コロナ騒動で練習できる時間が減っているので、ちょっと愚痴をこぼしてみた。
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卓球シューズの寿命ってどのぐらいなんだろう。
プロや練習量の多い強豪校の中高生の場合は2~3か月でシューズに穴が空いたりして履けなくなってしまうのかもしれないが、一般層なら2年ぐらいは余裕で持つと思われる。それどころか以前、試合会場で20年以上前のモデルを履いている人さえ見たことがある。卓球のシューズって丈夫だなぁ。
私のシューズは使い始めてかれこれ3年になるのだが、この間、上手な人に指摘されたのは「靴底のゴムが完全に硬化しきっている」ということである。それってつまり…
「ええ、もう寿命ですよ。」
あぁ、シューズの寿命というのは、生地が破れたり、穴が空いたりしなくても、アウトソールがカチカチになったら、それが寿命なのか。なるほど、どうりで最近練習場の床が滑りやすかったわけだ。見た目はまだ全然きれいで、あと2年は履けそうなのに…。内心私は喜んだ。これでやっとストックしておいたシューズが1足下せる。それでもまだ2足ストックがあるのだが。シューズが安売りされていた時、衝動買いしてしまったのがまだ2足も残っているのだ。今回新たに下したシューズがまた2年以上持つとしたら、ストックしておいた最後のシューズを下せるのは5年後ぐらいになってしまう。下したときにはすでに靴底がカチカチになっていて、新品なのに寿命というおそれもある。
ラバーのストックも10枚ぐらいあるし、ラケットもインナーフォースALCとかノスタルジックとか買ったものの一度も使っていない。ウェアなどもいっぱいである。もう、用具は要らない、使いきれないと思いつつもどうしても購入をやめられないのは、最近用具の相場が安いというのもあるが、なかなか練習できない心の隙間を用具を買うことで埋めようとしているからなのである。
量販店の安売り合戦と、メルカリ等の中古用具市場の拡大によって用具の相場は急激に引き下げられた。また中国ラバーの普及がそれに拍車をかけるかもしれない。
用具や情報と違い、練習環境を安価で提供することは難しい。
社会人で卓球好きなら、新しいラバーやラケット等の用具に毎月一万円ぐらいかけるのは普通のことである(たぶん)。それが現在、用具相場が下落し、半分ほどの支出で済んでいるということになると、余ったお金は練習環境に投資するというのが筋だろう。郊外の卓球場に交通費をかけて出掛けるのではなく、仕事帰りに街中の卓球場で週に一回一時間ぐらい自分の好きな練習ができたらと思わずにはいられない。いちいちパートナーと都合を合わせて練習するのは大変だから、一人で練習に行っても、常駐のパートナーが場所代込みで1時間3000円ぐらいで相手をしてくれるところがあちこちにあったらと思わずにはいられない。そうすれば私の用具の無駄遣いもやむに違いない。1時間3000円は高い?いやいや、上手な練習パートナーに三点でブロックを回してもらい、フットワーク練習を一時間みっちりするのである。たった一時間とはいえ、質のいいブロックをしてもらって、動きっぱなしなら、かなりの充実感があり、3000円の値打ちはあると思う。
最近、立ち飲み屋というのが流行っていて、サラリーマンが「帰りにちょっと飲んでいこう」などといって一人2~3000円ぐらいで仕事帰りに飲んでいくのが流行っているらしい。同じように駅近に台が2台だけの小規模な卓球場でもあれば、「帰りにちょっと打っていこう!」という需要があると思うのだが。
神戸の地下鉄、高速神戸駅につながっている地下街に「メトロ卓球場」という卓球場があるという。
こんな立派な卓球場じゃなくてもいいから、京都の街中にも仕事帰りに気軽に寄れる卓球場ができてほしいものである。
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