ブログ管理画面を見ると、この投稿が600本目になるという。

2012年になんとなく始めたブログだが、5年以上続いている。一年あたり100本強の投稿をしていることになる。一年が52週だから、週に2本程度の投稿になろうか。飽きっぽい私にしてはよく続いたと思う。

改めて言うが、拙ブログでは卓球についての意味のある情報を発信したいと思っている(それが成功しているかどうかは怪しいが)。意味のないおしゃべりはできるだけしないようにしている。コメントもおしゃべり的なコメントは公開しないことにしている。

しかし、このように肩ひじ張ってブログを書いていると、それが空回りしてしまうこともある。前記事「卓球で一番大切なこと」などは、「基本」とは何かということをまじめに考えてみたのだが、多くの読者にとってはうんざりだったかもしれない。無味乾燥で長いし、結論は明快ではないし(私なりに解答を示したつもりだが)…。

ブログというものは、もしかしたらもっとリラックスしておしゃべりなども書いたほういいのだろうか。

「これは!」

とか

「最近読んだ本」

みたいな記事を、まじめな記事の間に挟んだ方がいいのだろうか…。

というわけで、今回はどうでもいいおしゃべりなどをしてみたい。

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Kindleで『ぼくたちに、もうモノは必要ない。―― 断捨離からミニマリストへ――』という本が無料だったので読んでみた。
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なかなかおもしろかった。

以前、「モノを手放したら不安が消えた」という記事を読んで共感し、そういう下地ができていたのだろう。私はこういうモノがない生活にあこがれるようになってきた。

何かを所有すると、それに時間も場所も取られてしまう。その結果、しがらみが増え、神経も消耗してしまう。

車を持っていた頃はその維持のために多くの時間と金を費やしていた気がする。
休みの日に洗車とか、駐車場代に毎月2~3万もかけていたり。その割に車を使うのは月に2~3回程度。持っているのに使わないと損な気がするから無理に車を使ったりもしたが、結局手放してしまった。

オーディオに凝っていた時期もあって、10万円以上するアンプを買ったり、CDをたくさん買ったりしていたが、今はもうゆっくり音楽を聴きたいという気にならない。音楽がない時間のほうを楽しみたいと思うようになった。オーディオは手放し、CDも処分処分!

そういえばカメラにも少し凝ったことがある。といってもフィルム式のカメラの時代だ。そうそう『彼女とカメラと彼女の季節』というマンガの1巻を読んでみたがおもしろかった。Kindle向けの無料お試しマンガを最近よく読む。

電子書籍は場所を取らなくていいが、読みもしないのにうちには本がたくさんある。岩波古典文学大系なんて100冊近くあって本棚をガッツリ占有しているが、これから絶対読まないだろうと思う。たとえ読む必要が出てきたとしても、図書館で借りればいいだけのことだ。処分処分!

ブックオフに宅本便というサービスがあって、事前にネットで予約して、段ボールに本とCDを詰めて、10箱ぐらい引き取ってもらった。たいてい古い本だったので、値段はつかないものが多かったが、本棚に入りきらずに床に積んであった本がなくなって少しせいせいした。

衣類もたまる一方だ。20年以上前の服がいつまでもクローゼットにかかっている。まだ十分着られるが、こんなにたくさんあっても場所を取るばかりだ。ゴミ袋いっぱいに捨ててみた。

少し空間が増えた。なんだか落ち着く。いろいろなことを考える余裕が出てくる。この調子でどんどんモノを捨てていけば、ミニマリストになれるかもしれない。

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モノがあると、いろいろなことに気を回さなければならなくなる。

「このジャケットに合うズボンがないなぁ。今度ユニクロに行ってズボンを探してみようかな」

とか、モノはそれ自体で完結せずに次々とモノを呼び寄せる。卓球人なら分かるだろう。

新しいラケットを買ってしまったら、それに合うラバーをいろいろ貼ってしまうのと同じ心理である。

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『卓球王国』で取り上げられたスティガのアークティックウッド。見た目が好みなので、一瞬欲しくなった。

そしてモノを呼び寄せるだけでなく、情報も欲しくなってくる。こういうことが重なって自分の時間が奪われていく。


自分で自分を整えられる暮らしのサイズって決まっていると思うようになったんです。暮らしを大きくすればするほど、自分ではコントロールできないものが増えてしまう。」

私の「暮らしのサイズ」を考えてみると、ラケットは2本…いや3本だな(まだ覚悟が足りない)。本やら衣類やら、いろいろなものは捨てられるのだが、卓球用具だけは別腹である。

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ジャケットで思い出したが、海外のバタフライでAvio jacketという商品が売っていて、どうしても欲しくなってしまった。
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袖に「人生卓球」と刺繍?してあるのもかっこいい。
海外から取り寄せるとなると、かなり送料もかかるのだろうか。
いろいろ調べてみると、どうやらバタフライの製品を他国へ持ち出すことはキツイご法度らしく、日本にいては購入できないことが分かった。残念な気持ちもあるが、ミニマリスト志向の観点からはよかったのかもしれない。

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最近、北朝鮮の話題がかまびすしいが、あれは完全放置が正解なのではないだろうか。
いくら北朝鮮でもまさか理由もなく一方的に攻撃してくることはないだろうから、徹底的に無視するのが北朝鮮にしてみれば、最も困ることなんじゃないだろうか。

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お、だんだんとりとめがなくなってきたぞ。

そういえば、年を取ると、本を読むのが早くなるかと思ったら、逆にだんだん遅くなっている気がする。というのは若いころは何も考えず通り過ぎていた箇所でも、芋づる式にいろいろなことを思い出して思考の寄り道をしてしまうからだ。情報も情報を呼び寄せるのだ。以前なら2~3日で読めた
文庫本や新書1冊が、最近は倍ぐらい時間がかかるようになった。これじゃ効率が悪すぎる。

そこで思いついた。

本をまるまる1冊読まなくても、書評ブログなどを読めばいいのではないか。10分ほどで1冊読める(読んだ気になれる)。たとえば、「
とてつもなく変態で、ありえないほど文章がうまい」。

本を買わなくてもいいし、時間も節約できる。卓球でいえば、ITTFのハイライト動画みたいなものだ。


オーストラリア・オープンでの張薔Zhang Qiang選手の試合。中ペンで美人で強い。

うん、これから私はこういう読書をしよう。

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今回はとりとめもないおしゃべりなので、ここで唐突に終わることにする。

いかがだっただろうか。
卓球に関係ないおしゃべりを試みてみたのだが、どうしても卓球にひきつけて考えてしまう悪い癖があるようだ。オン・オフをもっと切り替えられるようにならないとなぁ。

あと女性の読者も楽しめるようにたまには食レポとか旅行の記事も書いてみようかな。