学生さんと打つと、そのすさまじいドライブの威力に圧倒されてしまう。高級ラバーに加えて、有り余る体力で全力で打ってくるので、回転もスピードもすごいボールが迫ってくる。ふだんそういう回転のかかったボールを受け慣れていないので、試合などでそういう人に当たると、相手のドライブを止められない。やっと回転に慣れてきたかと思ったら、カウント的にもう崖っぷちまで追い詰められていたりする。もちろん、回転に慣れていないという理由の他にも、私が相手に一方的に負ける理由はたくさんあるのだが、せめて若い人の回転のかかったボールに慣れておかないと、お話にならない。かといって、周りにそんな強烈なドライブを打ってくれる練習相手もいないし…。

なんとなく、卓球ショップのサイトを眺めていたら、卓球マシンが目に止まった。卓球マシンがあれば、強烈なドライブをブロックする練習も手軽にできるんだけどなぁ…え!3万円台!?

驚いたことにTSPから今月末に発売予定のTSPモバイルロボ は定価45000円+税。ネットショップでは送料込みで3万円台なのだ。この値段なら、個人で所有することも不可能ではない。

 
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だが、こんなに安くて本当に使い物になるのだろうか。そういえば、i Pong pro アイポン プロというのが2万円ほどで売っていたが、耐久性が心配だ。この値段で、週に1回の練習で1時間ほど使って1年も持てば、元は取れると思うが、その程度の耐久性も怪しい。
ダウンロード


しかし、モバイルロボはかなりしっかりとした外見だ。TSPという卓球マシンで実績のあるメーカーから発売されている。そういえば、私が数十年前に初めて使った卓球マシンもTSPだった。TSPは卓球マシンに力を入れている。
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もう廃盤になってしまった「マシンガン愛」。テプラに印刷された商品名が哀しい。

モバイルロボはまだ発売されていないからか、レビューのようなものがネットで見つからない。しかし、猛烈に気になる。

TSPのサイトに以下のように簡単な仕様が記されている。
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重さは2.6キロ。この値段でなんとローラーが2つ。ということは、下回転を出すときも、いちいち射出口を逆さにしたりしなくてもいいということか。回転とピッチが6段階で調整可。首振りも3段階で可。リモコンまでついている。

これは注目せざるを得ない。ただ、この性能で、この価格設定はにわかには信じがたい。ニッタクのロボッチャは実売8万ほどで、かなり安いと思うが、その半分ほどの価格となると、耐久性の方はあまり期待できないのではないか。

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ニッタクのロボッチャ

いくらコストパフォーマンスが高くても、何度も故障したら結局割高になってしまう。最近の電気製品は修理するよりも新品を買ったほうが割安だったりするから、1回の修理代も相当な額になりそうだ。モバイルロボの耐久性次第では、倍の値段のロボッチャのほうがお得ということもありうる。

この値段なら、衝動買いをしてしまいそうだが、既に初回販売は終了し、次回の販売は9月まで待たなければならないらしい。9月になれば、使用した人の感想などもネットに上がってくるだろうから、それを見て、購入を検討したいと思う。