする。ちょうちょのマークはあまりカッコイイとは思えないけれど…。
【追記】 131126
業界大手のタクシンスポーツでも4割引セールを行っている。 卓球屋と同様バタフライやアシックスの割引は30%にとどまる。ただ、こちらは代引きのみの支払いらしく、送料に300円の代引き手数料がかかるようだ。卓球屋とタクシンスポーツは経営者が同じ?

今回の卓球場めぐりは、京都市山科区にある壱球卓球センター。
私が卓球場めぐりを書こうと思った経緯については以下のとおり。

「卓球場めぐり」


山科は山で隔てられているため、京都市というよりも、滋賀県の大津市のほうが近い印象がある。京都市の中心からかなり距離があるが、地下鉄東西線の開通で快適に訪れることができるようになった。烏丸御池駅から小野駅までは約20分。京都市営地下鉄東西線の小野駅下車、徒歩10分以内というアクセスの良さ。

山々が間近に迫っている(左は名神高速)。

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山科警察署の近くの、農地と住宅地の中にある。

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1階は駐車場。卓球場利用者もおそらく利用できるのだろうが、よくわからない。

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2階の卓球場。台が全部で10台! うち2台はマシン用。私が訪れた卓球場の中でこんなに設備が整っている場所はない。ちょっとした大会も開けそうな広さ。しかも卓球マシンも利用できる(1時間500円)。マシンは「スピード・スピン」(つまり、スピードを上げれば、スピン量も増えるタイプ)「ピッチ」「首振り角度」の調節ができるだけのTSPの旧式のものだが、基本打法の練習に限れば不満はない。

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ウェブサイトによると、利用条件は以下のとおり。

【131228現在】
・料金:1時間500円(高校生以下は400円)。頻繁に利用する人は年会費を払うと少し割安になる。マシンも1時間500円。つまり、マシンを使うなら、1人1時間1000円。
・営業時間:10:00~22:00
・定休日:日曜・祝日
・電話:075-574-3719
・駐車場:8台
・用具販売:あり。ただし在庫は最低限のもののみ。
・駐車場・駐輪場:あり。
・貸しラケット・靴:1時間100円ずつ。
・更衣室・シャワー:あり。

料金は平均的だが、設備の充実ぶりはすばらしい。ただ教室の予定が細かく組まれているので、利用に際しては電話での確認が必須だ。前記事「嫌用具事」でバッティングセンターならぬ、「卓球マシンセンター」の需要について書いたが、ここは1人で訪れて黙々とマシンで練習するにはピッタリである。

年末年始は29日(日)から1/3(金)まで休みだという。

福岡の中心にUNDER SPINという卓球バーができたらしい。

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以前、「卓球BAR」という記事で理想の卓球バーを妄想していたが、ついに日本にもできたのか。それも博多というのがおもしろい。東京にも同じような店があるらしいのだが、あまり取り上げられていないのは、コンセプトが違うのだろうか。Under Spinには 4~6台、台があるらしい。
1台あたり30分500円で利用可能。飲み食いして一人あたりだいたい3000円ほどになるらしい。

Yahoo Japan ニュースから引用する。

中洲の商業施設「gate’s(ゲイツ)」(福岡市博多区中洲3)8階に11月22日、卓球ダイニングバー「UNDER SPIN(アンダースピン)」(TEL 092-282-7255)がオープンした。(博多経済新聞)
 福岡で飲食事業を展開するモンテリブロ(大名1)が出店した同店。店舗面積は90坪。席数は60席。内装は「黒を基調とし、大人が楽しめる空間にした」と今西正店長。店内には4台の卓球台を置き、1台30分500円で利用できる。コアターゲットは20~40代。
 料理は「ニューヨークスタイル」をテーマに用意し、「ニューヨークスタイルハンバーガー」(980円)、「シーフードピザ」(1,980円)、店内で作る「ポップコーン」(480円~)などをそろえる。客単価は約2,500円~3,500円。


3000円+卓球1時間1000円かぁ…。酒代を含めたら一人5~6000円ぐらいになるのだろうか。
全日本出場レベルの人が店員にいて、相手をしてくれるなら、値打ちがあると思うが、ただ友人と酒を飲みながら卓球をするだけなら、食指が動かない。特別な事情があって、高くて小洒落た店を利用しなければならない状況に置かれたなら、ここを選ぶけれど、どうしてもこの店に行きたいというほどではない。岸川選手がゲストで来てくれるなら行ってみたいけれど。

お金持ち向けかな。

私のような貧乏人で、卓球に無関係な仕事に就いている人間はそう思うかもしれないが、世の中にはいろいろな人がいる。卓球関係者にはいい店なのかもしれない。
たとえば博多のいくつかの卓球クラブが講師を招いて卓球講習会などを催した場合などである。講習会は盛況だったのだが、主催者は講師と卓球をする機会がなかった。ちょっとお手合わせをしてみたい、そんなときにこの卓球バーというのはうってつけなのかもしれない。あるいは大学の卓球部の忘年会とか(学生にはちょっと高いか)、地域の卓球クラブの大会後の打ち上げとか、そういう人たちにとってはこういう店は需要があるのかもしれない。

ただ、そういう限られた層に対する需要だけではあまり盛り上がらないと思われる。できれば店員さんにかなり上手な人(元日本リーガーとか、中国の元プロ選手とか)を雇って、その人と試合して勝てたら料金半額とかにすれば、盛り上がると思う。今はしがないサラリーマンだが、かつて全国大会に出たことがあるなんて人はざらにいる。そういう人が腕試しをできるような場を作れば、客足が途絶えないのではないだろうか。私のような下手くそでも、「元日本リーガーと1マッチの試合ができる!」となれば、ちょっと行ってみたくなる。卓球好きで裕福な老人は「元日本リーガーと試合できるなら、1万円ぐらい安いものだ」と思う人もいるかもしれない。


おそらく関東や関西の1部リーグで活躍した選手のうち、卒業後もレベルの高い環境で卓球ができる人はごくわずかだろう。それ以外の人は卓球とは急に疎遠になってしまう。そういう才能を有効活用できないものだろうか。

などと勝手に妄想している。

 

股関節についての前記事(「フォアハンドドライブのフォーム」)のコメント欄で、ぷにさんという方からコメントをいただいた。ただ以下のようにリンクが示してあっただけなので、どんな怪しいページが出てくるか心配しながらリンクを開いてみた。

膝と股関節の関係は、
http://www.shands.jp/archives/704


しかし私の杞憂とは裏腹に、非常に有益なページだったので、紹介したい。
「シェークハンズ」という平岡義博氏と藤井貴文氏が運営している、動画を使った卓球講座をメインコンテンツとしたサイトなのだが、非常に内容が濃い。というか、私が疑問に感じていたこと――初中級者の問題点を分かりやすく解説してくれているのだ。このサイトの記事のうち、私が興味深く感じた部分をいくつか紹介したい。

・「サーブマジック
ボールの真下を擦る真下回転サーブは力むと上に飛んでいってしまいます。

言われてみたらそのとおりだ!私も真下回転のサービスを出すとき、うまくいくと、低く短いサービスが出せるが、失敗してよく台から出てしまったり、高くなったりしてしまうことがある。だから横下のほうが安定するのだという。なるほど。

・「張怡寧VS劉詩文
両選手共に打球した瞬間、足が1回コートから離れているのがわかります。
そして、次の相手が打球する前後でもう1回足がコートから離れているのも見られます。

多くの方も、実際には2回ステップは出来ているのですが、2回目のステップが遅れているのです。

ぴょんぴょん」の秘密はこれだったのか!
「コートから離れる」とあったので、足元に注目しながら動画を見ていたのだが、あまりよく分からなかった。離れるといっても非常に微妙な距離なのと、広角のラリーが多くて、離れ具合がはっきりとは分からない。だが、ひとつ気づいたのは、私は打球すると少し前に行く癖がある(前記事「あやまちは安き所に成りて必ず仕る事に候ふ」)のだが、両選手ともラリーが続くにつれて少しずつ台から離れているように見えることだ。これはつまり打球時に重心をあまり前に移動させないということなのかもしれない。繰り返し見て、検証したい。
「戻りが遅い」というのは多くの人が悩んでいる点である。もちろん最終的には腕の振りの戻りが遅いわけなのだが、元凶はそこではない気がする。体の複雑な動きのうちのどこで時間をロスしているのかは初中級者は自分では把握できない。その問題の所在をズバリ指摘してくれたのは非常にありがたかった。

今までこのような卓球技術を教えてくれるサイトはWRM卓球知恵袋の独擅場だった。まだ本格的には始動していないとはいえ「シェークハンズ」は初中級者にWRM以外のもう一つの選択肢を提供してくれる有益なサイトになりそうだと期待させられる。

今回はまったく卓球に関係ない話。
こういう情報を求めている人もいるかと思い、記した次第である。

私の愛機は2008年冬発売のDELL XPS430である。

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Q8200というCPUを積んでおり、グラフィックボードはHD4850を選択した。マイクロソフト・エクスペリメント インデックスの評価は5.9で、動画のエンコード等、重い処理でもそれほど不満はなかった(メモリを4GBに増設済み)。

しかし、最近調子が悪く、ブート時に”$$$$”と表示されたり、マウスポインタの表示が乱れていたり、「ディスプレイドライバatikmdagが応答を停止しました」と2秒ほど画面が止まってしまったり、ウィンドウズ・メディアプレーヤーを立ち上げると、ブルースクリーンが表示されたりして、困っていたのだが、とうとう最悪の状態を迎えた。画面に斑点が表示されたり、画面が縞模様になったりしてしまったのだ。

DSC01576
この画面が私のマシンの症状に近い

こういう場合、「5年以上も使っているし、そろそろ買い換えるか」というのが多くの人の選択肢だと思うが、私はそう簡単には引退させない。パソコンを買い換えるとなると、8~10万の出費になってしまうし、まだ使えるものを捨てるのは私の主義に反する。原因はグラフィックボードらしいことが分かっているので、これを取り替えればまだ2~3年は使えるだろう。

今回の記事はグラフィックボード(グラフィックカード、ビデオカードともいう)を交換して、古いパソコンを蘇らせた顛末を記したものである。

【機種の選択】
ネットでグラフィックボードについて調べてみたのだが、2万円以上の高級なグラボは私の古いVISTAのパソコンには対応していないかもしれない。そこで1万円強の安いグラボを購入しようと思った。GTX 650というのを搭載したグラボが安くてそこそこ性能もよく、売れているらしい。私はパソコンにあまり詳しくないので、ネットでGTX 650搭載のグラボを買うのは怖い。実店舗で店員さんに相談した上で購入するのが無難だろう。

京都ヨドバシで店員さんに事情を話し、GTX 650がうちのパソコンで動くかどうか聞いてみたところ、微妙だという。というのは電源が400~500Wぐらいないと安定しないかもしれないかららしい。XPS430は375Wの電源しかない。もし高性能なグラボを買って動かなかったら、今度は電源を交換しなければならなくなる。しかし店員さんによると、電源の交換はHDDやグラボのように簡単なものではなく、多少経験が必要なのだという。私は電源を交換できる自信がない。

そこでもっとグレードを下げてGT610を搭載したグラボ(玄人志向GF-GT610-LE1GHD)を購入した。これは350W程度の電源で間に合うらしい。4400円ほどだった。懸念は電源だけだが、なんとかなりそうだ。

【グラボ交換の手順】
6pin
補助電源 6ピン ここからも電源を供給できるが、本ボードでは使わなかった。


tume01
最大の難関 中央の青いツメ

まず初めに、予めATIのディスプレイドライバをアンインストールしておかなければならなかったのだが、それを忘れていきなりグラボを交換してしまった。ネジを1本外せば、簡単に外れるはずだったのだが、グラボを固定している青いツメがやっかいだった。

tume02
HD4850を外したところ

青いツメを広げて(力任せに引っ張っても外れない)ボードを取り外し、買ってきたGT610を取り付けてみた。

board
これが購入した新しいグラボ

そして再起動。この状態ではPCは古いグラボが認識できず、セーフモードのような荒い画面でVISTAが立ち上がる。
それから添付のCD-ROMからGT610用のドライバをインストールし、順序が前後したが、ATIのドライバをアンインストールし、また再起動。これだけである。PCは新しいグラボを無事認識した。

【GT610の性能】
安いグラボとはいえ、5年前のHD4850よりは高性能だろうと思って、パフォーマンスをチェックしてみたところ、評価が5.9から4.6に下がっていた。ネットで調べてみると、GT610のほうがHD4850よりも性能が低いらしい。まぁ、多少描画スピードが落ちたかもしれないけれど、8万円の出費が5000円弱で済み、安定しているのでよしとしよう。
ネットではGF-GT610-LE1GHDのファンの音がうるさいというコメントが散見されたが、HD4850よりも静かだったので、私は気にならない。
 

