卓球のラバー保護フィルム(メーカーによって「ラバープロテクター」「ラバーレスト」「ラバー保護シート」「吸着シート」等とも呼ばれる)は高い。プラスチック製の透明なシートが1枚100円以上する。ニッタクの「ぴたエコシート」にいたっては1枚あたり400円近くもするのだ。
ぴたエコシート(ニッタク) 定価525円
このぴたエコシートを触らせてもらったが、柔らかくて湿っていてラバーにピタッとくっつくスグレモノである。しかし高い。10枚入って500円というのなら、買ってもいいが、1枚500円となると考えてしまう。TSPなどの粘着性のラバー保護フィルムが1枚100円ほどで買えるが、粘着シートはすぐホコリがつくので、できれば粘着がない方がありがたい。
粘着保護シート(TSP) 定価210円(2枚入)
「そんなもの本当に必要なのか?使ってない人いっぱいいるぞ。」という向きもあるだろうが、私には必要なのだ。というのは私はムダに安いラケットやラバーをたくさん持っている。ラケットを1~2本しか持っていない人はそのラケットを集中して使うので、打球によってめでたくラバーが寿命を迎えられる。
しかし私の場合はそれほど練習量が多いわけでもなく、使っていないラケットやラバーがたくさんあるので、それらが使われずに放置され、劣化してしまうのは忍びない。ゴムは空気に触れると劣化するのだという。そうすると、今この瞬間も保護フィルムをつけていないたくさんのラバーたちは劣化しつつあるのか!と思うと居ても立ってもいられなくなってしまう。早急に保護フィルムの代用品を探さなければ。
ただし、このへんは人によって意見が違うようで、空気による劣化というのは数年経過しないと分からないほど微々たるもので、ラバー保護フィルムの真の役割はラケットケースの中でラバーが擦れて劣化するのを防ぐとヤフー知恵袋に紹介してあった。知識がないのでこの意見が正しいかどうか判断できない。
まず思いついたのは文具店などで1枚10円ほどで売っているクリアファイルである。売っているというか、社名・店名入りのものなら、タダで配っている。うちにもたくさんあるのだが、これは問題がある。反るのだ。無地のものはそれほど反らないが、派手に着色されているものはすぐ反ってくる。
同じような材質でブックカバー(10枚100円ぐらいのやつ)も同じような感じでダメだった。
次に試してみたのはクリアポケットファイルである。クリアファイルよりももっとペラペラで、20ぐらいパンチの穴が空いているやつだ。値段はクリアファイル以下。しかし、ペラペラなので、シワになったり、非粘着ラバーではすぐに剥がれてくる。
もっと硬質で厚手で安いものがないものだろうか。
プラスチック製の下敷きはなかなかよさそうだが、1枚100円ぐらいであまり安くない。
そこで私が試してみたのがラミネートコーティングフィルムである。
ダイソーで105円で売っていた。写真やカードなどをラミネート加工(パウチ加工)するためのフィルムである。この手のフィルムには専用のラミネーターで熱して密封するものと、ラミネーターが必要ないタイプのものがある。私が買ったのは後者である。ラミネーターを使うものはペラペラすぎたので、試していない。
わずか3枚で105円はちょっと高いかと思うが、満足の行く買い物だった。
まず、硬くてしっかりしたプラスチックの板に薄いペラペラのビニールが貼り付けてあり、写真などをその2枚の間に挟んで使うらしい。プラスチックの板は私が想像していたとおりの硬さで、プラスチック製の透明な下敷きよりも少し薄いぐらいである(材質はPET100%とある)。
A4でラケット2面分の面積があるので、合計6面分のラバー保護フィルムができる(ペラペラのビニールフィルムも使うなら、12面分)。
そして驚くべきことに、このプラスチックの板は粘着性だった。つまり粘着保護フィルムができるわけである。私は今は粘着ラバーを使っていないので、粘着が付いていないほうがありがたかったのだが、ネットで調べてみると、粘着フィルムというのは非粘着ラバー用で、非粘着フィルムの方が粘着ラバー向けらしいのだ。…え?
