卓球男子ワールドカップが終わった。
中国選手がまさか決勝に残れないとは。
日本選手は両選手ともにメダルには届かなかったが、それでもすばらしい試合内容だったので満足である。

丹羽選手とイ・サンス選手の接戦も見ごたえがあった。丹羽選手の最近の強さには驚かされるばかりだ。

そしてそのイ・サンス選手を予選でフルセットのデュースまで追い詰めた、ナイジェリアのアルナ選手。

aruna

水谷選手の対戦相手である。

最近は吉田海偉選手をポーランドオープンで破り、優勝。
水谷選手とは初対戦だったようだ。水谷選手にかぎって負けはしまいとは思うものの、不安を拭いきれなかった。



だが、いざ試合が始まってみると、おもしろいように水谷選手の攻撃が決まる。まさにやりたい放題である。大きなラリーになると、水谷選手は打ち負けてしまうことが多かったが、アルナ選手はかなりの確率でレシーブを浮かせて、あるいは甘いレシーブをし、あるいはミスしてしまい、水谷選手は攻め手を渡さなかった。試合前の不安がウソのような快勝だった。

いくらラリーが強くても、台上(レシーブ)が弱ければ一方的に負けてしまうものなんだなぁ。

-----------

全力で動き回って連打する卓球は楽しいが、中年がそんな卓球をしていると、いつかケガをするのではないかと心配だ。もっと年齢相応の卓球を磨いた方がいいのではないだろうかと最近思うようになった。課題練習の内容も工夫しなければ。

「10分交代で課題練習をしましょう。そちらからどうぞ。どんな練習をしますか?」

ここでいつも考えてしまう。どんな練習をすべきなのか…。

とりあえず安定感を向上させるべきだと思い、相手にバックでブロックしてもらって、こちらはフォアハンドで動いてドライブを連打する練習などを私はよく選択するのだが、そういう練習ばかりでいいのだろうか…。自分が攻撃する練習よりも、もっと守備的な練習も必要なのではないだろうか。

そうだ!台上の練習をしよう。しかし、どんな練習がいいだろう?いいアイディアが思い浮かばない…。

「いえ、そちらの練習から先にどうぞ。」

すると相手は

「そちらからショートサーブ、ときどきロングサーブを出してもらって、そこからオールでお願いします。」

おお!その課題練習は私の求めるものに近い。つまり、自分はレシーブの練習+相手に打たせてからの守備の練習をメインにするわけである。どちらも私に欠けている技術だ。

10分後、私の番になったので、「じゃあ、そちらと同じ課題で」と答えてみた。

相手のショートサービス
→こちらがストップ/ツッツキ
→相手がストップ/ツッツキ/ドライブ
→こちらがツッツキ/フリック/ブロック

このようにしてできるだけこちらからドライブなどの攻撃をしないようにして練習してみた。

この練習を通して自分がいかにストップが下手かということがよくわかった。ストップが下手なだけでなく、ストップ後の戻り(後方への下がり)も遅いということがわかった。ストップが止まらず、台から出てしまうことが多い。

ところでどうしてストップというのだろう?ボールが台上で止まる(伸びない)からか?

違う。きっとラケットをピタッと止めるからだろう(たぶん)。私はストップでも下回転をかけようとして少し前方にこすっていたためにボールが台から出てしまっていたのかもしれない。バウンド直後にラケットをピタッと止めてインパクトすれば台から出ないのだ。

そしてツッツキである。ツッツキは腕を伸ばさず、身体ごと前に突っ込んで打つと安定することが分かった(今更だが)。しかし、そうするとラケットがボールに届かないので、姿勢を低くして足を台の下に深く入れる。それでも届かない場合は少しだけ腕を伸ばす。そうかぁ…よく「ツッツキは台の下に入って」などと指導記事に書いてあるが、あれは腕を伸ばさないで打つなら必然的にそうなるんだよなぁ。

しかし「台上がうまい」というのはどういうことなんだろうか。レシーブが安定して返せるというだけではないだろう。アルナ選手は得意のラリーでできるだけ勝負したかったにちがいないが、水谷選手はそれをさせなかった。相手に先に強く打たせない、これが台上がうまいということだろうか?しかし相手が先に打てなかったというのは結果に過ぎない。台上が上手かったから先に打てなかったということだ。

水谷選手は一体何をしたんだ?

水谷選手の試合をもう一度見ながら、台上とは何かをよく考えてみることにした。

見てみたが…よく分からなかったorz。

どんなテクニックなのかよく分からないが、水谷選手がストップなりフリックなりでボールを送ると、アルナ選手は不完全な姿勢で打たざるをえないような場面が多かった。水谷選手はギリギリまでどこにどんなボールが来るか分からないような打ち方をしているということだろうか?逆にアルナ選手がレシーブした先には水谷選手が待ち構えて強打していた。アルナ選手は水谷選手の意表を突くことがあまりできなかった。この差が台上技術の上手い・下手ということだろうか。

結論は出ないままだが、今回は以上である。