今回は卓球には全く関係ない話。枕が長いので、「らくらくスマートフォン3」の使い勝手などを手っ取り早く知りたい人は【本題】から読んでほしい。

【枕】
世間ではi-phone6が話題になっているが、私はフューチャーフォン(ガラケー)という、昔ながらのケータイを使っている。メールのチェックができれば十分だし、毎月の通信料も2000円ほどで済むし、外出先でまでインターネットをしようとは思わなかったので、スマートフォンを使おうなどと考えたこともなかった、というか、私はスマートフォンを疎ましく感じている。若者がいつでもどこでもスマートフォンの画面を覗きこんでいるのを苦々しく思っているのだ。
あいさつが人間関係に与える影響は大きい。あいさつをすれば、相手に良い印象を与えることができる。好感度プラス100である。逆にあいさつをしないというのは、相手に良い印象を与えることができない。好感度プラスマイナスゼロ、ではない。マイナス100である。あいさつの効果はプラスとマイナスだけで、「ふつう」はないのである。あいさつをしないということは、相手を意図的に無視することに等しいのである。
練習場でクラブの人たちにあいさつする、軽い世間話をするというのは、クラブの雰囲気を和ませる上で重要だ。人間関係が円滑になるし、お互いに対して悪感情を持っていないという表明にもなる。逆にスマートフォンをいじくって、自分の世界に没入し、周りの人に声をかけないというのは、あいさつしない場合と同様、マイナス100である。いじくっている本人に悪意はないのだろうが、周りの人にしてみれば「お前たちなんかに興味ない」「お前たちと会話するのは時間の無駄だ」と言わんばかりの傍若無人に映るはずだ(少なくとも大人にとっては)
そんな自分がスマートフォンをいじくって周りの人を無視している姿を想像するとゾッとする。しかし、諸事情でスマートフォンを買わなければならず、購入に至った。

購入したのはドコモの「らくらくスマートフォン3」F-06Fである。

ダウンロード

この夏に発売されたばかりの最新機種である。インターネットが使えれば十分なので、iphoneやらxperiaやら、そういう世間で人気のある機種は眼中になかった。むしろ、必要最低限の機能以外は入っていないほうが好都合だった。

納得行かないのだが、信じられないほど高い。7万円もした。安いパソコンよりも高いではないか!世間では猫も杓子もスマートフォンだが、みんなその代金をどこから捻出しているのだろう?私の前のケータイは1万ぐらいだったのに。他社のもっと安い同等の機種があればいいのだが、こういう初心者や高齢者をターゲットにしたスマートフォンはドコモだけしか出していないようだ。さらに驚いたことに毎月の通信料が5000円!今までのケータイは2000円ほどだったので、倍以上!これは痛い。1年で36000円もよけいに払わなければならない。

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水谷隼スーパーZLC(実売26000円ほど)に

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両面テナジー(実売5000円ほど)が買えるじゃないか!

世の人は、そんなに電車の中とか、学校・仕事帰りにインターネットやゲームがしたいのだろうか?理解できない。スマートフォンを解約して、水谷隼スーパーZLCとテナジーを買ったほうがずっとお得ではないか!このような理不尽が来年も続き、さらに再来年には毎月の割引もなくなるので、通信料がプラス1200円ほどで、毎月6000円強になるらしい…。悪夢だ。注意したいのは、この金額は即金で購入した場合であって、月賦で購入する場合は、プラス2000円…。(なお、これでも一般的なスマートフォンに比べれば通信料は優遇されているらしく、一般的なスマートフォンでは毎月6000円以上かかるのだという…。開いた口が塞がらない)。ということは、世間でiphoneなどの人気機種を月賦で買って使っている人は、最大毎月8000円以上、ケータイの維持費につかっているということか。一流企業の役員やIT企業の社長というのなら、理解できるのだが、そのへんの学生にいたるまで揃いも揃ってスマートフォンを持っているというのは、いったいどういうことなんだ!?



んーとね (2)


【本題】
料金的にいろいろ納得できないのだが、らくらくスマートフォン3 F-06Fを使った感想などを書いてみたい。私はスマートフォン初心者なので、他機種との比較はできない。利用目的は、通話、メール、ネットで軽く情報収集といったところである。

インターフェースなど
・画面を指でフリックしてスクロールさせるというのを初めて体験してみたのだが、なかなか使いやすかった。この機種の売りの一つらしいが、画面をタッチすると、「選択」になり、画面をグイッと押すと「決定」となる。誤動作を防ぐことができて、快適である(設定で通常のスマートフォンのようにタッチで「決定」にもできる)
・文字、ボタンが大きく見やすい。画面が大きいので、文字が大きいことによって画面が狭く感じることもない。
・側面に音量調節ボタンと電源ボタン、カメラのシャッターのボタンがあるのだが、電源ボタンは間違って押してしまいそうなので、別の場所にしてほしかった。

スピード
特にストレスを感じない。私が使った重い処理はウェブページ内の動画再生ぐらいなのだが、問題なかった。

アプリ
・「ファミリーページ」というSNSが標準になっており、家族などが自分のページで写真をアップロードすると、それがこちらにも反映されて、スマートフォンのトップページに表示されるという仕組み。それは便利だとおもうが、他にもいろいろなことができすぎて煩わしい。私は離れて住む家族との交流だけで十分なのだが、知らない人と交流したり、ニュースとか読み物があったりする。そういうのはやりたい人だけがネットのサービスを利用すればいいと思う。
なお、このSNSはスマートフォン同士だけでなく、パソコンからも利用可能。

・最低限の機能に絞ってあるとはいえ、私にはアプリが多すぎてうんざりする。「トルカ」とか「おサイフケータイ」とかを老人が使うとも思えないし、オンラインショップの「dマーケット」にいたってはトラップとしか思えない。クラウドでデータのバックアップするような人はこのスマートフォンを買わないと思う。
逆に「拡大鏡」とか「ニュース読み上げ」のようなアプリはどうしてもほしい老人がいるかもしれない。
・画面上に羊がいて、なんちゃらコンシェルジュというらしいが、それに音声で使い方を質問できる。「メールがしたい」などというと、メールの使い方を説明してくれるらしいが、子供だましである。使用上での込み入った事情のトラブルや疑問点にこんな機械が適切に答えてくれるとも思えない。それよりも無料の「らくらくホンセンター」というところに電話をすると、待たせずにオペレーターが親切に教えてくれる。これがありがたい。これこそコンシェルジュの名にふさわしい。このサービスがあれば、老人もなんとかこのスマートフォンを使いこなせるかもしれない。

いらないアプリや機能がバサッとアンインストールできればいいのだが。

構造的な問題
spモードとWIFIという二つの通信モードがあるのだが、この概念を理解するのにけっこう時間がかかった。
spモードというのは、ドコモの携帯電話用の電波を使った通信で、どこでもインターネットが使えるが、通信の制限があり、1ヶ月で200MBまでLTEで快適にネットができる。その上限を超えた場合、追加料金はとられないが、通信速度が大幅に遅くなるらしい。200MBというと、動画を30分ほど観たら、達してしまう量ではないだろうか。一日に720 x 480 程度の写真を2~3枚受信する程度なら大丈夫だろうか。写真の多いウェブサイトを1日1回開くぐらいなら、上限を超えないかもしれない。
WIFIというのは、家庭内の無線ルーターなどの電波を使って通信するもので、外出先ではふつうは使えない。ただしドコモダケのマークのある飲食店などでは無料で使えるらしい。これは上限がないので、使い放題である。ただし、docomo.ne.jpドメインのメール受信などはデフォルトではできず、WIFIでメールを使うには複雑な設定をしなければならない。

200MBという上限は低すぎるのではと思ったが、WIFIを登録すれば、自動で切り替えてくれるので、問題ない。写真や動画などの大きなデータをたくさん使いたいときは、自宅で、またはスターバックスなどに行けばいいのである。

なお、通話にかんしては、ごく一部を除き、どこにかけても無料である。

電池の持ち
派手な使い方をしなければ、完全に充電して2日ぐらいは持つだろう。特に不満はない。これから電池が弱ってくると思うが、それでも1日ぐらいは持つのではないだろうか。充電しっぱなしにすると、寿命を縮めるらしいので、寝る前に充電というのは控えたい。

いくつかの不満
・オートパワーオン/オフがない(目覚まし時計を使うには、夜中でもつけっぱなしにしておかなければならない)
・セキュリティーが厳重すぎてわずらわしい。設定を変えようとするたびにパスワードの入力を求められる。これはオンラインショップなどで買い物ができる機能をつけたことが元凶だろう。しかし音楽や映画をダウンロードして観る老人がどれほどいるだろうか?

【まとめ】
できること
・E-メール(パソコン版、ケータイ版)
・インターネット(PC向けのページは文字が小さく、読みにくい。ページ内の動画再生も可。フェイスブックやツイター、LINEもできるらしい。自宅や飲食店などのWIFIを使えば、無制限に通信できる)
・通話(かけ放題)
・写真・動画撮影
・セキュリティーロック(設定すると、待機状態から復帰するときに暗証番号を求められる)
・ナビ
・無料の電話での相談「らくらくホンセンター」
・アラーム、タイマー、スケジューラー、電卓、辞書(広辞苑と英和・和英中辞典)、ネットラジオ(NHKや民放)、ワンセグ(テレビはネットを使わない)、万歩計、クラウドストレージ(5GB)、フォトアルバム、防水、赤外線通信、ブルートゥース、ボイスレコーダー、乗り換え案内、ドキュメントビューアー

あくまで私の用途での評価だが、

4点/5点中

本体価格が高い。そして通信料が高すぎる(一般的なスマートフォンよりは安いらしいが)。これが一番の不満点である。

そして機能的に十分すぎるのも問題である。その「すぎる」のが問題なのである。インターネットのラジオとか、ワンセグのテレビとか、万歩計とか、そういうのを利用したい老人もいるかもしれないが、私には不要である。私は「通話」「メール」「ネット」「カメラ」という最低限の用途に徹したいので、アプリや機能のアンインストールができればありがたかった。たしかに「アラーム」とか「タイマー」とかはあってもいいが、「辞書」「電卓」「ナビ」というのはネットに繋がるなら、どうしても必要な機能ではない。dマーケットとか、そういう買い物関係のアプリは百害あって一利なしである。こうした「(私にとって)よけいな」機能を省くことができるなら、本体価格ももっと抑えることができ、初心者や老人にも使いやすくなると思う。

いろいろ不満を述べてきたが、買って後悔はしていない。「らくらくホンセンター」という優れたサービスがあるので、合格点である。

 

出会いというのはいつ訪れるかしれない。
数十年ぶりに街中で偶然学生時代の卓球仲間に再会したり、同僚が飲み会に連れてきた伴侶がかつて全日本選手権に出場したことのある上級者だったりするかもしれない。

そんなときにちょっと卓球してみたいけれど、土地勘もなく、どこで卓球ができるかわからない。その人に後日わざわざ出てきてもらい、卓球の相手をしてもらうのも気が引ける。

そんなとき、コンビニで手軽に卓球ができたら…。

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なんなんだ、これは!ファミマが卓球事業に進出!?
全店舗とは言わないが、大きな町に1店ぐらい、こんな店舗があったら、私たちはどれだけ一期一会を大切にできるだろう?

そんなにうまい話はないのだが、おもしろい試みだと思うので、紹介した次第である。

詳細は以下のリンクを参照。

ファミタク
 

とうとう恐れていたことが起こってしまった。

ある記事での、ある読者のコメントに対する私のコメントが、その読者の気に障ったらしく、キレられてしまい、殺伐とした雰囲気になっている。さらにその読者の代理人(か、本人の変名か分からないが)が執拗に私に「謝罪」しろと要求してくるのだ。私も「どうもすみません」と書くぐらいで収まるのなら、別にいくらでも謝るのだが、なんだかそれだけでは済みそうにない。私のコメントに相当頭に来ているようだ。

私はここ数日、その代理人からの非難のコメントに悩まされ、 夜も眠れず、食事も喉を通らないような状態だった。ブログ管理人が一度は通る道なのかもしれない。私のブログの数倍の閲覧者数を誇るぐっちぃ氏のブログはどれほどこの手のコメントに悩まされているのだろう?
代理人は明らかに悪意があり、私が困れば困るほど嬉しいのだろう。下手をすると数ヶ月にわたって嫌がらせのコメントが続くかもしれない。仕事にも支障が出るし、このままでは精神的にまいってしまう。

そこで、ある読者からの勧めもあり、本ブログでコメント承認制を導入することにした。

コメント承認制というのは、読者のコメントがブログに直接反映されず、ブログ管理人の承認を得たものだけが公開されるという仕組みである。よってブログ管理人に批判的なコメントは一切掲載しないという言論統制になりがちなので、できればあまり導入したくなかったのだが、本ブログを、人を傷つけるようなコメントや嘲笑、非難、怒号が渦巻く、匿名掲示板のような救いようのない場にはしたくないと思い、やむなくコメント承認制を導入した次第である。

本ブログは、私の拙い卓球を通じて気づいたことや意見などを発表し、それについて、できれば卓球好きの人たちとの和やかで建設的な議論ができればと思っている。非難の応酬はもちろん、その萌芽でさえも、容認できない。発言者はきちんとあいさつし、大人らしく、淡白な発言が望ましい。口調はデス・マスを用い、安心して読めるブログであってほしい。

以下にコメント承認のガイドラインを記しておく。やや厳しめにチェックするつもりなので、コメントが承認されなかった方にはご寛恕いただきたい。

【公開しないコメント】
・名前のない(あるいは「ななし」のような匿名の)コメント
・根拠なしに人を否定するようなコメント
・非難、中傷を含むコメント
・デス・マスを使わないコメント
・管理人(私)がコメントを返しにくいコメント

最後の「返しにくい」というのは、マナーが悪いわけでもなく、人を傷つけるわけでもない。例えば

「先週練習でこんなことがありました。やっぱり私はまだまだだと思いました。」

といった独り言のようなコメントや、私があまり知らない選手や用具についてのコメント、「おもしろかったです」といった一言での感想等、いろいろな種類のものがあるのだが、それらに対して当り障りのないコメントを書くのは疲れるので、申し訳ないのだが、非公開にさせていただきたい。私への個人的なメッセージとして読ませていただこうと思う。

