ごぶりんずTVの「ちょっと、試合して!!」という企画が非常に勉強になる。まるで自分のプレーを批評されているように感じるのだ。
中級者のまお氏がごぶりんずの上級者と試合をするという企画である。これは言うまでもないことだが、企画名は卓レポの「ちょっと、それ貸して」に掛けてある。
まお氏はおそらく典型的な中級者で、伸びしろが非常に大きい。私から見ると、かなり上手い目の人と感じる。打球後も足が動いているし、特にサーブは(ミスしなければ)かなりレベルが高いと思う(私はちゃんと返せる自信がない)。ただ、上級者を相手にして過剰に警戒しているからか、ミスが多い。おそらく
中級者のまお氏がごぶりんずの上級者と試合をするという企画である。これは言うまでもないことだが、企画名は卓レポの「ちょっと、それ貸して」に掛けてある。
まお氏はおそらく典型的な中級者で、伸びしろが非常に大きい。私から見ると、かなり上手い目の人と感じる。打球後も足が動いているし、特にサーブは(ミスしなければ)かなりレベルが高いと思う(私はちゃんと返せる自信がない)。ただ、上級者を相手にして過剰に警戒しているからか、ミスが多い。おそらく
「一発打たれたら終わりだ。打たれる前にこちらから打たなければ」
という気持ちが先走りすぎているのではないかと思う。深いツッツキを送って「さぁ、来い!」とブロックで待てる余裕があれば、もっといい試合ができたように感じる。中級者同士の試合なら、もっと良い内容の試合ができたはずである。この1回目の試合ではまお氏は実力は半分も出せていなかったのではないか。
試合後のヤンマ氏のコメントは
「レシーブミスが多すぎる」
「当てるだけのレシーブで、一工夫がない」
というものだった。なるほど。見返してみると、積極的にレシーブできたボールがほとんどなく(ヤンマ氏のサーブがうますぎたのだろうが)、ツッツキレシーブが台からほどよく出ていて打ちごろである。
コメント欄にもアドバイスがあって、
「サーブからの待ちや、準備が遅かったり色々なボールに対応出来てないのと、相手がストップしたとき低くてもフリックできなきゃ打たれるのと、」
というのが参考になった。ショートサーブを出したら、ストップに対してフリックで待っていなければ主導権を握るのは難しいということか。
2試合目は、残念ながらさんざんな内容だった。ほぼ自爆である。おそらくまお氏は実力の1割も出せていないのではないか。私も格上の人と対戦するときによく陥る心理なのだが、なんとかして強打しなければという強迫観念のようなものに支配されてしまうのである。というのが参考になった。ショートサーブを出したら、ストップに対してフリックで待っていなければ主導権を握るのは難しいということか。
しょー氏からのアドバイスは
「ミスが多い」
「何をしたいのか分からない」
「レシーブがヤバい」
というものである。2番めのアドバイスはサーブを持ったら3球目でどう攻めるかの「待ち」がないという戒めである。おそらくまお氏も3球目の待ちを持っていたと思われるが、しょー氏のレシーブが厳しかったのではないか。3番めのアドバイスはレシーブ時にラケットが顔から離れてしまっている――つまり腕を伸ばしすぎているということである。
2試合目の視聴者からのコメントは非常に参考になるものが多かった。
「バックが入るならプラマイゼロになるかもしれないけどはいらないなら回り込むかツッツキがいいと思う そうしたら確実にバックの打ちミスは無くなるしフォアで打つ意識ができるから動き出しも早くなって得点増える」
無理に調子の悪いバックを振るよりも、フォアで打つことを意識すれば、動き出しが早くなる?たしかにたとえ回り込めなかったとしても、フォアハンドで待っていれば判断が早くなりそうである。
「攻撃できないなら、確実に入れることができる範囲で速く切れたツッツキをして絶対にブロックをミスしないように待つ。」
これは私が冒頭で考えたことと同じである。やっぱり思うように攻められないときはこういう戦術が有効なのか。
「フォアもバックも左足が打球ポイントへ入っていない気がします。
なので、フォアの溜めは早くて深いけど、上半身の溜めだけでムリに打とうとして、弾いたりニュルッとした打ち方になってしまうのかなと。」
まお氏は左利きなので、利き足が力の伝わるポイントまでしっかり踏み込めていない――ボールに近づいていないということである。なるほど、ポジショニングには全く意識が行っていなかった。私もこういうミスが非常に多い。
