アンドロのクロスステップというシューズが話題になっている。

なんでも、今までのシューズと全然違って、足がよく動くようになるらしい。私もこれを履けば少しは足が動くようになるのだろうか。ちょっとほしいとは思うが買うわけにはいかない。私が今履いているシューズは特に不具合もないし、まだまだ十分履けるのだから。しかも、スペアのシューズもあって、交互に履いているのだが、一向に履きつぶれない。いったいどのぐらい履いているだろうか。少なくとも丸3年は履いているはずである。そして次にはアシックスのシューズ、バタフライのシューズ、フットサルのシューズなどの新品のシューズが控えており、とても新たにシューズを購入するなんて考えられない。

シューズって丈夫だなぁ。以前履いていたTSPの安いシューズも何年履いてもつぶれず、薄汚れて、臭くなってきたのでようやく捨てたのだった(ちなみに靴のニオイには熱湯が効くらしい)

平野友樹インソール

賢二選手のブログで見つけたのだが、これは平野友樹選手のインソールということである。大きな穴が平野選手の練習量の多さを物語っている。痛々しいというか、ここまで見事に穴が開いていたら、かえって清々しい感じである。いわば卓球選手の「勲章」である。平野選手が何年もこのインソールを使い続けたとは思えない。おそらく数か月、いや、もしかしたら数週間かもしれない。平野選手が足のどの位置に力を入れているかがよくわかる。私は今までインソールにこんな大きな穴を開けたことがない。

平野選手は身長167㎝、体重63㎏ということだから、私よりもずっと小柄で体重も軽い。それなのにどうしてこんなに大きな穴が開くのだろうか。毎日数時間質の高い練習をしているのだから当然だと思われるかもしれないが、私だって3年以上同じシューズを履いているのである。ここまで立派な穴は開かなくても、申し訳程度の控えめな穴の一つや二つ開いてもいいではないか。しかしそんな私のシューズはそんな「勲章」とは無縁である。きっとフットワークがいい選手はみんなインソールにこんな立派な穴を開けているのだろう。

もうそろそろ私の現役シューズにも引退していただきたいと思う。そのためにもなんとしても「勲章」を刻み込んだ上で引導を渡したい。

私のフットワークは、人と比べて踏みにじる力が弱いのだと思う。平均的な踏みにじる力が100だとすると、私は50~60ぐらいで、足裏全体でやさしく床をとらえているから穴も開かないのだろうと思う。拇指球や親指に力を集中させて、平均レベルの「踏みにじり」を数ヶ月も続ければ、きっと私でも穴を開けられるに違いない。

というわけで、これからはしっかりと踏ん張ってフットワークをしようと心に決めたのだった。

が、こんな動画があったのを思い出した。



なんと、踏ん張ることによってフットワークが遅れていくので、移動時はあまり踏ん張ってはいけないというのである。ただ、xia氏は打球時は別かもしれないと言っているので、打球時にはある程度踏ん張っても良さそうだ。しかし、打球時でも無理に踏ん張ると、戻りが遅れて、フットワークも遅れていきそうな雰囲気である。

古武術卓球の布袋氏の動画を見ても、移動時にがんばって床を強く蹴るよりも、軽く上方向に足を上げるだけというフットワークを推奨している。



一体どういうことなのだろう?
平野選手のフットワークは踏みにじる力が非常に強いから、フットワークも速いのだという前提があって、そのために踏みにじる力を高めようと思っていたのだが、卓球では踏みにじる力が強すぎると、かえってフットワークに支障をきたすということのようだ。

となると、今まで通り、あまり踏みにじらずにフットワークをしたほうがいいということになる。
下の動画にあるようにまずは1、2、1、2、というリズムで戻りを早くするということからやってみようかと思っている。



足が動くと上が動くわ
「足が動くと、上が動くわ」

ピンレモさん、また動画に復帰してくれると嬉しいのだが。