【追記】 141104
この記事にコメントをくださった方、本当にありがとうございます。
苦しい状況であたたかい言葉が心にしみました。しかし、先方を刺激すると思うので、コメントの公開は控えさせていただきます。

当の読者本人からは相変わらず何もコメントがないのですが、私のコメントだけ言いっぱなしで終わりにするのは後味が悪いので、最後に代理人(?)のコメントを掲載して終わりにしたいと思います。
私はこれ以上、この件で言い合いをして、雰囲気を悪くしたくないので、コメントをもらっても公開しません。

 

私は中国の卓球事情をあまり知らない。全て卓球王国等の日本のメディアからの情報から間接的に知るだけだ。
中国の生の卓球情報が知りたいと思い、中国人の卓球好きの方に聞いてみたら、「捜狐」というサイトで情報を得ていると教えられた。

「捜狐」
http://sports.sohu.com/1/1102/47/subject204254705.shtml
sofu

捜狐というのは、日本で言えばyahoo japanのような総合サイトで、その中の「体育」→「乒乓」というところから中国の卓球情報が得られる。もちろん中国語である。

中国語ではさっぱり分からないのだが、ブラウザGoogle Chromeの翻訳機能を使ってみれば、ある程度は分かるかもしれない。

ゆうヤンシャイ子
6月22日に北京時間は、2014年日本卓球オープンは近くに来た。中国の小さな海の決勝戦は、4-2逆サブホスト星の水谷魔法の勝利に開催されます、馮天薇はチャンピオンを取得し、福原はチームメイト相手との女子ダブルス金メダルを取得する。

機械翻訳のすごい日本語訳に驚かされつつも、なんとか意味をとることができないこともない。
「ゆうヤンシャイ子」「小さな海」というのは、今年のジャパン・オープンで優勝した于子洋選手のことである。

無題

日本ではあの決勝戦の水谷戦はかなり問題になっていた(前記事「忘れられる権利」)が、中国ではあの判定のことは取り上げられていないらしく、非常に好意的に「新たな神童の誕生!」といった報道のされ方だった。「シャイ子」というのは、この于選手がはにかみ屋で奥ゆかしい性格だということらしい。

最近の記事を見ると、注目を集めているのは趙子豪Zhao Zihao選手である。

zhao
うれしいことにペンホルダー

わずか17歳でボル選手に勝利(超級男子13節)し、最近は張継科選手も破り、今年の全国錦標賽大会(毎年行われる中国の全国大会)団体戦で上海チームの優勝に貢献したのだという。
その記事の日本語訳

人民解放軍は山東省チームの3-0スイープに、前回の準決勝では、上海の男子チーム決勝で上海チームを強制的に参加し、オーバーストレート3-2番狂わせの勝利だけ17歳のティーンエイジャ趙Zaihao 張継科は、PLAチームは3-0で勝利を掃引する北京のトップのチームが破って3-2と第一セットで樊振東を含め、資格マローンを、キーポイントを獲得した。

う~ん、先ほどの記事よりも日本語が壊れている…やっぱりこの日本語訳はかなり苦しい。

【まとめ】
Google Chromeの日本語訳で中国の生の卓球事情を知ることはできないかと思ったのだが、現実はそれほど甘くなかった。日常会話程度ならそこそこ翻訳できるかもしれないが、卓球の記事の翻訳は実用性に難がある。「中国の卓球事情がどうしても知りたい」という強い意志と、壊れた日本語と原文との対照をするだけの時間的余裕がなければこの日本語を理解するのは難しいだろう。Chromeの翻訳機能はまだ雰囲気を楽しむ程度にしか進歩していないようだ。これからのさらなる機械翻訳の進歩を望む。




今回の卓球場めぐりは、右京区、嵯峨野高校の近くにある嵯峨野卓球場である。他にも太秦映画村、広隆寺も程近い。

京都はもともと太秦の渡来人の家系である秦氏に与えられた土地であり、平安京遷都以前は、このあたりもかなり栄えていたかと思われる。緑も多く、ちらほら畑も残っており、閑静な町並みが広がっている。

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この右の建物の2階が嵯峨野卓球場である(グーグルのストリートビューより)


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1階部分は駐車場になっており、「松本工業所」という看板が見えることから、もともとは工場だったようだ。3階にはオフィスが入っている。階段を上がって2階に入ると、フロアすべてが卓球場になっている。

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中はこんな感じである。横長にズラッとSANEIの台が10台並んでいる。台の状態も悪くない。

電話で確認してみたところ、「今日は、人がいないかもしれないので、勝手にやって、料金を置いていってほしい」ということだった。日によっては店員さんがおらず、イメージ的には、いなかの野菜の無人販売所のような雰囲気だった。

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おそらくこの会社の社長さんが無類の卓球好きで、地域の卓球人のために工場2階を卓球場に改装してしまったのだろう。これだけの台があれば、大所帯のクラブでも十分に練習できると思われる。近所に住んでいる方なら、とても利用しやすい卓球場である。

お店の人がいなかったので、詳細は不明である。電話で確認してから訪れることをおすすめする。
土曜にクラブの練習があるらしいので、そこで確認すれば、詳細がわかるかもしれない。

アクセス:JR太秦駅から350m
駐車場:あり(4~5台?)
料金:一時間1人400円。
電話:075-861-3027 

その他:多球練習用のネットがある。ボールはそのへんに何個か落ちていた。入り口のカウンターにラケットが置いてあったので、おそらく勝手に使ってもいいと思われる。

今回の卓球場めぐりは金閣寺の近く、もう少し厳密に言うと、平野神社

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の近くにある平野卓球場である(卓球場めぐりを書く経緯については前記事「卓球場めぐり」参照)。 金閣寺まで600m、北野天満宮まで800mほどなので、卓球ついでに名所観光もしやすい。

image (3)
西大路通に面しており、隣はマクドナルドの大きな駐車場

2015012516510000

【2015年3月現在】
料金:1時間(1人)550円
ラケット貸出:あり 50円
ボール貸出:無料
利用時間 10:00~22:00(混み具合によっては早く閉めることもあるとのこと)
台:5台
用具販売:あり(種類は多くない)
電話:075-463-4784(予約可)
定休日:火曜
駐車場:未確認だが、「卓球王国」のサイトによると2台あり 

台はかなり立派な台で、内装も新しくきれいだった。しかし前後左右ともそれほど間隔が空いていないので、カットマンなどには厳しいかもしれない。アット・ホームな雰囲気である。私が利用したのは日曜だったが、あまり混んでいなくて快適だった。隣にマクドナルドがあるので、お腹が減ったらハンバーガーを食べながら、ミーティングというのもいいかもしれない。

常連さんがよく利用しているようで、50代とおぼしき男性が私の隣で練習していたが、非常に上手だった。卓球場が運営?しているクラブがあり、活発に活動しているらしい。その二人はいわゆる昔の卓球で、バシバシとスマッシュを打ち合っているのだが、驚いたことに、それでもかなりラリーが続く。私はスマッシュなんて打たれたら、ほとんど返せないが、ここではスマッシュは2~3回返すのがふつうらしい(カウンタースマッシュとか…)。常連さんたちはかなりの頻度で練習していると思われる。

近くに立命館大学 衣笠キャンパスがあるので、バスでのアクセスがいい。15番、50番、55番、204番、205番、101番、102番、M1番などの京都市バス、「わら天神前」で降りるのが近いと思われる。逆に電車でのアクセスはあまりよくない。京福電車の「北野白梅町」駅から約800mである。

京都産業会館など、アクセスのいい卓球場は予約ができないが、ここは予約ができるのがありがたい。

卓球と全然関係ない話。

昨日、以下のメールがケータイに届いた。
発信元は heart4@i.softbank.jp というアドレスだった。
受け取ってドキッとした。
「訴訟番号」とか「訴訟取下げ」とか「法務大臣の許可を得て」などとものものしい言葉が並んでいる。
「総合情報サイト」というのは利用した覚えがないが、もしかしたらケータイ契約時に1ヶ月だけこのようなサービスを申し込んでいたのかもしれない…などと一瞬思ったのだが、冷静に考えてみると、いろいろ不審な点がある。

まず宛名が書いていない。
法律的なことにはうといので自信がないが、裁判とかそういう場合は「◯◯殿」などと宛名がはじめに明示してあるものではないだろうか。
さらに「訴訟取下げ期限」というのが当日の21時までとなっている。わずか9時間で取り下げるかどうかの判断を迫るというのも怪しい。

債権管理回収業務委託顧問弁護士」などと文書末に書いてあるが、その弁護士の名前もない。
発信元のドメインもiphoneの個人のケータイのようだ。
そもそもこういう重要な要件というのは封書で来るものではないのか。

これが噂の振り込め詐欺か。

こういうのを受け取って若い人は気が動転してリンク先をクリックしてしまったりするんだろうか。

読者の皆さんも気をつけていただきたい(間違ってリンクをクリックしないように文字列を替えてある)。

b121dd550863

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【重要なお知らせ】 

■訴訟番号■  平成27年(コ)第485-5855号 
※訴訟取下げ期日 平成27年6月9日 21時まで※ 


この度、貴殿がご利用された総合情報サイトの未納金、債務不履行により、原告側が裁判所に訴状を、提出した事ご報告いたします。 
このままご連絡なき場合、特別送達による出廷命令が届きますので記載期日に出廷していただきます様、宜しくお願い致します。
出廷拒否されますと原告側の主張が全面的に受理されることとなり、裁判後の措置として執行証書の交付のもと給与差押さえ、及び動産物・不動産の差押さえを執行官の立会いのもと強制執行させて頂きます。

但し、貴殿が退会処理手続きを行う事で滞納金の全額免除にすることが可能となっておりまして、訴訟も退会処理が出来ましたら取り下げを行うとの事です。

訴訟内容及び、訴訟取下げ手続きに関しましては、下記をご確認のうえ、取下げ期日までにご連絡を下さい。

↓未回収料金詳細並びに退会申請はこちら↓
http://resistance046.click/BIN/camp.php?em=oJShnKEuMHOxo2AioJ8hozHhnaN=&key=gk93sc&key=gk93sc&url=v685ucy7546n&nick=guest&rank=286&advcode=haisin2


この少額起訴の他、本通知以降、一度もご連絡がないなど、特に悪質な場合には、身元調査の上、差押処分を必ず行います。


本ページは不正アクセス防止の為、SSLセキュリティで保護されています。

(通知人・債権管理回収業務委託顧問弁護士)

(現債権者・債権管理回収業務委託者)
当社はインターネットコンテンツ事業者・融資企業様より、支払金未納の回収を委託された行政公認法人です。
(法務大臣の許可を得て、信用保証協会の委託に基づき信用保証協会の債権の管理及び回収を行っています。)


本メールは送信専用となっておりますので返信はできません。
 

今年もあと2日。
世間の卓球場の多くは先週末で営業を終えているが、なんと大晦日も営業している卓球場がある。
右京区にある今西卓球センターである。

今朝の記事(「隔生即忘」)で書き納めとしたが、ウズウズががまんできない、どうしても年末に卓球したいという人は訪れてみてはどうだろうか。新年になっても、元旦は休みだが、2日は10時から営業しているという。これは、卓球を本当に愛している人でないとできないことだと思う。こんなすばらしい卓球場があるなんて右京区の人は羨ましい。

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ここは私が訪れた卓球場の中で最高レベルの環境だった。

今西中


普通のビルの1室が卓球場になっている場合、天井が低かったり、前後のスペースが不十分だったりするが、この卓球場は天井も十分高く、前後のスペースも十分である。

【151229現在】
・料金:1人1時間500円(ただし、一般開放の日は500円で打ち放題という場合もある。事前に電話で問い合わせたほうがよい)。マシンも置いてあったので、追加料金で利用させてもらえるかもしれない。
・営業時間:10:00~22:00(日曜の一般開放日などは予約しておかないと、早めに閉めてしまうらしい。電話で問い合わせておくことをおすすめする)
・定休日:なし。この年末年始は、元日は休みとのこと。
・電話:075-882-4899
・卓球台:6台 
・駐車場:7台
・用具販売:あり。2割引とのこと。

・アクセス
 残念ながら電車の便は悪い。
阪急烏丸駅、または地下鉄四条駅からバスで20分ほど。「梅津段町」下車。そこから四条通沿いに西に歩き(ファミマやセブンなどのコンビニがある)、有栖川沿いに北上すれば、徒歩5分とのことである。
市バスの3、28、29、69、71系統 等で行ける。
バス以外にも、四条烏丸から自転車なら走れない距離ではない。
 
梅津というのは太秦広隆寺の南にあり、秦氏の支配下にあったと地と思われる。
京都の旧国名、山城国は、山背国とも表記され、奈良から観て山の後ろという意味である。私は専門家ではないので、知人の受け売りだが、この山背というのはそもそも渡来人の秦氏に与えられた土地だったのだという。その秦氏が拠点としていたこの辺りは京都の中でも古い歴史を持つ。近くに嵯峨野や嵐山、桂川があり、 多くの歴史的事件の舞台ともなっている。

なお、卓球場代表の今西氏の御令息は、同志社大学卓球部のエース、今西健太郎選手とのこと。

 


東京選手権を観るために東京に行ったが、せっかく東京に行くのだから、観るだけではなく、東京で卓球もしたい。

今まで京都の「卓球場めぐり」を数回にわたって掲載したが、今回は東京の卓球場めぐりである。

東京で卓球をしたいけれど、東京に知り合いがいない。お一人様でもOKな卓球場はないだろうか。
いろいろ探してみたところ、「シェークハンズの卓球教室クラブ」が一人でも卓球ができるということが分かった。