まお氏は左利きなので、利き足が力の伝わるポイントまでしっかり踏み込めていない――ボールに近づいていないということである。なるほど、ポジショニングには全く意識が行っていなかった。私もこういうミスが非常に多い。
「自分もレシーブミスが多い時よくあったんですが、フォア前のレシーブが、足を入れてからではなく、手が先に行ったり、足と手が一緒に台の中に入りうまく出来てなかったりしているので、それを意識するとまた変わってくるのでは?」
利き足をしっかり踏み込んだ上でレシーブ。これが中級者にはなかなかできない。打ち慣れている人ならできるのだが、試合ではつい台に浅く入って、ボールにしっかり近づく前に手を伸ばしてしまう。
利き足をしっかり踏み込んだ上でレシーブ。これが中級者にはなかなかできない。打ち慣れている人ならできるのだが、試合ではつい台に浅く入って、ボールにしっかり近づく前に手を伸ばしてしまう。
「レシーブの時もドライブの時も初動で上に動いて重心が高くなってるから安定感がないんだと思います。あと体が大きいので前に張り付きすぎずもう一歩下がってしっかり振っていった方がプレースタイル(やりたいこと)を見つけられる気がします。」
姿勢がつい高くなってしまう…。そして台に近づきすぎている。あぁ、まさに私のことである。
姿勢がつい高くなってしまう…。そして台に近づきすぎている。あぁ、まさに私のことである。
「3球目以降などラリーになったときにボールを目で追うことに夢中のように見えます。加えて他の方々もおっしゃっているように姿勢が高いように思いますこの2点により戻りが遅くなってしまっているように見えます。」
ボールを追いかける、姿勢が高い、これこそ戻りの遅さの原因である。
「回転かける時はしっかりかける、かけない時はかけない等を考えてやるといいと思いました。レシーブドライブのミスが多いから、しっかり振り切って回転をかけるといいと思います!!」
ドライブが入らないときはスイングが振り切れず、途中で止めてしまう。あるあるである。
ドライブが入らないときはスイングが振り切れず、途中で止めてしまう。あるあるである。
「まおくん、オーバーミスが、あるの姿勢が高いからだと思いました。レシーブの時は姿勢が高いからネットミスが起きると思いました。」
姿勢が高いままツッツキなどをすると、ネットに引っ掛ける。ラケット越しにボールを見るぐらい低い姿勢ならツッツキのミスが減る。
「地面を蹴ってないですね!地面を蹴らないと俊敏な動きが出来ないのでお上手なフォアが活かせないですよ!」
姿勢が高いと地面が蹴れない。膝を曲げて重心を移動方向と反対の足に預けないとしっかり蹴れないということを私も痛感している。ということは姿勢が高いから重心移動ができず、床も蹴れないということだろうか。
以上のコメントをまとめると、
・腕を伸ばしてレシーブしない(顔をラケットに近づける)
・ツッツキの質を高める(できればフリックも)
・しっかりボールに近づく(足から入る)
・台から距離を取る
・スイングを振り切る
・ボールを追いかけず、戻りを早くする
・姿勢を低くする(重心移動をして床を蹴る)
ごぶりんずTVの動画へのコメントは質の高いものが多いように感じる。今度はまお氏がリラックスして実力を発揮している対戦動画を見たいものである。
コメント
コメント一覧 (2)
自分よりも明らかに強い人との試合ってかなり大変ですよね。
僕がまお氏にアドバイスするなら(ヤンマさんとの試合です。)
ツッツキが狙われているのでチキータの割合を増やせ。
普段通りのドライブでは相手に対応されてラリーになると先に自分がミスするからループドライブを増やせ。(自分の時間をつくり、相手の待ちを外すため)
サーブはとにかく回転をかけて相手にツッツキあるいはループドライブを打たせ
ツッツキ=厳しくツッツキ返すあるいはループドライブ
ループドライブ=来るとわかっているからなんとかブロックして少しでも有利なとこからラリー頑張れ。
シロノ タツミ
がしました
コメントありがとうございます。
相手と同じような打ち合いでは勝ち目はない(自分が先にミスをする)ので、遅い展開のほうがよさそうですね。コメントのアドバイスを拝見して、こういう格上と戦うときに頼りになるのは攻撃系の技術よりも守備系の技術のように感じました。
シロノ タツミ
がしました