今週の練習での課題は、レシーブを安定させることだった。
回転の強いショートサービスをレシーブするとき、回転を見誤るとネットミス、あるいはオーバーミスする。私は今までとりあえずボールを入れること優先で、面をやや上ぎみにしてレシーブしていたのだが、そのとき新たな発見があった。インパクト地点をラケットの先端にしてツッツキやストップをすると、かなり短く返るのだ。

文書1

今まで中央の黄色の部分でインパクトしていたのだが、これを先端の緑の部分に当ててチョンと下に切ると、ツッツキがとても短くなる。横回転を下回転と見誤っても、あまり浮かずに相手コートに入る確率が高まる。私の場合はペンホルダーなので、ラケットのヘッドのふちに当てることになるが、シェークの人だったらサイドのふちかもしれない。

この発見から思い合わされることがある。独り練習の球撞きをしているとき、誤ってボールをラケットのふちに当ててしまった時は、とんでもなくバウンドが小さくなるのだ。

tamatuki
球撞きをする孔文革

ラケットのふちでインパクトした場合、ボールの弾みが通常の半分以下になると思われる。
今までレシーブが飛び過ぎないようにラバーをマークファイブやスレイバーなどのあまり弾まないラバーに変えようと考えたこともあったが、そんなことをしなくても、スイートエリアを外してインパクトすれば、ストップやツッツキが短くなるのだ。今までなんの考えもなしに、ボールはとにかくラケットの中心でインパクトすればいいと思っていたが、上手な人はラケットのどこに当てるかということでボールの弾みをコントロールしているのではないか。

これはツッツキやストップだけでなく、ボールを弾ませない――ボールの勢いを殺すというより大きな問題として考えることができる。サービスは速くて長いサービスを出すときは中心のスイートエリアでインパクトし、短く遅いサービスをするときはラケットのふちに当てればいいのかもしれない。フリックするときも、ふちに当てて、引っ掛けるようにして払うと、ボールが飛びすぎず、かなり安定する。あるいはまだ試していないが、強打をブロックするときも同様だろうか。

これからもラケットの当てる場所を意識しながら精度の高い台上技術を目指したい。