東京には不案内だし、シェークハンズにも1度訪れただけなので、情報が間違っている可能性もある。詳細はメールや電話等でご確認いただきたい(利用にあたっては、事前にウェブサイトから予約したほうがいい)。

【2016年3月現在】
・料金:1人2時間2200円(ただし、初回は「体験」扱いで、2000円。個人レッスンは1時間5500円。)。
・マシン:あり。
・シャワー(有料)、更衣室:あり。
・営業時間:16:00~22:00(ただし、土日は14:00~20:00)
・定休日:なし。ただし、土日はイベントが行われることもあるらしく、そのときは利用できるか分からない。
・電話:050-3136-9801
・卓球台:4台 

アクセス:JR水道橋から徒歩5分ほど。他にも地下鉄神保町、JR御茶ノ水からも近いらしい。

三崎町

水道橋駅を出て、三崎町の交差点を左折する。

日大8

そのまま適当に行くと、日大の8号館がある。その向かいがシェークハンズである。

シェークハンズ正面

このビルの1~2階がシェークハンズ。左の白い建物が日大8号館。

道に迷った時は「シェークハンズはどこにありますか?」ではなく、「日大の8号館はどこにありますか?」と聞いたほうがいいだろう。

この卓球場にはTA(トレーニングアシスタント)という学生アルバイト?が常駐しており、一人で行っても相手をしてもらえる。ただし、指導してもらえるわけではないので、「私はどんな練習をすればいいですか?」などと丸投げはできない。あくまでも練習相手なので、自分でやりたい練習を自分で決めて、相手をしてもらうだけである。
たとえば、

「ブロックが苦手なので、ワンコースでドライブを打ってもらえますか」
「フットワークの練習がしたいので、フォアとミドルに2球ずつ振ってもらえますか」
「こちらからのサービスをストップか、フリックしてもらって、そこからオールでお願いします」

といったリクエストをして練習できる。
指導者に自分の卓球を診断してもらい、不具合を指摘してもらうというのもいいが、上手な大学生が自分の好きなように打ってくれるというのも、非常にお得感がある。

室内

奥にいるのは平屋広大氏。シェークハンズの個人レッスン担当である。長身で爽やかなイケメン。物腰も柔らかく、社交的な人だった。どうして上手な卓球選手はイケメンが多いのだろう?個人レッスンは1回1時間5500円ということで、貧乏な私には手が出なかったが、仕事が忙しすぎて金を使う暇がないという方なら、愛する卓球のために週1時間、月に2~3万程度の出費は大したことはないのかもしれない。

シェークハンズの動画のサンプルを観ていると、ふつうの卓球教室のようにたくさんの人に対して平岡義博氏が技術指導をしているものがあるが、



これはおそらく特別講習会のようなもので、毎日やっているわけではないようだ。
私が訪れた時は平屋氏と大学生のTAの2人だけしかいなかった。

「TAと好きなように練習できるのはいいが、自分一人でずっと独占できるわけではないだろう」

と思った方は察しがいい。卓球場を利用する人が自分一人なら、TAとずっと打てるが、他の客も利用する場合は、一人はTA、もう一人はマシンで、10分交替となる。そして利用者が自分を含めて3人なら、一人がTAと打ち、残りの二人は客同士で打つことになる。そのときたまたま居合わせた客が、ムチャ打ちしてミスばかりする客だったら不運だが、逆に上手な人ならラッキーである。そしてその見知らぬ客と意気投合して、連絡先を交換するなんてこともあるかもしれない。

シェークハンズのある千代田区というのは、小綺麗で落ち着いた街である。東京というと、人がウジャウジャいて、気の休まる暇がないというイメージがあったが、それは新宿や池袋といった商業地区で、このあたりは閑静な印象だった。
神田教会

シェークハンズのほど近くにある神田教会

古書店街の神保町に接しており、古書店が多い。

日本書房

学生時代によく訪れた日本書房にも近い

ただ、タバコが吸えないのが不便である。京都ならコンビニの前に灰皿が設置してあることが多いが、こちらでは喫茶店などに入らければ喫煙できないらしい。なお、路上喫煙は罰金2000円である。

シェークハンズは東京のど真ん中という好立地で、しかも「お一人様」でも卓球ができるという非常にありがたい卓球場だった。しかし、こんな地価の高い場所なら、テナント料も30万では足りないだろう。一時間あたり1100円という良心価格でペイするのだろうか?大学生のTAにもアルバイト代を払わなければならないし、どうやって儲けを出しているのか不思議である。

とにかく、東京で卓球をしたいが、相手がいないという人はぜひ訪れてみるといいだろう。こういう一人でも利用できる卓球場がこれからも増えていってほしいものである。


リオ・オリンピックの卓球競技がすべて終了した。
男女ともに悔やまれる点はあったものの、無事メダルを獲得できた。特に男子シングルスの水谷選手の銅メダルと、男子団体の銀メダル獲得はいくら称賛してもしたりないぐらいの素晴らしい成果である。

だが、卓球日本代表の挑戦はこれで終わったわけではない。新たな挑戦はすでに始まっている。

リオ・オリンピックでの卓球競技に対する注目度は今までにないほどのものだった。連日新聞に大きく取り上げられ、女子の日本代表は言うにおよばず、今や、水谷選手の名前はおろか、試合中はノーパンだという一部の卓球ファンしか知らない水谷選手の下半身事情までその辺の一般人がふつうに知っているのだ。

サッカー日本代表が早々と負けたこともあり、日本国民は目が覚めたようだ。

「リオ・オリンピックが始まる前は、サッカー、サッカーって日本中で大騒ぎしていたけど、予選も突破できないサッカー日本代表よりも、メダルを取ってきちっと結果を出した卓球のほうがはるかに観る価値あるんじゃね?」

卓球は確実に日本国民に受け入れられつつある。それには解説と実況の方々やトレーナー、スタッフの方々の後方支援も忘れてはいけない(「卓球“神解説”の宮崎氏…」)。それから男子の卓球をもっと盛り上げるためには、次回の男子の解説はぜひ宮崎氏にお願いしたい。

卓球日本代表の次なるミッションは日本国民に卓球の魅力をアピールし、卓球のイメージ向上、メジャースポーツ化、ひいては卓球選手の引退後のセカンドキャリアの創造である。

卓球は、ダサい、暗い、かっこ悪いというレッテルを貼られて以来、そのイメージをいまだに引きずっている(前記事「卓球の「暗い」イメージ」)。女子日本代表がずいぶんイメージ向上に貢献してくれたが、それでもまだ足りない。男子もそれに続かなければならない。

前記事「世界卓球2016の注目度をデータから振り返る」「世界卓球2016を非卓球人はどう見たか」で一般人の卓球に対する関心の高まりを見たが、本稿でもリオ・オリンピックの注目度をグーグル・トレンドを使って見てみたいと思う。

trend


調査範囲は8/11から8/18の一週間(日本時間)。

青い線が卓球。平均値は15ポイント。
赤い線がテニス。平均値は8ポイント。
黄色い線がサッカー。平均値は4ポイント。
緑の線がバドミントン。平均値は6ポイント。

「卓球」「テニス」「サッカー」「バドミントン」という語がグーグルでどのぐらい検索されたかを示している。詳しくは知らないが、関連語句も含めて、これらの語句がどのぐらい注目されているかが分かるしくみである。

テニスが一時的に非常に検索されているが、この一週間の平均値では卓球が他を圧倒している。まだオリンピックが終わったわけではないが、このオリンピック期間の中盤から終盤にかけて日本を最も盛り上げたのは卓球と言っても過言ではない。いや、もしかしたら全期間を通して卓球が最も注目されたのかもしれない。

卓球の一番大きな山は17日の01:00である。この時間には女子団体の3位決定戦が行われている。
次は18日の09:00である。この時間には男子団体の決勝が行われている。
3番目は15日の11:00である。この時間には女子団体の準決勝が行われている(早朝には男子の準々決勝)。

やはり、女子団体の注目度が高いが、18日の注目度は男子団体に対するものであろう。

テニスの一番大きな山は15日の04:00である。錦織選手の3位決定戦である。
次は14日の01:00。錦織選手の準決勝。
3番目の13日の06:00は錦織選手の準々決勝だろうか?

サッカーはずっと低調で、山らしき山がない。私はこの調査をするまで女子サッカーが行われていたことさえ知らなかった。この注目されなさぶりはどうだろう?外国では注目されているとはいえ、結果を出さなければ、人心は離れていくものなのである(前記事「観るスポーツとしての卓球」)。

バドミントンは15日の21:00が一番高い山である。おそらく高松ペアの準々決勝が影響している。
次は16日の21:00で、奥原・山口両選手の試合と、男子ペアの試合があったためだろう。
3番目は13日の22:00で、バドの各選手の初戦が影響しているのだろう。

バドミントンの日本代表は実力もあり、これからメダルに絡んでくるので、注目度は18・19日が最も高いと思われるが、卓球には及ばないだろう。

次に日本のどの都市で卓球に関する検索がなされたかというと、やはり水谷・伊藤選手の地元、磐田市が圧倒的である。石川佳純選手の地元、山口も強い。しかし、3位の秋田や4位の松江はちょっと意外だった。関西は14位の越前市、18位の福井市がランクインしているが、主要都市ではさっぱりである。

1 磐田市 100
2 山口市 86
3 秋田市 83
4 松江市 82
5 鶴岡市 78
6 弘前市 77
7 高岡市 77
8 周南市 77
9 日立市 77
10 小金井市 76
11 鎌倉市 76
12 山形市 75
13 府中市 75
14 越前市 75
15 青森市 74
16 仙台市 74
17 盛岡市 74
18 福井市 73
19 国分寺市 73
20 米子市 72


「卓球」関連の人気のキーワードのランキングは以下の通りである。

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意外なのは14位と20位の「馬龍」である。日本でも人気が出そうである。
113-2

視聴率のほうはどうかというと、ビデオリサーチ社のデータ(関東地区)をみると、「番組平均世帯視聴率」というのが

11日は卓球女子S、3位決定戦が15.6%でトップ。
12日は卓球男子S、3位決定戦が15.7%でトップ。
13日は卓球女子T、ポーランド戦が17.6%でトップ。
14日は女子マラソンの22.6%には負けたものの、卓球女子T、オーストリア戦が19.1%で2位。
15日は卓球女子T、ドイツ戦が20.6%でトップ。
16日は卓球女子T、シンガポール戦が17.7%でトップ。
17日は卓球の試合がなかったため、バドミントン女子Sの15.4%がトップ。卓球女子T表彰式が10.9%。
18日のデータはまだ出ていない。

16日の3時から、あるいは朝7時からの男子Tドイツ戦の視聴率があまり出ていないのが残念である。男子の団体はのきなみ早朝の3時からだったため、不利ではあるが、女子と比べると、やはり注目度に差があると言わざるをえない。

このデータから卓球はオリンピックの中で最も視聴率がよく、魅力的なコンテンツに成長したと言える。
が、卓球はまだ伸びしろがかなりある。有力な若手がどんどん成長しているので、これからも卓球の人気は安泰だろう。卓球の競技レベルを向上させるとともに、一般人に卓球をアピールし、卓球で飯が食える人をもっと増やさなければならない。さらなる卓球の地位向上が期待される。

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【参考】
以下、NHKのリオ・オリンピック特設サイトのニュースから、卓球、テニス、サッカー、バドミントンのニュースを拾った。)

8/11:福原選手が3位決定戦で敗れる。
8/11:サッカー予選敗退決定(スウェーデンには勝利)
8/11:バド、高松ペア初戦勝利。
8/11:水谷選手、準決勝敗退。
8/11:バド、ミックスダブル初戦勝利。

8/12:テニス、ダニエル太郎3回戦勝利。
8/12:バド、男子ペア初戦勝利。
8/12:錦織選手、準々決勝進出。
8/12:水谷選手、銅メダル獲得。
8/12:バド奥原選手、初戦勝利。
8/12:バド、高松ペア、2勝目。

8/13:バド、男子ペア、2勝目。
8/13:バド、山口茜選手、初戦勝利。
8/13:バド、混合ペア、2勝目。
8/13:卓球女子団体、1勝目(ポーランド戦)。
8/13:サッカー女子、準々決勝敗退。
8/13:サッカー男子、帰国。
8/13:バド、高松ペア、混合ペア、準々決勝進出。

8/14:錦織選手、マレーに敗れる。
8/14:バド、佐々木選手、初戦勝利。
8/14:男子団体、1勝目(ポーランド戦)。
8/14:女子団体、2勝目(オーストリア戦)。
8/14:バド、男子ペア、準々決勝進出。
8/14:バド、山口選手、奥原選手、決勝トーナメント進出。

8/15:バド、佐々木選手予選敗退。
8/15:錦織選手、銅メダル獲得。
8/15:男子団体2勝目(香港戦)。
8/15:バド、ミックスペア、準々決勝敗退。
8/15:テニス、マレー選手が金メダル。
8/15:女子団体準決勝敗退(ドイツ戦)。
8/15:バド、高松ペア準決勝進出。

8/16:バド、男子ペア、準々決勝敗退。
8/16:男子団体、決勝進出(ドイツ戦)。
8/16:バド、奥原選手、山口選手、準々決勝進出。

8/17:バド、高松ペア、決勝進出。
8/17:女子団体、銅メダル獲得(シンガポール戦)。
8/17:サッカー女子、ブラジルが準決勝敗退。
8/17:女子団体、中国が金メダル。
8/17:バド、奥原選手、山口選手を破る。

