私が試合で負ける原因の最たるものはバックハンドドライブが入らないことである。
相手が深いツッツキなり横下ロングサーブなりでこちらのバックを狙ってきたとき、バックハンドを振ってみるのだが、ミスすることが多い。これは初中級者に非常によく見受けられることだと思う。バックドライブで下回転が持ち上がらず、しかたなくツッツキなどで返球すると、相手に待たれていて先に攻撃されてしまう。
角度が悪いのだろうか?
面を開いてもっと上方向に持ち上げてみると今度はオーバーミス。こちらがバックハンドが振れないと分かると、相手は執拗にこちらのバックを突いてくる。
腕を伸ばしすぎなのだろうか?ボールを触る位置が悪いのだろうか?打点が遅いのかも?
いろいろ原因を考えてみたが、そういう場合はおそらくスイングスピードが遅いのだろうと見当をつけている。ではどうやってスイングスピードを上げればいいのだろうか?
バックスイングを大きくしてみるというのも手かもしれない。やや腰を落として、股の間からラケットを出すようにして打つと下回転のボールが軽く持ち上がるというのを動画でみたことがある。
しかし、それはツッツキなどが相当遅い場合には有効だが、台上の段階で早い打点でキュッと打たれた場合、とっさに一歩下がって腰を落とし…というのは間に合わない場合が多いと思う。そこでいろいろ試行錯誤した結果、上半身をブルンッと揺すると、スイングスピードが上がり、下回転がけっこう持ち上がるのではないかと思う。
よく上手な人は鞭をしならせるように腕を振ると言われるが、そういうことを意識しながら腕の力を抜き、でんでん太鼓のように腕をしならせて打ってみるわけである。犬が身体をブルブルッと回し、水を弾き飛ばすイメージでもいい。
この打ち方ならバックスイングが小さくても下回転がけっこう持ち上がると思う。はた目には気づかれないほど小さな動きだが、私には効果があった。角度とか打点とかを変えてもどうしても下回転が持ち上がらないという人は試してみてほしい。
コメント
コメント一覧 (5)
久しぶりにコメントします(いつもブログはチェックしてますよ^^)。
「下回転が持ち上がら」ないということは、ネットミスですよね。
下回転をネットミスする原因は人それぞれあろうかとは思いますが、最近、私が意識して改善した方法は、前記事コメントでマブルさまの「調子が良い時は骨盤が立っている。」でした。
骨盤が立っている→上半身が立っている→ラケットが立っている(地面に対して垂直方向に面が起きている)→下回転に対してボールの下を捉えやすい、との図式です。骨盤を立てていつも通りスイングすることで、通常よりも上がりやすく、オーバーミスしにくい、となります。
加えて、股の間からラケットを出す代わりに、少し辛いですが、3球目の準備では膝を折り(腰を落とし)体勢を低くすることで、ラケット始動位置を低くでき、結果、スイングはボールの下から上への軌道をとることができます(なるべくなら3hit順守で)。その際、私の場合ですが、前後左右のステップがしやすいよう、足裏の重心はできるだけ土踏まずに置くようにしています。
是非、試してみてください。
シロノ タツミ
がしました
私の場合ですが、腕の力だけではなく、背中、腰の筋肉「背筋」で打つ意識を持つと下回転が持ち上げやすくなると思っています。その時でもやはり、骨盤は立つ意識です。さらに言えばボールがラケットにあたるときに動かす、あたる前でも後でもなく、ボールがあたるときに動かす、礼武道場のフリックの意識をもって打球すると無駄な動きもなく、ミスも少なくなると実感しています。
何かの参考になれば幸いです。
シロノ タツミ
がしました
お久しぶりです。
対下回転の情報ありがとうございました。
骨盤の位置、私も意識してみようと思います。
身体全体の力を総動員するというのが理想的なんでしょうね、きっと。
シロノ タツミ
がしました
あれから「骨盤を立てる」や「足裏の重心を意識」など
試みてはいるのですが
未だ自分の体がしっくりくる位置がわかりません^^;
これからも試行錯誤を続けます!
でも、この「ブルンッ!」は私もわかります!!
バックはまだあまり再現出来ないのですが、
フォアは力を抜いて遠心力を使って(?)ヒュン!って感じで打つと
力を入れていないのに下回転の球も上がるし速い球が打てます^0^
ちょっと疲れてきた頃に良くできる気がします。
力みが取れてくるんでしょうね^^;
でもその頃には足がもつれてきますが・・。
「下半身はしっかり動いて体幹を使い
手先の無駄な力は入れない!」が理想ですが
練習時間も沢山は確保出来ないので
上達への道のりは長いです。
でも道草もしながら楽しみたいです♪♪
シロノ タツミ
がしました
コメントありがとうございます。
頭では分かるのですが、実際に感覚で理解するのは難しいですね。
でもおっしゃるとおり「道草もしながら楽し」むつもりで練習するのが一番ですね。
もし、頭で理解したことが、すぐに再現できるなら、簡単に上手になってしまい、かえって卓球がつまらなくなってしまいそうです。
シロノ タツミ
がしました