村瀬勇吉氏の監修による「サービスはマジックだ(前編)」を見て、驚くべき説明に出会った。



”手首で回転を掛けようとしても、手首の動きは遅い”

「バイバイ」を手首の筋肉だけで行おうとすると、非常に疲れるし、機敏に動かない。そうではなく、手首の力を抜いて前腕を全力で振ると、手首がそれに「振られて」目に見えないほど速く動くのである!「手首を振る」のではなく、「手首が振られる」のである。

言われてみれば当たり前かもしれないが、私にとっては目からウロコだった。

バイバイ

この動きをサービスのインパクト時に使ったらどうなるのか…おそろしいことになるに違いない。いや、サービスだけではない。ドライブやツッツキにも応用できるに違いない。

自分の手でいろいろ試してみたところ、「バイバイ」だけでなく、「おいでおいで」も前腕を使えばすごいスピードで動く。ペンホルダーの場合は「おいでおいで」の可動方向を利用すればループドライブがすごいことになるかもしれない。いや、むしろフォアフリックやバックハンドのツッツキのような小技のほうが効果を実感しやすいかもしれない。

私もおそらく無意識に手首の力を抜いて前腕でボールを打つことはあったのだと思う。しかし、これまでは意識して可動方向に沿って前腕を振っていなかったために手首が十分振れておらず、中途半端だったように思う。

早くこのアイディアを試してみたい。週末の練習が待ち遠しい。

なお「サービスはマジックだ(前)」には他にも多くの有益な情報がちりばめられていておすすめである。