8/18:サッカー男子、ブラジルとドイツが決勝進出。
8/18:錦織選手、早くも次の大会へ。
8/18:男子団体、中国に敗れ、銀メダル。

卓球が今回のオリンピックで非経験者に受け入れられた理由の一つとして勝敗の分かりやすさがある。

ツイッター等で一般人の意見を見てみると、他にも

・展開が早くて退屈しない、それでいて早い展開の中にも(良い解説があれば)戦略や意図が見えやすい。
・迫力があるにもかかわらず、画面にすべてのプレーが収まる。

といったところが評価が高かった理由だろうか。もちろん日本選手が強いというのが前提である。

私は錦織選手の試合をテレビで見たが、テニスの試合というのはゆっくりしているという印象を持った。2~3球でポイントが決まってしまうことも多く、ポイントとポイントの間にタオルで身体を拭ったりといったプレー以外の時間がけっこうかかり、なかなか試合が進まない。それでかどうか分からないが、テニスは試合時間も1試合あたり2~4時間はかかるものらしい(卓球は1時間ほど)。4時間も観たら、観ている方が疲れてしまう。もしかしたら、テニス観戦というのは集中してずっと観るのではなく、ビール片手に世間話でもしながらワイワイ観るのが正しい観戦法なのかもしれない。また、とんでもないスピードのボールなのだろうが、コート全体を映すロングショットで観ると、あまり迫力がないと感じた。

その一方で、一般人にとって分かりにくいところもあったようだ。以下にネットでよく見かけた卓球についての一般人の疑問に答えてみたいと思う。なお、あくまでも私の見解なので、間違っている可能性もある。その際はコメント欄ででもご指摘いただきたい。

1.卓球は何セットとれば勝ち?
「今、初めて知ったけど、卓球って4セットとったら勝ちなのね」
「卓球って3セットとって勝ちじゃなかったっけ?」

・2000年以前
21点1ゲーム
シングルスの場合は5ゲームマッチ、3ゲーム先取
団体のシングルの場合は 3ゲームマッチ、2ゲーム先取

・2001年以降
11点1ゲーム
シングルスの場合は7ゲームマッチ、4ゲーム先取
団体のシングルの場合は 5ゲームマッチ、3ゲーム先取

1ゲームの点数を少なくすることにより、逆転不可能なぐらい大差がつく退屈なゲームがなくなり、競るゲームが増えた。ちなみに現在の11点制で4-9のように5点差以上ついて(ダブルスコアになって)しまったら、逆転は困難(だが、不可能ではない)。また、試合時間の短縮にもなった(シングルスでいうと、フルセットまでいったとして21x5=105から11x7=77と変わった)。なお、2000年からボールのスピードを抑え、観客に見やすくするためにボールの直径が38mmから40mmに変更された。現在は41mmぐらい。

2.「卓球の男子と女子の差はどのぐらい?」
これは相性によっても違うし、答えにくいが、個人的には女子の世界チャンピオンが男子のベスト16に入るかどうかぐらいだろうか。世界ランキングで言えば、女子の世界チャンピオンは男子の20~30位ぐらい?

たとえば日本のエース、石川佳純選手が日本の男子トップ選手(ナショナルチーム)と戦ったら――オリンピック代表の3名、松平健太選手、大島祐哉選手と戦ったら…石川選手が勝つのは無理だと思われる。ではナショナルチームに準ずる「ナショナルチーム候補選手」ならどうか。森薗政崇選手、吉田雅己選手、岸川聖也選手、上田仁選手…やっぱり無理。男子のインターハイのトップ選手(超高校生級は除く)となら、いい勝負かもしれない。女子の技術が劣るというわけではないが、男子のボールのスピードはかなり速いので、スピードに慣れていないというだけで負けてしまう気がする。女子選手が男子とずっと練習して男子のボールのスピードや威力に慣れていれば、男子にも勝ちやすくなるのではないだろうか。トップの男女選手が対戦するのは見たことがないので、私の見解が妥当かどうか自信がない。

以下は今年行われたエキシビジョンマッチ。中国の男子2軍(3軍?)選手に李暁霞選手(ロンドンオリンピック金メダル、リオオリンピック銀メダル、非常に男性的なプレースタイル)が勝利している。



3.「卓球はどうして中国が強いの?」「卓球ってアジア人が有利なの?」「卓球って年齢層が幅広いな」

欧米でも卓球はレクリエーション的なスポーツだと思われがちで、競技としては人気が低い。一方、中国では、おそらくスポーツで初めて世界チャンピオンを輩出した(1959年)のが卓球だったので、卓球が国技とみなされているらしく、古くから卓球の人気が高い(最近の若者はバスケやサッカーのほうを好むが)。そのため国が重点的に強化している結果、強いのだと思われる。大規模な設備やチームワークがあまり必要ないことも、貧しく、個人主義的な中国人の嗜好に合っている(最近は裕福な中国人も増えてきたが)

アジアのほうが欧米よりも強い、あるいは15歳から50代まで活躍できる理由として

・背が高いと、低いボールを打球しにくい。
・絶対的な筋力だけで相手を圧倒するのが難しい。

ということが考えられる。欧米人が体格的に不利というより、欧米人の体格のアドバンテージがあまりないということだと思われる。それでアジア人、あるいは15歳や30才台の選手でもトップレベルで戦えるのだと思う。
バスケやバレーボールは背の高さが大きなアドバンテージになるが、卓球では背が低いことが逆にアドバンテージになる。ボールを腰あたりで打つのと、胸あたりで打つのを比べると、後者のほうが安定して、早いピッチで打ちやすい。背の高い白人のほうが威力のあるボールが打ちやすいが、卓球の場合は相手のボールの威力を借りて、カウンターするという技術で小柄な選手や年齢の高い選手でも威力のあるボールが打てる。ただし、後ろに下がってしまうと、どうしても体格のいい選手のほうが有利である。

4.「愛ちゃんに比べて、男子の選手はどうして後ろに下がり気味なの?」「プロの卓球って台を9台分ぐらい使ってるよね」

男子の場合、ボールのスピードや威力がすさまじいので、女子選手のように台の近く(前陣)ですべてをさばく時間的余裕がない。また、前陣でフルスイングで強打を打つと、返球されるスピードも速いので、次のボールに間に合わなくなる。2~3メートルぐらい台から離れると、ボールの到達がコンマ何秒遅れるので、すさまじいスピードのボールでもなんとか対応できるし、フルスイングで連打ができる。

5.「卓球ってボールボーイがいないの?」「卓球って自分でボールをとりにいくんだね」
「卓球って戦う相手とウォームアップで打ち合うんだ」


中国の卓球プロリーグでは時間短縮のためにボールボーイがいると聞くが、あまり必要性を感じない。選手は拾いに行きながら戦術を考える時間が作れる。バドミントンのダブルスの試合前のウォームアップでペアの相手(自国選手同士)が反対側のエンドにいって打ち合っているのを見て驚いた。スポーツによって細かい違いがいろいろあるんだと感じた。

6.「日本初のメダルとか言ってるけど、昔日本に世界チャンピオンっていなかったっけ?」

日本は70年代までは強豪国で何人もの世界チャンピオンを輩出している。特に1950年代は荻村伊智朗や田中利明が世界の頂点に立ち、圧倒的な強さを誇った(というかその当時は競争があまり激しくなかった)。その後、60年代から中国が台頭し、日中が競合する時代に入り(荘則棟や李富栄が活躍する頃、日本はすでに中国には勝てなくなっていた)、やがて韓国やスウェーデンも強くなってくるのと反比例して、日本は80年代から低迷が始まり、ここ数年で、ようやく強豪国として返り咲いた。日本は世界選手権(今風の言い方なら、世界卓球)では何度もメダルを獲っているが、オリンピックでは初めて。卓球がオリンピックの種目になったのが1988年なので、日本の低迷期と重なる。

7.「卓球でラブゲームはダメなの?」

もともと中国人が考えだしたマナーだったと思うので、ラブゲームで勝ってもルール上問題ない。私だったらお情けで1点もらうのは逆に屈辱に感じるが、中国人にとってはそれでメンツが立つらしい。中国が圧倒的に強いことから、外国人でも中国のマナーをまねて、ラブゲームになりそうなときはわざと1点献上する選手が多い。

8.「卓球は見ているほうが目が追い付かないのに、どうしてあんなに速いボールを返せるの?」「卓球は反射神経・動体視力が勝負?」「卓球は集中力とか頭使いそう」

反射神経よりも、予測や戦術に長けているから速いボールに対応できると思う。卓球が上手い人は反射神経が特別に発達しているという印象はない。
相手が自由に好きなところに打てないようなボールを送り、相手の打つコースを限定しているからこそ、相手が打球する前に次の準備に移ることができる。例えば、こちらが相手のバックサイドを切るような強打を打てば、相手はストレートに打てず、クロスに、しかも長く打たざるを得ない。

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それを見越して、打球後すぐにクロスで待ち構えているからこそ、人間技とは思えない反応でラリーができるわけである。卓球はボールのスピードが速いとき、相手が打ってから、こちらが動くのでは間に合わない。相手が打つ前に動かなければならない(前記事「本人による解説」)。

どこにボールを送れば、相手が甘い球を返してくるか、ということを考えながらプレーせず、行き当たりばったりで相手が打ったボールを追いかけていては、相手に好きなように打たれてしまう。市井の愛好家のレベルでも、自分がサービスを持った場合は、サービスから5球目ぐらいまではどこにボールがくるか想定しながらプレーしているので、トップ選手ともなると、何手、先を読んでいるか想像もつかない。それだけ頭を酷使するスポーツである。


9.「ボールが台に吸い込まれるように見える」「すごくボールが曲がる」

卓球は反射神経というよりは回転のスポーツである。回転が勝敗を大きく左右する。ボールに強烈な前進回転をかけると、マグヌス効果によって打球したボールが弧線を描き、急激に下に落ちる。これが吸い込まれるように見える理由である。回転をかける方向をややずらし、斜めに回転をかければ、大きく左右に曲がる。

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10.「卓球でガッツポーズはダメ?」

ルール上も、マナー上も問題ない。ただし、相手に向かってガッツポーズを取ると、威嚇しているとみなされてイエローカードをだされることがある。過去に平野早矢香選手が相手に向かってガッツポーズをして注意されたことがある。
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それでほとんどの選手はポイントをとったとき、相手に背を向けてガッツポーズを取る。

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11.「卓球ってブラジルで人気なの?」

日系人の間で卓球が愛好されていると聞く。ブラジルのトップ選手はほとんど日系人である。中には水谷選手に勝ったり(マツモト・カズオ選手)、ドイツのブンデスリーガでプロとしてプレーしている選手(グズターボ・ツボイ選手)もいるので、卓球のレベルは中の上ぐらいである。

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ブルーナ・タカハシ選手

卓球の国際大会には以下のものがある。

・世界選手権(世界卓球):毎年行われる。今年はマレーシアで団体戦が行われた。来年は個人戦が行われる。毎年テレビ東京が地上波で放映してくれる。
・オリンピック
・ワールドツアー:世界各国で行われる国際大会。10ヶ国以上を転戦する。ジャパン・オープンは神戸か横浜で行われる。入場料は2000円ほど。国際卓球連盟のサイトで動画が観られる(itTV)。


今回の卓球場めぐりは、北山に新しくできた天王山卓球スクール(北山店)である(2016年5月オープン)。
この卓球場はこれからかなり流行るのではないかという印象を持った。

天王山卓球場
このビルの2階にある。辺りは閑静な住宅地。

京都の中心にあった便利で手軽な卓球場、京都産業会館の卓球場がなくなってから、卓球をするために郊外に出なければならなくなった。天王山卓球スクールは大徳寺の近くにあるので、街中にあるとは言えないが、地下鉄北大路駅から徒歩12分、堀川通りを通る市バス9系統(非常に本数が多い)の東高縄町バス停から徒歩2分という好立地である。京都の街中から最もアクセスの良い卓球場の一つと言えよう。

室内はこんな感じである。しゃれた内装で、床も十分な弾力があり、お金がかかっている印象である。

天王山室内

以下、2017年1月現在の情報である。

まだできたばかりで利用者が少ないからか、卓球台が4台、かなり余裕をもって置かれている。これから利用者の増加に伴ってもう1台追加されてもおかしくない広さである。

電話:075-366-8334
アクセス:地下鉄烏丸線「北大路」駅 1番出口 徒歩約12分 京都市バス9系統「東高縄町」停留所下車 徒歩約2分
料金:一人、一時間500円(会員割引あり)。夏季はエアコン台100円。
営業日:毎日10時~21時。ただし日曜日は不定休(利用に際しては電話で要確認)
ラケット・シューズ・ピン球貸出:あり。各200円(ピン球は無料)。
予約:可
台数:4台
更衣室:あり

マシン:あり。30分400円(会員割引あり)。高級そうなマシンだった。
駐車場:提携駐車場があるとのことだが、詳細は分からない。

卓球マシン
 
用具販売:あり
ドリンク自販機:あり
その他:近くに大国屋というスーパーがあるので、そこで食べ物などを買うこともできる。 

代表の方は客にいろいろ話しかけてくださる、気さくで社交的な方だった。
立地といい、設備といい、申し分ないすばらしい卓球場だと思う。


チラシは以下の通り。
チラシ


街を歩いていると、お盆にもかかわらず、いろいろな店が開いている。
コンビニやファーストフードなら、それも分かるが、スーパーや蕎麦屋、自転車屋といった店まで通常営業である。お盆ぐらいゆっくりしたほうがいいのではないか、などと余計な心配をしてしまう。

