毎週できるだけ練習時間を確保しないと上達どころか、下手になっていく。
練習時間は、減れば減るほど下手になっていく。

という考え方だったのだが、本当にそうだろうか。

現在、卓球の練習がほぼできず、私は全く進歩していない。しかし、定期的な練習をやめたからこそ、以前に増して上達するスピードが上がるという目もあるのではないだろうか。

「レクリエーション」という単語は "re" と ”creation" とからなり、漢字で表せば「再」+「創造」ということになる。レクリエーションといえば、山や海にみんなで出かけてワイワイ楽しむという意味だけで理解していたのだが、元々の意味は、ずっと仕事などのストレスに晒されている状態から、心を一時的に解放、リセットした上で、再び仕事に戻るというところまでを含んでいるらしい。

たしかに作家や芸術家などが作品に取り組み、あーでもない、こーでもないと何日も頭を悩ませているときには良いアイディアが全く生まれず、しばらく大自然の中で何もしないで心を休めていると、突如インスピレーションが湧いてくるといったことは十分ありうることである。

行き詰まる
行き詰まってしまったイメージ

卓球でも同じことが言えないだろうか。
同じような練習メニューで毎週練習をしていても、なかなか進歩しないものである。それが1ヶ月(まさか半年ということはないだろう…)も卓球を休んだら、それが「レクリエーション」となり、自分の卓球に対する固定観念――卓球の型が崩れ、目先が変わり、今まで意識しなかった点に目が行くようになり、自分の卓球のスタイルが大きく変わったり、その結果、劇的に上達したり…ということもありうると思うのである。

今は完全に卓球のことを考えず、全く別のことに打ち込むというのは、遠回りに見えて案外近道になるのではないか。「近道」というのは言いすぎかもしれないが、少なくとも今まで気にしていなかったことを意識するようになり、練習を再開したときには自分の卓球の幅が広がっているということを期待したい。

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明日から京都に緊急事態宣言が発令されることとなり、卓球の練習への道は完全に閉ざされた。

週末の練習もなくなったし、かといって外出するのもためらわれるし、どうしよう?

しかたない。外に出ないでできるレクリエーションである映画鑑賞でもしようか。映画なんてここ1年ぐらい観ていない。

下は知人に紹介してもらったセルビア(旧ユーゴスラビア)の名画。セルビアというと、カラカセビッチぐらいしかイメージがないが、この映画を見ながら週末は異世界に思いを馳せてみようと思う。
※子供は観ないほうがよいかも

 
Ko to tamo peva