忘年会の季節を迎え、私も人並みに忘年会に参加してきた、というか参加させられた。

なんで4000円も払って飲み食いをしなければならないのだろう。生ハムだの、鶏の丸焼きだの、そんなものは別にいいのに。4000円もあれば、ラバーが一枚買えるじゃないか…。

しかし、そんなことは色にも出さず、飲食や会話を楽しむふりをする私。せっかく高い金を払っているのだから、腹いっぱい食べて飲んでやろうと胃袋の限界に挑戦してみた。しかし、あんまり飲むと明日の仕事に差し支えるなぁ…。酒の方はほどほどにして、料理の方を腹いっぱい食べて帰った。

翌日、いつもと違う自分がいた。なんだか体に気力がみなぎっているのだ。まるで20代…というのは言い過ぎだが、30代ぐらいに若返った気がする。神経を使うしんどい仕事でも「いっちょ、やってやるか!」という気分である。どうしてこんなことになったのだろう。思い当たるのは昨日栄養価の高いものをしこたま食べたことだけだ。若い頃は食べ物のことなど気にしなくても、毎日気力にあふれていたが、中年になると、疲れやすくなる。というより、気力がなくなってくる。

「食べ物ってやっぱり大切ですよ。」

このことを職場の先輩Yさんに話してみた。Yさんは初老の女性である。

「そうですよね。でも私はあまり食べられないんですよ。お医者さんからも、もう少し太ったほうがいいって言われてるんですけど、どうしてもたくさん食べられないんです。胃袋が小さいんでしょうね。ただ、食べられないなりに工夫して、できるだけ栄養のあるものを食べるようにしているんですよ。それをゆっくり味わって少しずつ食べると、やっぱり体の調子がいいですよ。」

Yさんの昼ごはんはおにぎり一つだけ。具は「一休寺納豆」なのだという。

一休寺納豆
できあがるのに1年もかかるらしい。100gで850円もする。

一休寺納豆のおかげかどうか分からないが、Yさんはいつも快活で、年齢を感じさせない。私よりも元気なぐらいである。

これを卓球で考えてみると、学生のように毎日3時間も4時間も練習をすれば、上手くなるのは当然である。しかし、社会人はどんなにがんばってもそれほどたくさん練習時間が取れない。上達どころか現状維持もままならないかもしれない。いや、そうではない。たとえ週に1~2回の2時間弱の練習でも質のいい練習をすれば、歩みは遅くても上達するはずである。

私も限られた時間をできるだけ質のいい練習時間にしたいと思う。よく噛んで味わうように一球一球集中して、考えながら打つようにすれば、質の高い練習を毎日している学生には及ぶべくもないが、練習時間が少ないなりに上達が見込めるはずである。

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【ちょっと都合があって、文章の途中で公開してしまった。以下、続きである】

そもそも練習は毎日しなければならないのだろうか。Yさんのようにすぐに満腹になってしまう人もいるのではないだろうか。大量の練習量を体がすべて消化できる人もいれば、週に5~6時間以上の練習は、消化しきれない人もいるかもしれない。伸びしろの大きい若い人は練習すれば、練習しただけ身につくのかもしれないが、中高年の場合は週に6時間以上練習しても、身につかないという人もいるかも知れない。そういう人は練習はほどほどにして、動画を見て研究したり、戦術を考えたりしたほうが上達するかもしれない。