私は休日を利用して鎌倉観光をしてきた。鎌倉は東京駅・新宿駅から一時間ほどで行けるので、関東の実家に帰るついでに気軽に寄れる。卓球には関係がないが、今回は私なりに鎌倉を紹介してみたい。

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無計画に海と鶴岡八幡宮と大仏ぐらい見られたらいいかなと軽い気持ちで訪れたのだが、鎌倉はなかなかいいところだった。鎌倉は京都を小さくしたような感じで、歴史に触れることもできるし、京都市にはない海もある。

鎌倉駅から南に歩いて15分ほどで由比ヶ浜という海水浴場に行くことができる。体力に自身のない人は江ノ電に乗り換えて2駅目の「由比ヶ浜」駅で降りると、比較的近い。江ノ電一日乗車券が600円だったので、あちこち行きたい人は一日乗車券を購入したほうがオトクである。

由比ヶ浜

若い男女が多い。砂浜もまあまあきれいで海らしい海だった。泳ぐ人もいればビーチボールで遊ぶ人もいる。はやくTTXが普及してくれたらなと思う(前記事「アメニティー卓球」)。

TTX

若いっていいなぁ。私もこういうところで学生時代を過ごしたら、いい思い出がたくさん作れたかもしれない。ちなみに飲酒は禁止。ビーチパラソルと浮き輪のレンタルがそれぞれ1300円と1000円だった。喫煙は決められた場所で。無料の更衣室が少ないので、女性は要注意である。

ひとしきり砂浜で遊んだ後は、来た道を戻って北上し、鎌倉駅を通過し、鶴岡八幡宮へ。
八幡宮

♫上るや石のきざはしの 左に高き大銀杏
 問わばや遠き世々の跡

大銀杏はもうない(2010年に倒れたという)。この石段で実朝は暗殺されたのだろうか。

♫七里ヶ浜の磯づたい 稲村ヶ崎名将の
 剣投ぜし古戦場

そこからまた鎌倉駅に戻って、江ノ電に乗って、七里ヶ浜と稲村ヶ崎を訪れたいとも思ったが、この時点で体力的にきつかったので、今回は断念した。新田義貞が神に祈って剣を投げたというあたりも見てみたかったのだが。

ちなみに土産としては鳩サブレーも有名だが、個人的には「クルミッ子」を推したい。八幡宮の近くに本店があるが、駅構内の売店でも売っていた。

くるみっこ

そして最後に大仏を観に行った。

大仏
♫極楽寺坂越え行けば 長谷観音の堂近く
 露坐の大仏おわします

奈良の大仏ほどの迫力はないが、それでも緑の中の大仏というのは風情があった。
極楽寺、長谷寺には行く気力がなく、とりあえず大仏だけを拝んで宿へ。

まず江ノ電に乗って、終点の藤沢へ向かう。
江ノ電
このあたりはアニメ・ピンポンの舞台だった。「辻堂」「片瀬」といった地名も見える。江ノ電から海が望める。

土地勘が全くなかったので、適当に選んだ平塚市の安いホテルに泊まったが、平塚は鎌倉から電車で30分ほどかかり、ちょっと遠かった。次に訪れるときは、大船か藤沢のホテルにしようと思う(鎌倉のホテルは高い)。

体育館で卓球も楽しいが、ときには異性を誘って太陽のもとで海水浴でもしたら、いい気分転換にもなり、夏らしい思い出が作れるかもしれない。

これまでは ttcountenance 、janus770 、MrTheportal 、ttlondon2012といった動画チャンネルが国際レベルの試合を高画質で提供してくれていたのだが、最近、youtubeの卓球動画を見ていると、日本発の卓球動画チャンネルが注意を引く。

たとえば、ばしこ氏のチャンネルである。



この全日本名場面集は画質がいいだけでなく、BGMや上質な編集が施されており、とても見やすい。編集はちょっとプロっぽい感じである。制作にかなりの時間を費やしたものと思われる。しかし単に美しいだけでなく、試合内容についてのコメントが付されており、ドラマがある。単にプレー動画を見るよりも楽しめるものとなっている(いわば「解説付き動画」である)。こういう試みは今までの動画にはほとんど見られなかった。卓球王国のDVD「ザ・ファイナル」の簡易版――いや、試合のかけひきについてのコメントがある点はザ・ファイナルよりも楽しめる。このクオリティーで日々アップされる無数の卓球動画を編集することは時間的に不可能なので、この「全日本」のようなまとめ動画を定期的に作成していただけるとありがたい。現在、お行儀の悪いコメントに悩まされている(悩まされていない人も少ないだろうが)ようだが、ぜひこのクオリティーでがんばってほしい。

そしてgambare kattoman氏のチャンネルである。こちらは従来の動画チャンネルに近いが、なにしろ量が多い。日本のトップ選手の動画を中心に毎日のように新しい動画をアップしてくれている。これだけアップロードをするためには、一日中PCの前に張り付いていなければならないのではないだろうか(生活あるいは学業のほうは大丈夫だろうか…)。量が多いため、編集は最低限だが、その努力には頭が下がる。あまり無理をせずに末永くがんばってほしいものである。



そしてRallysのチャンネルである。
ずいぶんクオリティーの高い動画を量産していると思ったら、個人ではなく、法人のチャンネルだった。しかも立派なウェブサイトまである。
cover page

https://rallys.online/

これは明らかにプロの所業である。
卓球動画を編集し、ウェブサイトで解説しているのみならず、女性モデルの卓球チームを作ったり、企業を訪れてインタビューしたり、卓球大会を開催したりと、力の入れようが違う。バックに大きな組織がついているようだ。

【ラリーズ・テレビガイド】今週の卓球関連番組

という記事もあり、卓球王国のサイトのようにテレビ番組の紹介もある。

もしかしたらこれらの記事は読み物としては卓球王国のサイトよりも楽しめるかもしれない。いつのまにこんな動きがあったのか。

試合動画の解説は、こんな感じである。


【今日の1試合】誰もが惚れる15歳 長崎美柚(ミユウ)のボールタッチ
試合情報
大会名:2017東京卓球選手権 女子シングルス 3回戦
選手名:長﨑美柚(JOCエリートアカデミー)vs大野順子(朝日大)
大会種別:個人戦、シングルス、国内
試合結果:長崎3-2大野

この記事で長崎選手のプレーを紹介している。私は長﨑美柚選手のプレーを初めて?みたのだが、のびのびしていて、ボールが走っていた。う~ん、たしかに「誰もが惚れる」のかもしれない。
おそらく私はこれまでに長崎選手のプレーをみたことがあるはずだ。しかし、解説も何もなかったので、全く記憶に残っていなかった。このRallysで解説付きで改めて長崎選手の動画を観て、ようやく長崎選手のプレーというものを認識することができた。やはり解説がある動画は印象が全く異なるものだ(ちなみに書誌データならぬ試合情報も記されているは地味にありがたい)

Rallysの登場は、これまで日本のWEB卓球メディアをリードしてきた卓球王国卓レポ、あるいはWRMシェークハンズに代表される指導動画の業界に一石を投じる事件だと思われる(もしかしたらシェークハンズとは何か関係があるかもしれない)

卓球動画をめぐる事情は私のあずかり知らぬところでずいぶん進んでいたんだなぁ。それも日本がリードしているというのがうれしいではないか。これからは卓球動画をもっと楽しめそうだ。


またまた卓球とは関係ない記事である。
7月にアマゾンでセールがあり、キンドルというタブレットが6000円だったので思い切って購入してみた。
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ipadなどのタブレットは、安くても3~4万はするようだ。それがたったの6000円である。
テナジーが8千円近くするのと同じぐらい異常な価格である。これを買わない手はない。

というのは、私はスマートフォンを持っていないので、朝起きて、ちょっとニュースや電車の運行状況を確認したいなら、わざわざPCを立ち上げなければならない。これがけっこう煩わしい。せっかくPCを立ち上げても、ニュースなどを確認して、またすぐシャットダウンというのでは非効率的である。
そうではなく、タブレットを開いて瞬時にニュースや天気予報を確認できるなら、非常に楽だし早い。こういう理由でタブレット購入に踏み切ったわけである。

※ふつうに購入すると、12000円ほどになってしまうので、アマゾン・プライムの30日無料体験を申し込み、プライム会員になる。そうすると、時期によっては半額近い値段で購入できる(プライム正会員になるつもりがなければ、アマゾンのウェブサイトの「アカウント」で30日後に自動的に会員になるというチェックを外しておく)

結論から言うと、私の必要としていた機能は十分備わっており、たいへん満足している。朝、起きて天気やニュースを確認するのにPCを立ち上げる必要がなくなった。それ以外にも多くの機能が備わっているので、それらを紹介したい。

まずはハードウェアから。

H1.画面サイズ
1280x800ピクセルなので、youtubeの720Pの映像も普通に見られるし、ノートPCのような感覚で通常のウェブページも閲覧可能である。

H2.音声
ステレオスピーカーがついている。テーブルの上においてちょっと音楽を聴くといったこともできる。
ハード的な音量ボタンが側面についている。簡単なマイクもある。もちろんイヤフォンジャックもある。

H3.重さ
しっかりした重さがある。重さは369gとあるから、缶ビール1本ぐらいの重さだろうか。

H4.SDカードスロット
内蔵メモリは標準で16GBだが、SDカード(私は32GBを挿している)を使ってデータを外部に保存できる。プライム会員なら、ネット上にデータを5GBアップロード(クラウド・ストレージ)もできる。

H5.カメラ
両面にあるが、静止画はたしか800Pしかないので、それほど高画質ではない(というか、いまや低画質か)。私はスナップ写真程度しか撮らないので不足はない。動画なども撮ることができるが、手ぶれ補正などの機能はない?ので、歩きながらの撮影はやめたほうがいい。

H6.USBスロット
ケータイの充電などに使う一般的なUSBケーブルが挿せる。それで充電ももちろんできる。

H7.処理速度
ウェブサイトをいろいろ閲覧したが、処理速度は特に気にならなかった。電子漫画の閲覧もストレスなくページをめくれる。私は以前ソニーのReader(PRS-T2)という電子書籍リーダーを使っていた。自炊したPDFを読む(当時のKindleは読めないと言われていた)ために購入したのだが、ページをめくるのが遅すぎてストレスがたまるので、使うのをやめてしまった。それと比べると、最新のKindle(7世代)はPDFもストレスなく読める(ただしファイラーなどのアプリをインストールしないとたぶん読めない)。

H8.wifi接続
最近はacというより速い規格があるらしいが、昔ながらのgやnしか使えない。が、特に不便はない。
ケータイのようにどこにいてもネットが使えるわけでなく、出先ではフリーWifiのお世話にならなければならない。私は出先で使うことはあまりないので、駅のフリーwifiが利用できれば、あまり不便を感じない。

H9.GPS
ついていないので、詳細な位置情報を使ったアプリは使用できないと思われる。

H10.バッテリー
私はそんなに頻繁に使っていないと思うが、一日合計2~3時間ほど使っているかもしれない。それで2~3日はバッテリーが持つ感じ(まだ切らせたことがない)だ。

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次にソフトウェア的な部分についてである。

S1.アプリ
kindleのOSはAndroidベースとはいうものの、独自OSらしいので、通常のアプリは使えない。アマゾンのアプリストアで提供されているものだけである(裏技もあるらしいが)。Google Playというところ?と比べると、アプリの選択肢は極端に少ないらしい。LINEというみんなが使っているアプリを使おうと思ったら、Amazonのアプリストアでは扱っていなかった。しかし、私はタブレットでなんでもしようと思っているわけではないので、特に不満はない。
基本的な操作などはおそらくAndroidに準ずるのだろう。

ブラウザは標準搭載のsilkというブラウザを使っている。youtubeなども問題なく見られる。ちなみに拙ブログも見てみたが、PC版と比べてずいぶん地味に感じた。ケータイ版のデザインを変更したほうがいいかもしれない。
ツイッターのアプリを入れて、最新の卓球情報などを見たりできる。
MX-Playerというメディアプレイヤーのようなアプリをインストールしたので、MP3やMP4をPCからコピーすれば、ふつうに再生できる。
File Commanderというファイラーもインストールしたので、SDカードに入れたPDFファイルも読める。
MS-WORDのファイルも読めることは読めるが、再現性はあまり高くない。

S2.Amazonのウェブサイトとの連携
プライム会員なら、無料でビデオや音楽が聴ける。選択肢はそれほど多くはないが、月額400円弱ということを考えると、十分な選択肢である。ダウンロードしておけば、オフラインでも視聴できるので、暇つぶしには重宝するだろう。
またプライム会員なら月に1冊本が借りられるらしいが、選択肢は非常に限られている。私は読みたい本がなかったので利用していない。『卓球王国』を借りられたらなぁ。
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以上、簡単なレポートだったが、おすすめの使い方は自宅のPCの補完としてのウェブサイト閲覧、動画鑑賞、メールチェックなどである。また、職場や学校でwifiが使えるなら、出先での使用も便利である。MP4動画も撮れるので、自分のプレーを録画するというのもよさそうだ(長時間は難しいと思われる)。しかし、移動中の使用には適さない。

