ヤサカの新製品「ライガン 」(RIGAN)というラバーを購入した。

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たまには用具のインプレッションなどをしてみようと思うのだが、どういうことを書いたらいいか分からない。「よく弾む」とか「柔らかい」ぐらいしか書くことがない。考えてみたら、世間には食レポなどというものがたくさんあり、名店の味を豊かに表現している。私だったら「柔らかくてうまい肉だ」ぐらいしか言えないところを「とろりとしていて、まろやかさの中にもキレがあり…」とか「上品な味付けで、幅のある味わいだ」とか、なんだか分からないが、「柔らかくてうまい肉だ」よりはずっとおいしそうな料理に感じられる。きっと何とかしてこのおいしさを表現したいという感動がそうさせるんだろうなぁ。

世間には用具レビューというものもたくさんある。どんなことを書いているのか調べてみたところ、非常に細かいところまでしっかり説明されているのに驚いた。食レポ並みの豊かな表現である。

たとえば、「卓球ラバーレビュー」というサイトでくろかみ氏のマントラMのレビューをみてみると、次のような項目が挙げられていた。

・レビューする商品名
・使用環境
・はじめに
・攻撃技術全般
・守備技術全般
・サーブ・レシーブ・台上技術
・おすすめな方
・まとめ

非常に詳しい。同様にゲンマ氏のマントラMのレビューを見てみると…あれ?項目が同じだ。
どうやらこのサイトに投稿するには上記の項目がテンプレートとして事前に用意されており、それに従って記入するようになっているようだ。私もこれに倣って書いてみたら、一般的なレビューになるのだろうか。しかし、こんな詳細な項目をしっかり埋めるとなると、2~3時間の試打では足りない。週に1回2時間の練習があるとして、きちんとしたレビューを書こうと思ったら、少なくとも1か月ぐらいはかかりそうだ。新製品だから、みんなどんな感じかできるだけ早く知りたいことだろう。巧遅より拙速が求められているはずだ。というわけで、2時間程度しか打っていないが、簡単にインプレッションを記すことにしよう。

・レビューする商品名
ライガン(厚さ:マックス)

・使用環境
和の極み 蒼
F:ファクティブ マックス
B:ライガン マックス

・はじめに
実売価格が3000円を割っており、手を出しやすい。昔からラバーはヤサカが好きだったので、もし無難な性能なら、バック面の定番にしようと思い、購入した。
押したり、触ったりしてみた感触は、ファクティブやファスタークS1に比べて柔らかく感じた。同じカテゴリーのラバーよりも低反発に感じられた。つまり押したときにグイグイ押し返される力が弱い(あるいは復元が遅い)ように感じた。
シートはヴェガヨーロッパほどモチモチしていない。ふつう(?)のシートである。
スポンジはザラザラしていて気泡が大きい。このスポンジはどこかで見たことがある…ヨーラのリズム425に似ている。リズムは私の大のお気に入りなので、期待大である。
接着はファインジップで行った。気泡が大きいので、接着剤がスポンジ内に塗り込まれる。もし、接着シートで接着した場合は気泡が空気で満たされているだけだが、液体の接着剤なら気泡内に接着剤が入り込むことになる。ファインジップのようなドロドロしたものよりも、フリーチャックなどのシャバシャバした接着剤のほうが、より気泡に入り込むと思われる。そうすると、気泡の中に空気だけが入っている場合と、接着剤が浸透している場合では打球感に変化があるのではないだろうか。比較していないのでよく分からない。
ちなみに「ライガン」という語の意味を調べてみたのだが、意味がよく分からない。検索したところ、柔術家の名前でヒットするだけである。

・攻撃技術全般
ドライブ:ファクティブとの比較だが、特にこれといった印象はなかった。ファクティブよりしっかり引っかかるように感じたが、それはライガンが新品だからかもしれない。あと、ファクティブよりもカチッとした打球感に感じた。ファクティブよりも柔らかく、食い込みがいいのかもしれない。
ミート:特にこれといった印象はない。使いやすい。


・守備技術全般
ブロックは…違和感がなかった。

・サーブ・レシーブ・台上技術
ツッツキとかストップも特に印象はない。ファクティブと大差ない。

・おすすめな方
裏面に柔らかめのラバーが欲しい人。
節約したい人。

・まとめ
突出した性能というのはないが、ファクティブよりもカチッとした打球感に感じた。
といっても大差ないと思う。
ライガンの特徴は何かと聞かれると、よく分からない。
打球感も引っかかりも弾みも問題ない。

2時間の練習ではこれ以上書くことがない。申し訳ない。
もう少し打ってみて、改めてレビューをしたいと思う。

レビューを書くのは難しい。

【追記】180319
「カチッとした打球感」というわけの分からない表現を使ったが、よく考えてみたら、これは「球持ちがいい」ということかもしれない。

【追記】180321
今日、もう一度ライガンを打ってみたが…やっぱり特徴と言えるほどのものは分からなかった。
フォア面でドライブを打ってみたが、十分使える。ラクザ7と比べると全力で打ったときの威力は劣るが、ぜんぜんボールが走らないというわけでもない。バック面で、裏面ドライブやブロック、ツッツキ、フリックなどを試してみたが、問題なく使える。このカテゴリーのラバーはマントラとか、フライアットスピンとか、ヴェガヨーロッパとか、ファクティブになるかと思うが、私が今、手元に持っていて比較できるラバーがファクティブだけなので、ファクティブと比べてみると、ライガンはファクティブよりやや柔らかい感じがする。他にも多少の違いはあるかと思うが、私にとっては誤差の範囲内である。用具に詳しい人はいろいろな細かい違いが分かるのかもしれないが、私はどうやらラバー音痴らしい。違いがほとんど分からない。

結論として
価格を考えれば、現時点で裏面のラバーとして理想的な選択肢の一つと言えるだろう。

【追記】180401
久しぶりにライガンを打ってみたら、打ちやすさは変わらないものの、ファクティブよりも少し硬く感じた。自分の感覚がますます信用できなくなった。