「どうしたら腰を効率よく回転させて打球できるのだろう?」
と素振りに励んでいたとき、ふとした拍子に右ひざを曲げてみる打ち方を試みてみた。
右ひざを曲げると、右に傾くのかと思いきや
こんなふうな姿勢になるかと思っていた
人間の体はよくできているもので、右ひざを曲げると、自然とバランスをとって左ひざも勝手に曲がってくれる。
そして腰が自然に旋回するのである。
胸や肩甲骨を意識して筋力で右半身を動かしたわけではない。上半身にまったく力を入れず右半身が左を向く。
みなさんご存じのこのポーズに近い
ちょうどこんな感じである
この旋回の力をスイングに利用できないものだろうか。
そういえば3年ほど前の記事「重心移動を回転運動に」で原田隆雅氏のスイングを取り上げたことがあった。
右脚を曲げて体を沈ませる力を旋回運動に変えて打つというやり方である。
重力の力を借りて打つ(抜重)ので力があまり必要ない。それでいて上半身が驚くほど回る。
ただ、問題は下から上にラケット振り上げるドライブ打法(フォア)なのに、体が沈んでいくというのに心理的に抵抗がある。ラケットが上に向かって進んでいくのにその土台である体幹が下に沈んでいくというのではプラスマイナスゼロになってしまい、ボールに力が加わらないのではないだろうか?
しかし、それは杞憂だった。
前記事「スポーツバイオメカニズム」の以下の説明がその疑問に答えている。
体幹に下に向かう力が発生すると、不思議なことに腕には逆に上に向かう力が発生するのである。スクワットをするときに、ひざを曲げると、両腕が自然に上に上がろうとする原理と同じである。
先日の練習でこの打法を試してみたところ、非常に効果があった。コンパクトなスイングにもかかわらず力がしっかりと伝わるのだ。
右ひざを曲げると右半身が回るとなると、今度は右ひざを伸ばせば逆回転になるのでは?
そうなのである。沈めた体でラケットをバンクハンドに構え、今度は右ひざを伸ばしてみると、すごいスピードでバックハンドが打てるのである。
前記事「重心移動を回転運動に」が2014年2月の記事だったので、あれから3年近く経ったことになる。
そのとき、すでに正解は原田隆雅氏によって示されていたのだが、私がそれを体で理解するにはずいぶんと時間がかかってしまった。
と素振りに励んでいたとき、ふとした拍子に右ひざを曲げてみる打ち方を試みてみた。
右ひざを曲げると、右に傾くのかと思いきや
こんなふうな姿勢になるかと思っていた
人間の体はよくできているもので、右ひざを曲げると、自然とバランスをとって左ひざも勝手に曲がってくれる。
そして腰が自然に旋回するのである。
胸や肩甲骨を意識して筋力で右半身を動かしたわけではない。上半身にまったく力を入れず右半身が左を向く。
みなさんご存じのこのポーズに近い
ちょうどこんな感じである
この旋回の力をスイングに利用できないものだろうか。
そういえば3年ほど前の記事「重心移動を回転運動に」で原田隆雅氏のスイングを取り上げたことがあった。
右脚を曲げて体を沈ませる力を旋回運動に変えて打つというやり方である。
重力の力を借りて打つ(抜重)ので力があまり必要ない。それでいて上半身が驚くほど回る。
ただ、問題は下から上にラケット振り上げるドライブ打法(フォア)なのに、体が沈んでいくというのに心理的に抵抗がある。ラケットが上に向かって進んでいくのにその土台である体幹が下に沈んでいくというのではプラスマイナスゼロになってしまい、ボールに力が加わらないのではないだろうか?
しかし、それは杞憂だった。
前記事「スポーツバイオメカニズム」の以下の説明がその疑問に答えている。
3.8 走り幅跳びの空中で手足をくるくる回すのはなぜ?
諸手を挙げて、バンザイをすると、腕以外の部分には下に向かう力が発生する。これが反作用である。よく卓球でもテンポよくハーフボレーをするときにラケットを前に押し出すと同時に上体を後ろに下げているが、この反作用を利用することによって身体の一部を素早く動かすことができるのだという。とすると、ループドライブを打つと同時にしゃがみ込めば、スイングがより速くなるということになる。
体幹に下に向かう力が発生すると、不思議なことに腕には逆に上に向かう力が発生するのである。スクワットをするときに、ひざを曲げると、両腕が自然に上に上がろうとする原理と同じである。
先日の練習でこの打法を試してみたところ、非常に効果があった。コンパクトなスイングにもかかわらず力がしっかりと伝わるのだ。
右ひざを曲げると右半身が回るとなると、今度は右ひざを伸ばせば逆回転になるのでは?
そうなのである。沈めた体でラケットをバンクハンドに構え、今度は右ひざを伸ばしてみると、すごいスピードでバックハンドが打てるのである。
前記事「重心移動を回転運動に」が2014年2月の記事だったので、あれから3年近く経ったことになる。
そのとき、すでに正解は原田隆雅氏によって示されていたのだが、私がそれを体で理解するにはずいぶんと時間がかかってしまった。
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