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Kindle Fire HDを1ヶ月ほど使用したある日、自宅で急にwifiの電波を検出できなくなってしまった。自宅の他のPC等ではたくさんの電波を検出しているのに、Kindleでは一つも見つからないのである。機内モードをオン・オフしてみたり、wifiの電源を切ってみたり、再起動してみたり、果ては再セットアップ(工場出荷状態に戻す)までやってみたが、どうしても電波が検出できない。

アマゾン・カスタマーサービスに連絡し、チャットで症状を訴え、担当者とやりとりした結果、ハードウェア的な故障の可能性があるということで、同等品に交換してくれた(新品ではなかったかもしれないが、問題なく使えている)。

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【つけたり】マンガ『少年ラケット』について

アマゾンの電子書籍で『少年ラケット』の1巻が無料だったので、ダウンロードしてKindleで読んでみた。非常におもしろかった。

あまりにも面白かったので、思わず最新巻の11巻まで購入してしまった。というのは、アマゾンで『少年ラケット』を購入したら、ポイントがついていて、1冊あたり実質半額の220円ほどで購入できたからなのだ。

このマンガは今まで私が読んだ卓球漫画の中で最もリアリティーがあり、納得できるストーリーだった。
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リアリティーとは何か。

たとえば「ピンポン The Animation」というアニメを観たことがあるが、魅力的なキャラがたくさんいて、非常に良質のアニメだった、とはいうものの、卓球の競技としてのリアリティーの点では疑問を感じる点もあった。たとえば主人公がコネでエリートアカデミー?っぽい環境での練習に参加させてもらったり、用具をカーボンラケットに変え、今まで使わなかった裏面を使うようになったら、急に全国トップレベルの選手になったりと、そのへんの展開にはあまりリアリティーが感じられない。

『少年ラケット』も、登場人物の技術的な成長が早すぎるという不自然さはあるのだが、ストーリーは念入りに計算されており、技術解説も詳しく、卓球の勉強にさえなる。著者はどのような人なのだろう?ただ者ではあるまい。

卓球のような繊細でスピーディーなスポーツを漫画で表現するというのは非常に難しいことである。県大会出場選手と全国トップ選手のプレーの違いを漫画で描き分けることは難しい。たとえば戻りの早さ一つとっても、それを漫画で描こうとすれば、おそろしく煩雑で冗長な表現になってしまうだろう。『少年ラケット』ではボールの威力や必殺技といったスポーツ漫画によくある描き方ではなく、戦術的な側面から試合の駆け引きを描いている場合が多い。

『少年ラケット』は卓球経験者の鑑賞にたえる名作になる可能性を十分備えている。それだけにとどまらず、この漫画は単に経験者が読んでおもしろいという以上に大きな意味を持っている。というのは昭和の少年たちが『巨人の星』やら『ドカベン』やらで野球に夢を託し、『キャプテン翼』でサッカーに夢を託したように、21世紀の少年少女は『少年ラケット』で卓球に夢を託すことになるかもしれないからである。
卓球のスポーツとしてのかっこよさ、アツさを子供たちに伝えるには良質の漫画が一番である。が、これまで少年少女に卓球へのアツい夢を与えてくれる漫画はなかった(と思う)。『稲中卓球部』では少年少女は卓球に夢を託せないのである(この漫画も名作であるらしいが)

「子供の頃、『少年ラケット』に憧れて卓球を始めました。」

などと言う卓球選手が将来現れるかもしれない。そう考えると、このマンガが成功裡に完結するかどうかは、卓球界の将来にも関わってくると言える。

【付記】
卓球漫画で思い出したが、若い頃『白球を叩け』という漫画を読んでおもしろかった印象がある。今読んだらどうだろうか。
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ブログ管理画面を見ると、この投稿が600本目になるという。

2012年になんとなく始めたブログだが、5年以上続いている。一年あたり100本強の投稿をしていることになる。一年が52週だから、週に2本程度の投稿になろうか。飽きっぽい私にしてはよく続いたと思う。

改めて言うが、拙ブログでは卓球についての意味のある情報を発信したいと思っている(それが成功しているかどうかは怪しいが)。意味のないおしゃべりはできるだけしないようにしている。コメントもおしゃべり的なコメントは公開しないことにしている。

しかし、このように肩ひじ張ってブログを書いていると、それが空回りしてしまうこともある。前記事「卓球で一番大切なこと」などは、「基本」とは何かということをまじめに考えてみたのだが、多くの読者にとってはうんざりだったかもしれない。無味乾燥で長いし、結論は明快ではないし(私なりに解答を示したつもりだが)…。

ブログというものは、もしかしたらもっとリラックスしておしゃべりなども書いたほういいのだろうか。

「これは!」

とか

「最近読んだ本」

みたいな記事を、まじめな記事の間に挟んだ方がいいのだろうか…。

というわけで、今回はどうでもいいおしゃべりなどをしてみたい。

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Kindleで『ぼくたちに、もうモノは必要ない。―― 断捨離からミニマリストへ――』という本が無料だったので読んでみた。
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なかなかおもしろかった。

以前、「モノを手放したら不安が消えた」という記事を読んで共感し、そういう下地ができていたのだろう。私はこういうモノがない生活にあこがれるようになってきた。

何かを所有すると、それに時間も場所も取られてしまう。その結果、しがらみが増え、神経も消耗してしまう。

車を持っていた頃はその維持のために多くの時間と金を費やしていた気がする。
休みの日に洗車とか、駐車場代に毎月2~3万もかけていたり。その割に車を使うのは月に2~3回程度。持っているのに使わないと損な気がするから無理に車を使ったりもしたが、結局手放してしまった。

オーディオに凝っていた時期もあって、10万円以上するアンプを買ったり、CDをたくさん買ったりしていたが、今はもうゆっくり音楽を聴きたいという気にならない。音楽がない時間のほうを楽しみたいと思うようになった。オーディオは手放し、CDも処分処分!

そういえばカメラにも少し凝ったことがある。といってもフィルム式のカメラの時代だ。そうそう『彼女とカメラと彼女の季節』というマンガの1巻を読んでみたがおもしろかった。Kindle向けの無料お試しマンガを最近よく読む。

電子書籍は場所を取らなくていいが、読みもしないのにうちには本がたくさんある。岩波古典文学大系なんて100冊近くあって本棚をガッツリ占有しているが、これから絶対読まないだろうと思う。たとえ読む必要が出てきたとしても、図書館で借りればいいだけのことだ。処分処分!

ブックオフに宅本便というサービスがあって、事前にネットで予約して、段ボールに本とCDを詰めて、10箱ぐらい引き取ってもらった。たいてい古い本だったので、値段はつかないものが多かったが、本棚に入りきらずに床に積んであった本がなくなって少しせいせいした。

衣類もたまる一方だ。20年以上前の服がいつまでもクローゼットにかかっている。まだ十分着られるが、こんなにたくさんあっても場所を取るばかりだ。ゴミ袋いっぱいに捨ててみた。

少し空間が増えた。なんだか落ち着く。いろいろなことを考える余裕が出てくる。この調子でどんどんモノを捨てていけば、ミニマリストになれるかもしれない。

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モノがあると、いろいろなことに気を回さなければならなくなる。

「このジャケットに合うズボンがないなぁ。今度ユニクロに行ってズボンを探してみようかな」

とか、モノはそれ自体で完結せずに次々とモノを呼び寄せる。卓球人なら分かるだろう。

新しいラケットを買ってしまったら、それに合うラバーをいろいろ貼ってしまうのと同じ心理である。

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『卓球王国』で取り上げられたスティガのアークティックウッド。見た目が好みなので、一瞬欲しくなった。

そしてモノを呼び寄せるだけでなく、情報も欲しくなってくる。こういうことが重なって自分の時間が奪われていく。


自分で自分を整えられる暮らしのサイズって決まっていると思うようになったんです。暮らしを大きくすればするほど、自分ではコントロールできないものが増えてしまう。」

私の「暮らしのサイズ」を考えてみると、ラケットは2本…いや3本だな(まだ覚悟が足りない)。本やら衣類やら、いろいろなものは捨てられるのだが、卓球用具だけは別腹である。

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ジャケットで思い出したが、海外のバタフライでAvio jacketという商品が売っていて、どうしても欲しくなってしまった。
avio jacket

袖に「人生卓球」と刺繍?してあるのもかっこいい。
海外から取り寄せるとなると、かなり送料もかかるのだろうか。
いろいろ調べてみると、どうやらバタフライの製品を他国へ持ち出すことはキツイご法度らしく、日本にいては購入できないことが分かった。残念な気持ちもあるが、ミニマリスト志向の観点からはよかったのかもしれない。

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最近、北朝鮮の話題がかまびすしいが、あれは完全放置が正解なのではないだろうか。
いくら北朝鮮でもまさか理由もなく一方的に攻撃してくることはないだろうから、徹底的に無視するのが北朝鮮にしてみれば、最も困ることなんじゃないだろうか。

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お、だんだんとりとめがなくなってきたぞ。

そういえば、年を取ると、本を読むのが早くなるかと思ったら、逆にだんだん遅くなっている気がする。というのは若いころは何も考えず通り過ぎていた箇所でも、芋づる式にいろいろなことを思い出して思考の寄り道をしてしまうからだ。情報も情報を呼び寄せるのだ。以前なら2~3日で読めた
文庫本や新書1冊が、最近は倍ぐらい時間がかかるようになった。これじゃ効率が悪すぎる。

そこで思いついた。

本をまるまる1冊読まなくても、書評ブログなどを読めばいいのではないか。10分ほどで1冊読める(読んだ気になれる)。たとえば、「
とてつもなく変態で、ありえないほど文章がうまい」。

本を買わなくてもいいし、時間も節約できる。卓球でいえば、ITTFのハイライト動画みたいなものだ。


オーストラリア・オープンでの張薔Zhang Qiang選手の試合。中ペンで美人で強い。

うん、これから私はこういう読書をしよう。

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今回はとりとめもないおしゃべりなので、ここで唐突に終わることにする。

いかがだっただろうか。
卓球に関係ないおしゃべりを試みてみたのだが、どうしても卓球にひきつけて考えてしまう悪い癖があるようだ。オン・オフをもっと切り替えられるようにならないとなぁ。

あと女性の読者も楽しめるようにたまには食レポとか旅行の記事も書いてみようかな。

週末の日曜日は京都の三大祭り「時代まつり」の日。

葵祭、祇園祭と比べると、歴史的にも知名度的にも大きく劣りますが、私は以前、時代まつりに「随身」として参加したことがあるので、この祭りに少し思い入れがあります。

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ちなみに馬に乗る役(名のない公卿)もできたのですが、100万ほどの寄付が要るという噂を聞いて辞退しました。坂本龍馬とか、巴御前とかを演じている方は、どんな方なんでしょうね(笑)。

明治維新から時代をさかのぼり、延暦時代までの仮装をした人たちがパレードするというお祭りです。歴史上の人物に興味があって、当時の服装などを知りたい人なら楽しめると思います。

ちなみに足利尊氏は逆賊ということで、このパレードには登場しなかったのですが、近年、登場することになりました。歴史観が変わったからというより、やっぱり足利市が経済的にがんばったからのようです。

服装や武具、装飾品などをできるだけ当時のままに再現しているためにお金がかかるそうです。

京都御所を出発し、平安神宮がゴールです。見学するなら途中の丸太町通りや御池通りのあたりや、ゴールの少し手前のほうが見物人が少なくていいかもです。

桓武天皇が平安京に遷都したと伝えられる10/22に行われます。

明治時代半ばから始まった、歴史の浅いお祭りです。

【付記】
私はまだ行ったことがありませんが、同日夜に行われる「鞍馬の火祭り」のほうが評判がいいようです。

今週、京都市に日本リーグがやってくる。

日本リーグ_ページ_1

阪急電車の烏丸駅(地下鉄なら四条駅)から西京極駅下車。190円。歩く時間も含めて20~30分ほど。
京都駅からなら、市バス「西京極運動公園前」下車。230円。歩く時間も含めて40~50分ほど。

11/15(水)~17(金)までは無料。
11/18(土)と最終日19(日)は有料。コンビニのチケットで前日まで前売り券が購入可能らしい。当日券は1600円。コンビニで前売り券を購入すれば、1000円+手数料100円ほどだと思う(実際に買ってはいないので、間違っているかもしれない)
平日に行きたいが、17時ぐらいで終わってしまうとなると、学校や仕事のない人しか行けない。21時ぐらいまでやってくれればありがたいのだが。

タイムテーブルをみると、以下のようになっている。
(水)16:00~17:30ごろ?
(木)10:00~17:30ごろ?
(金)9:30~18:00ごろ?
(土)9:30~18:00ごろ?
(日)10:00~11:00ごろ? 13:30から30分ほど「ファンサービス」というのがあるようだ。

終わる時間はあいまいである。試合の進行状況によって早く終わったり、遅くなったりするのだろう。
有料にもかかわらず、日曜の試合が1時間ほどで終わってしまうのは残念である。

大阪にはよく来ているのだが、京都市に日本リーグが来たという話は聞いたことがない。以前に来ていたとしても、おそらく何年も前のことだろう。アクセスは悪くない。料金もリーズナブルだ。しかしなかなか私の都合と合わない。

最近、ネットでワールドツアーやT2などの多くの国際大会を観ることができる。卓球の試合は、もうおなかいっぱいだという人も少なくないだろう。しかし、画面越しに見るのと、生で見るのではやはり違うと思う。生でないと気づかないこともたくさんあるはずだ。

