今、「卓球屋」でセールをやっている。
バタフライやヤサカ、アシックスやミズノ等を除いて4割引だそうだ。
いろいろ見てみてスティガのインテンシティーNCTが目に止まった。
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う~ん、グリップのデザインが好みだ。昔使っていたヨハンソンにそっくりだ。

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でもお高いんでしょう?
いえいえ10692(税込)円ですよ。

1万円のラケットというのが不思議と安く感じる。最近のラケットは実売1万以上のものがポンポン出てくるからだろう。

う~んどうしよう。

「欲しい欲しい」という気持ちを引きずりながら何年も自分をごまかすよりも、思い切って買ってしまったほうが精神衛生にもいいのではないだろうか。たとえ自分ごのみの打球感でなかったとしても、いつまでも恋恋と所有したいという気持ちを抱えていくよりはマシだ。

とはいうものの、今の自分の用具に特に不満があるわけではない。というより結構気に入っている。使い続けていくとだんだん手に馴染んでくる気がする。最近はグリップの感触が分かるようになってきた。

今まで自分がラケットのどの辺に力を入れるかをほとんど意識していなかったのだが、最近は人差し指の根本、中手骨の辺りに力を入れるとグリップと当たって気持ち良いことに気づいた。

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赤く塗りつぶした辺り

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上の写真のようにペンホルダーのグリップのちょうど中間辺りの一点に力を入れると手首が自然に使え、打ちやすく感じる。長年?同じラケットを使っていると、今まで意識したことのない、グリップと手の接触する部分に意識が行くようになる。それも接触するすべての部分ではなく、とりわけ一点に意識が集中するようになった。

よく打球時に手に力を入れるといいと言われるが、手という漠然とした部分ではなく、手のどこに力を入れればいいのだろうか?ラケットに手が馴染んでくると、そういう細かい部分まで気になってくる。

グリップだけだろうか?

スイングをする場合はどこに力を入れているのだろうか?上半身全体でスイングするのがいいとはいうものの、上半身の中の、それを代表する一点があるのではないだろうか。自分でフォアハンドの素振りをして確認してみると、左の肩甲骨の下あたりの脇腹に力を入れているかなぁと思う。

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下半身はどうだろう?
右の鼠径部の辺りだと思う。
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足はどうだろうか?
やっぱり拇指球の辺りだろうか。
拇指球

このように身体のパーツごとに力を入れる一点というのを意識できればより敏捷に効率よく身体を使えるようになるのではないだろうか。ただし、これはまったく根拠のない私の思い込みである。

ということを考えているうちに、新しいラケットを買いたいという欲望がだんだん薄れてきた。

今回も危ないところだったが、なんとか用具購入の誘惑を退けることができた。
長々と綴ってきたが、結局あまり意味のない駄文となってしまった。
インテンシティーNCTのレビューなどを期待していた方には申し訳ない。

結論としては、用具が欲しくなったときは、上達のためにいろいろ想像をめぐらしてみるのが有効なのである。