オリンピック日本代表元監督の村上恭和氏が代表理事を務める卓球ジュニアサポートジャパンが保育園・幼稚園に卓球台の寄付をしているという記事を読んだ(「打倒中国」次は育成)。

世界で戦える有為な人材を育てるためには早期教育が有効なのだという。

世界で戦える人材云々には興味はないが、この「こども卓球台」はとても魅力的だ。

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魅力その1「小さい」
私は昔、自宅に卓球台を所有していたことがある。もちろん試合で使える大きさの卓球台である。だが、あの大きさの台を部屋に入れると、8畳ぐらいの部屋でも狭かった記憶がある。前後にほとんど動けなかったし、ラケットを振り回して家具を傷つけるという心配もあった。
前後にほぼ動けないが、フルサイズの卓球台で練習するのと、2/3サイズの台で少しだけ前後に動ける余地があるのだったら、私は動ける方を選びたい。
_SX300_

上の図はイグニオというメーカーの「家庭用サイズ卓球台」の説明から。

魅力その2「けがをしにくい」
卓球台の角に腕をぶつけてケガをしたり、台の下に落ちたボールを拾って起き上がったところにネットのサポートがあって頭から流血したりといった経験は卓球人ならきっとあるはずだ。卓球は他のスポーツと比べて大けがをするおそれはほとんどないが、それでも台に体をぶつけてケガをするといった事故はしばしば起こる。卓球用具がこれだけ進化しているのに、どうして卓球台の角は直角のままで、ネットのサポートは金属製でとがった部分があるのだろうか。もっと安全性に配慮してほしいものである。


T2での張本智和選手のケガは記憶に新しい。

村上氏の卓球台は角が丸くてネットのサポートはプラスチック製のようだ。これならケガをする心配はない。

魅力その3「真剣な練習をする気にならない」
もし、国際規格サイズの卓球台が自宅にあったら、私は真剣にサーブ練習とかをしてしまいそうである。そして自然の流れとして卓球マシーンを買ってしまうだろう。そして気がついたら、毎日そればかりしていて、日常生活に支障が出る気がする。いくら好きなものでも、いや、好きなものだからこそ、多少距離を置いた方がいいこともある。さらに自宅に卓球台があって、もし適当な練習相手がすぐ近くに住んでいたら、私は卓球のために仕事を辞めてしまうかもしれない。自宅に本物の卓球台があるというのはハニートラップのようで危険すぎるが、「こども卓球台」にはそういう危険なにおいがない。物理的な意味でも、精神的な意味でも安全である。「こども卓球台」が自宅にあったら、軽く打球感やフォームを確かめる程度で満足するような気がする。台上に下回転をかけたボールをポトンと落として、「チキータ!」ぐらいのことはやるかもしれないが、真剣に練習する気を起こさせないところがこの台のすばらしいところである(ちなみにこの台は高さも低い)。

以上、小さめの卓球台を自宅に置いたら…と想像してみた。小さな卓球台はとにかくいろいろな意味で安全だ。それに尽きる。