ちなみに他競技の料金と比較してみる(全て前売り)と、

【バスケ】京都ハンナリーズ対島根スサノオマジック 2017-18 B1リーグ戦
2017/12/9(土)
18:05 開演 ( 14:30 開場 )
会場:ハンナリーズアリーナ (京都府)
2000円~4500円

【バレーボール】
2017/18 V・プレミアリーグ女子 尼崎大会
〈久光製薬スプリングス-トヨタ車体クインシーズ 〉/〈JTマーヴェラス-上尾メディックス 〉
2017/12/3(日)
13:00 開演 ( 11:00 開場 )
会場:ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園) (兵庫県)
1800円~3500円

【サッカー】ヴィッセル神戸対サンフレッチェ広島 明治安田生命J1リーグ
2017/11/18(土)
14:00 開演 ( 12:00 開場 )
会場:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (兵庫県)
2200円~6300円

【相撲】
平成二十九年冬巡業 大相撲北九州場所
2017/12/11(月)
08:00 開演 
会場:北九州市立総合体育館 (福岡県)
2000円~14000円

コンサート等と比較してみると、
【ロック】
 会場:ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール) (兵庫県)
BUMP OF CHICKEN 
立見ブロック指定 8,640円
スタンド座席指定 8,640円

2017/12/9(土)
18:00 開演 ( 16:00 開場 )
会場:東京ドーム (東京都)
THE YELLOW MONKEY
指定席 9,720円

【クラシック】
2018/2/10(土)
18:00 開演 ( 17:00 開場 )
会場:NHKホール (東京都)
マーラー(交響曲第7番ホ短調「夜の歌」) [指揮]パーヴォ・ヤルヴィ 1500円~8,800円

【演劇】
地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15
「ZEROTOPIA」【東京公演】
2018年4月9日 (月) ~ 5月22日 (火)
TBS赤坂ACTシアター
チケット料金:S席 ¥12,000 / A席 ¥9,500 / B席 ¥8,500(全席指定・税込)

「近松心中物語」
2018/1/10(水)
18:30 開演 ( 18:00 開場 )
会場:新国立劇場 中劇場 (東京都)
[作]秋元松代 [演出]いのうえひでのり [出演]堤真一 / 宮沢りえ / 池田成志 / 小池栄子 / 市川猿弥 / 立石涼子 / 小野武彦 / 銀粉蝶 / 他
SS席 10,500円
S席 9,500円
A席 7,000円
B席 5,500円

一流の文化を生で楽しむのはお金がかかるものだ。その中にあって卓球のお得さは際立っている。


今日(7日)から東京方面へ出かけます。
コメントへの返信などはしばらくできませんので、ご了承ください。
何か有意義な経験ができたら、みなさんにご報告したいと思います。
お楽しみに。
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帰ってきました!帰省ラッシュの真っただ中に。

宝の山に入りて、手を空しくして帰ることなかれ

と、昔の偉い人は言った。
だが、私はまさに手をむなしくして帰京することになってしまったのだった。

はたらく細胞

東京…どこにいっても人だらけ。駅には次から次へと人が流れてこんできて、みんな早歩きで歩いている気がする。片時も心が落ち着かない。

しかし、その人の多さが東京の魅力というのも分かっている。地方ではめったにない有名人との出会いがあちこちにある。観光名所には乏しいが、有名な卓球教室や卓球ショップはたくさんある。

私が訪れてみたいところは、まず


だった。なぜかというと、卓球教室(とは言えないかもしれないが)の新しい形なので、どんなところかこの目で確かめてみたかったのだ。24時間使い放題で月8300円。これを高いと考えるか安いと考えるかは微妙な所である。月に2~3回飲み会に行くような人にとっては高くはないだろう。こういうタイプの店はいずれ他の地域にも出てくるのではないか。卓球はやりたいけれど、相手がいないとか、忙しいという人にはもってこいである。私は常々女性のフィットネスクラブ「カーブス」に注目していたのである。カーブスのように中高年が毎日手軽に身体を動かす(ボールに触れる)ことができる環境がこれからは求められるのではないか。山手線の大塚駅から徒歩2分という立地の良さもすばらしい。個人的には1日に何度も来る人は少ないだろうから、1日の利用時間を2時間ぐらいに制限し、その代わり利用料を下げてくれたらなぁと思う。

ウェブサイトで、利用の条件をいろいろ調べてみたのだが、ビジターという資格で一日体験するのに4000円弱かかるというのは、ちょっと高すぎる。先週はちょうどキャンペーン期間ということで一日体験が1500円強になっていたのだが、支払いがネットでのクレジットカードのみ(私はスマートフォンでのネット環境がない)なので、残念ながら利用を断念した。

次に有名な卓球教室を訪れて、個人レッスンを受けてみようと思った。
有名な卓球教室…卓球三昧とか、タクティブとか、Liliとか、礼武とか。他にも岸川聖也卓球スクールとか、YOYO卓球とか、ゼオスとか、中国卓球とか。シェークハンズは以前訪れたことがあるので、他の教室にしよう。しかし、この中でなじみがあるのは、Lili卓球スタジオだけである。なじみがあるといっても、youtubeの動画をよく見るので、私が一方的に知っているというだけである。その中で村田コーチとか、櫻井コーチとか、そういう人たちはどんな人柄かイメージできる。他人のような気がしない。他の教室のコーチはどんな人がいるのかイメージできないので、二の足を踏んでしまう。こう考えると、youtubeの動画等でコーチが顔を売っておくというのは、卓球教室経営において大きな意味があるのかなと思う。

ホテルの無料Wi-Fiで予約を確認してみたところ、けっこう埋まっている。私の都合のいい時間帯は全部予約が埋まっているではないか。村田コーチの個人レッスンは1時間、7000円である。この値段にして予約がひっきりなしというのはどういうことだ?人気コーチのレッスンを受けるには最低でも1週間前から予約しておかないとレッスンが受けられないらしい。

どうしよう?せっかく東京まで来たのに有意義な経験が何もできないなんて。

そうだ! Liliの動画でMI青春卓球CLUBという教室の伴コーチという人が紹介されていて、その人の裏面バックハンドがすごい迫力だったので、実物を拝んでみたいと思っていたのだった。



残された時間は限られている。MIへ電話で問い合わせてみる。が、当日のレッスンはすべて埋まっているとのこと。残念。私が東京に滞在できる時間はもうわずかである。個人レッスンはあきらめるしかない。

個人レッスンなんてかなり高額なので、そうそう受ける人はいないと思っていたのだが、さすが東京である。個人レッスン花盛りである。東京で有意義な経験をしたいと思ったら、行き当たりばったりではなく、事前に計画を立てて、予約などをしておくことをおすすめする。



今回は卓球に関係ないお話。うちのPC環境整備の実践報告である。広い世の中にはこんな情報を必要とする人もいるかと思い、書かずもがなのことを書いてみる。
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うちのデスクトップパソコンはDELLのVOSTRO3250という機種らしい。たぶん2016年ごろに買ったと思うが、よく覚えていない。スペックは第 6 世代インテル Core i5 で、500GBのHDDを積んでいるだけである。グラフィックボードとかはついていなかったと思う。

最近このPCの立ち上がりが異様に遅いのである。HDDの容量は半分ほど残っているし、メモリも8GBあるのだが、ウィンドウズ10がなかなか立ち上がらない。Core i5でメモリ8GBといえば、悪くないスペックだと思うのだが、なぜか電源を入れてから10分以上HDDがアクセスしっぱなしである。ひどい時には20分ぐらいアクセスランプが点きっぱなしで、「こんなにHDDを酷使したら、いずれ故障してしまうのではないか」と心配になってくる。タスクマネージャー(CTRL+ALT+DEL)を立ち上げ、どんな状況か確かめてみた。

CPUやメモリの使用率は大したことがないのだが、HDDの使用率はずっと100%である。何もアプリを立ち上げていないにもかかわらずである。どんなアプリが裏で動いているのかと確認してみると、Windows Modules Installer Worker というアプリが大活躍していた。削除できないかどうかウェブで確認してみたが、これはアップデート関係のアプリらしく、削除なんてもってのほからしい。

これはHDDをSSDに換装するしかないかな。

しかし、OSが入っているHDDをSSDに換装するのはちょっと怖い。だが、ネットで調べてみると、案外簡単そうである。それ用のフリーソフトもあるらしい。

SSDはクルーシャルcrucialというブランドの2.5インチ、500GBのものを6000円ほどで購入した。

数日後、無事届いたのだが、ずいぶん軽い扱いで、箱ではなく、封筒に入っていた。精密機器なのに大丈夫か?

届いた製品はびっくりするぐらい小さかった。
SSD1

SSD2
3.5インチHDDと比べると、おもちゃのような軽さである。

まず、「裸族のお立ち台」という、HDDケースがうちにあったので、それに差し込んでみる。

SSD3

問題なく刺さる。

それを本体とつなげて、HDDのクローンディスクを作ってみる。

フリーソフトは以下のものを使った。

Macrium Reflect 

下のページを参考にした。
https://ikt-s.com/macrium-reflect7-clone/

このアプリのバージョン8をインストールしてクローンを作る。ややこしいことはしないで、素直にHDDをそのままSSDにコピー。ダイアログが英語だったが、複雑なことをしなければ問題ない。20分ぐらいでコピー完了。あれ?SSDをフォーマットしていないが、そのまま使えたぞ。どうやら初めからフォーマット済みらしい。そして、本体をシャットダウン。

次に本体を開けて、HDDを取り外してみる。プラスドライバーだけでできる。

SSD4
ねじを2か所はずして、針金の取っ手みたいなのを引っ張ってHDDを取り外す。ついでに埃だらけのファンを掃除機できれいにする。

SSD5
HDDを取り外したスペースにSSDを置く。HDDについていたケーブルを2本SSDにつなぐ。
そのままでは不安定なので、両面テープで固定。SSDには機械的な部分がないので、斜めになっても大丈夫。

電源を入れてみると…ふつうに立ち上がった!専門的な知識は何もないが、できた。

立ち上がりはわずか2分だった!

いい買い物をした。これで5年前のパソコンがサクサク動く。あとは耐久性が気になるところである。

京都の中心部に新しいタイプの卓球場がオープンした。
「はじめての卓球」四条大宮本店
https://hajitaku.com/

である。
卓球場はどこも(?)あまり儲からないので、ふつうは郊外にある。その中で阪急四条大宮駅前(王将本店のとなり)という好立地にオープンした「はじめての卓球」は、京都の卓球ファンの間で話題になっていると思われるが、その料金がネックとなってあまり情報がない。この度、無料体験をしてきたので、その報告をしたい。

hajimete
はじめての卓球 youtubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@hajitakucom

情報は2023年12月のものである。

台:3~4台
更衣室:あり
シャワー室:なし
卓球マシーン:ヤサカ Y-M-03
貸出:ラケット、シューズ、シャツ、タオル(各200円)
台貸し:一人50分(+休憩10分) 2050円(月会費を払えば1550円)
多球:あり
駐輪場:なし

設備は整っており、非常に快適なのだが、台貸しが50分で2050円というのは、京都では挑戦的な価格設定である。京都の卓球場は、おそらく1時間700~800円ぐらいが相場だと思われるが、その倍以上である。アクセスが便利で、きれいな卓球場なのだが、値段で敬遠している人が多いのではないだろうか。しかし、この料金設定は考えようによっては格安である。というのは、練習相手込みの価格なのである。

社会人になると、時間の融通の利く練習相手を探すのが困難である。「週末練習したいなぁ」と思って卓球仲間に連絡したら、「子供の運動会が…」とか「その日は試合が…」とか「クリスマスだから…」などと言って断られることも珍しくない。都合よく相手を見つけるのは社会人にとって意外に難しい。いわんや当日練習相手を見つける難しさをや。その点、「はじたく」は、卓球経験豊富(たぶん)なスタッフが常駐していて、一人で行っても相手をしてもらえるのである。一般的な卓球場では、相手が見つからず一人で卓球の練習に行ったら、数千円の個人レッスンしか選択肢がないが、「はじたく」ならたった2000円ほどで練習相手も用意してもらえるのである(ただし、スタッフの手が空いていないときは、利用者同士で打つことになるとのこと)。月会費を払い、毎週利用するなら1時間あたり1550円である。これは安い。また、追加料金不要でマシーンを使うことも可能なので、「バックハンドでの下回転打ちをやりこみたい」という人にもおすすめである(京都で卓球マシンが使えるところは少ない)。なお、プレー時間50分+休憩10分で2050円となっているが、10分の休憩はプレー時間に回してもOKということなので、実質60分で2050円である。

「はじたく」は観光などで京都を訪れた人がフラッと立ち寄るのに適した卓球場かもしれない(靴や用具なども借りられる)。また、初心者・初級者で「こちらがどんなボールを打っても、やさしく返してくれる上手な相手が周りにいない」という人にとっては天国のような場所かもしれない。今はオープンしたばかりで常連客も少なく、スタッフに打ってもらえる時間が多いだろうが、これからこのサービスが評判になってくると、利用客が多くて、スタッフと打てる時間が限られてくるかもしれない。

ただ、こんな至れり尽くせりでやっていけるのだろうかとこちらが心配になってくる。相手をしてくれるスタッフが常時2~3人いれば、人件費も大変だろうし、それ以上に四条大宮駅前という立地でのテナント料が経営に重くのしかかってくる。
ekibiru
このビルの3階である。

「はじたく」は、格安で練習相手をしてくれるスタッフが常駐しているという、特徴のある卓球場である。私の知る限り京都にはこういう卓球場は他にない。末永く営業を続けてほしいものである。

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