年末も、やはり卓球のことが頭を離れなかった…。

年末のNHK教育の「おんがくブラボー」という番組で打楽器の鳴らし方をやっていた。
観るともなく観ていたが、そこに注目すべき内容があった。

打楽器というと、楽器の中では地味で、音楽に疎い私は、ただ叩くだけだから、深みも何もないのではないかと誤解していた。太鼓のバチやトライアングルのスティックなどに握り方があるだなんて想像もしなかった。

「親指と人さし指は少し強くにぎります。でもほかの3本の指は力をぬいてそえてください」(植松さん)とのことだった。

ギュッと


上の写真のように、子供は素朴にスティックをすべての指でしっかりと握っていたのだが、N響の人に指導されて、下の写真のように握ってみると、音の響きが違う。

指先で握る


http://www.nhk.or.jp/ongaku/bravo/?das_id=D0005230004_00000

指導されたのは、親指と人差し指の2本だけでスティックをしっかり握るということである。こう握って振ると、まるでスピードスケートのブレードのようにスティックが軽快に動く。

スラップスケート

スラップスケート

これを見て閃いた。

「もしかしてこれはペンホルダーのグリップにも応用できるのでは?」

私はラケットをすべての指を使ってしっかりと握っていたが、これを親指・中指・薬指の3本の指に力を集中して、上のスラップスケートのように手首をヒンジとしてフォアドライブを打ってみたら?全ての指に力を入れると、手首がグラグラしにくいので、3本の指に力を集中して握るのがいいと思われる。

年末の練習でこの打法を試してみた。親指と中指と薬指だけでギュッと握り(私はフォアでも人差し指を遊ばせて握るグリップ)、他の指は力を抜いて打球時に手首をスラップスケートのブレードのように動かして打球してみたのだ。

もしかしたら、日ペンで人差し指をしっかり引っ掛けるグリップの人は、初めからこのように手首を使ってフォアハンドを打つのだろうか。ペンホルダーはフォアハンドの威力でシェークに優ると言われるのは、このグラグラを使って初めて実現できることなのではないだろうか?

私はこのように手首を使って打つのは初めてだったので、とても新鮮だった。思った通り、しっかり握るよりも威力が出たように思う。ペンホルダーでフォアハンド強打のときに手首をあまり使わない人にはオススメの打法である(というか、これってペンホルダーの常識?)


またレベルの低い考察から始まってしまったが、今年も拙ブログをよろしくおねがいします。