健康のために街なかを走っている人をよく見るが、ときどきうっとりするような美しい走り方をしている人をみかける。
city running

まるで「動く歩道」がその人の足元にあるのではないかと錯覚するような滑らかな動きで水平移動していく。地面反力を効果的に使って柔らかく走っている。体幹がぶれないので、ほとんど力を入れずに楽々と走っているように見える。専門的なことはよく分からないが、こういうのを「軸が通っている」というんだろうな。

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卓球でも「軸」の感覚について言及されることが多い。一本の棒が頭から股の間までを貫いているような意識でスイングするといいなどと聞いたことがある。今まであまり疑問に思っていなかったのだが、よく考えると分からない点が多い。

卓球における軸のイメージというのは、上の図のような細い棒のようなものだろうか。あるいはもっと太い丸太のようなものだろうか。太さのイメージが変わることによってスイングの運動も変わってくるだろう。細い棒のようなイメージよりも太い丸太のようなイメージのほうが体幹を旋回させるイメージが強くなる。グルグルとよく回りそうなイメージである。固さはどうなのだろう?ガチガチに硬くて決して曲がらないようなイメージなのか、あるいはある程度柔らかくてしなったりするイメージのほうがいいのだろうか。卓球では前傾姿勢なのだから、まっすぐの棒のイメージではなく、支点を持った棒のイメージのほうがいいのだろうか。
そもそも実在しない軸について「何が正しいか」などというのは愚問かもしれないが、イメージが鮮明であればあるほどそれを意識したときの身体の動きも鋭くなっていくだろうから、イメージもバカにできない。

身体の軸はコマの様に縦に延びる軸の感じですが、上半身の傾きにより変わる為、常に垂直ではありません。(「体幹軸とは?」)

ネットでこんな記事を見つけた。この記事によると、支点がある棒ではなく、傾く棒をイメージするといいらしい。

そして体幹軸は、単にその軸だけではなく腕全体の内旋外旋につながり、それが円運動に発展し、結果的に野球では投球フォームになりテニスではボールを打つフォームになっている訳です(^ ^)(「体幹軸の感じ方」)


あぁ、これはなんとなく分かる。しかし、軸を意識して体幹を旋回させることによって腕の旋回が生まれ、円運動に発展するなんて…夢のある話だなぁ。これぞまさに「体全体を使ったスイング」と言えるだろう。


軸ということを考えることによって身体を効率的に使うことができるようだ。


フットワークの向上にも役立つらしい。




とりとめもない内容だが、今回は以上である。