つまり、粘着+粘着だと粘着力が強すぎてよくないのだという。粘着フィルムというのは粘着を強めるためのものではなく、非粘着ラバーにフィルムを貼ると、剥がれやすいので粘着物質が付いているのだという。
まとめ
ラミネートコーティングフィルムはコストパフォーマンスが高いのと、入手しやすさとでオススメである。ただし、粘着がラバーに悪影響を与えないかどうか、検証していないので、それは自己責任で。
ぴたエコシート(ニッタク) 定価525円
このぴたエコシートを触らせてもらったが、柔らかくて湿っていてラバーにピタッとくっつくスグレモノである。しかし高い。10枚入って500円というのなら、買ってもいいが、1枚500円となると考えてしまう。TSPなどの粘着性のラバー保護フィルムが1枚100円ほどで買えるが、粘着シートはすぐホコリがつくので、できれば粘着がない方がありがたい。
粘着保護シート(TSP) 定価210円(2枚入)
「そんなもの本当に必要なのか?使ってない人いっぱいいるぞ。」という向きもあるだろうが、私には必要なのだ。というのは私はムダに安いラケットやラバーをたくさん持っている。ラケットを1~2本しか持っていない人はそのラケットを集中して使うので、打球によってめでたくラバーが寿命を迎えられる。
しかし私の場合はそれほど練習量が多いわけでもなく、使っていないラケットやラバーがたくさんあるので、それらが使われずに放置され、劣化してしまうのは忍びない。ゴムは空気に触れると劣化するのだという。そうすると、今この瞬間も保護フィルムをつけていないたくさんのラバーたちは劣化しつつあるのか!と思うと居ても立ってもいられなくなってしまう。早急に保護フィルムの代用品を探さなければ。
ただし、このへんは人によって意見が違うようで、空気による劣化というのは数年経過しないと分からないほど微々たるもので、ラバー保護フィルムの真の役割はラケットケースの中でラバーが擦れて劣化するのを防ぐとヤフー知恵袋に紹介してあった。知識がないのでこの意見が正しいかどうか判断できない。
まず思いついたのは文具店などで1枚10円ほどで売っているクリアファイルである。売っているというか、社名・店名入りのものなら、タダで配っている。うちにもたくさんあるのだが、これは問題がある。反るのだ。無地のものはそれほど反らないが、派手に着色されているものはすぐ反ってくる。
同じような材質でブックカバー(10枚100円ぐらいのやつ)も同じような感じでダメだった。
次に試してみたのはクリアポケットファイルである。クリアファイルよりももっとペラペラで、20ぐらいパンチの穴が空いているやつだ。値段はクリアファイル以下。しかし、ペラペラなので、シワになったり、非粘着ラバーではすぐに剥がれてくる。
もっと硬質で厚手で安いものがないものだろうか。
プラスチック製の下敷きはなかなかよさそうだが、1枚100円ぐらいであまり安くない。
そこで私が試してみたのがラミネートコーティングフィルムである。
ダイソーで105円で売っていた。写真やカードなどをラミネート加工(パウチ加工)するためのフィルムである。この手のフィルムには専用のラミネーターで熱して密封するものと、ラミネーターが必要ないタイプのものがある。私が買ったのは後者である。ラミネーターを使うものはペラペラすぎたので、試していない。
わずか3枚で105円はちょっと高いかと思うが、満足の行く買い物だった。
まず、硬くてしっかりしたプラスチックの板に薄いペラペラのビニールが貼り付けてあり、写真などをその2枚の間に挟んで使うらしい。プラスチックの板は私が想像していたとおりの硬さで、プラスチック製の透明な下敷きよりも少し薄いぐらいである(材質はPET100%とある)。
A4でラケット2面分の面積があるので、合計6面分のラバー保護フィルムができる(ペラペラのビニールフィルムも使うなら、12面分)。
そして驚くべきことに、このプラスチックの板は粘着性だった。つまり粘着保護フィルムができるわけである。私は今は粘着ラバーを使っていないので、粘着が付いていないほうがありがたかったのだが、ネットで調べてみると、粘着フィルムというのは非粘着ラバー用で、非粘着フィルムの方が粘着ラバー向けらしいのだ。…え?
つまり、粘着+粘着だと粘着力が強すぎてよくないのだという。粘着フィルムというのは粘着を強めるためのものではなく、非粘着ラバーにフィルムを貼ると、剥がれやすいので粘着物質が付いているのだという。
まとめ
ラミネートコーティングフィルムはコストパフォーマンスが高いのと、入手しやすさとでオススメである。ただし、粘着がラバーに悪影響を与えないかどうか、検証していないので、それは自己責任で。
コメント
コメント一覧 (7)
あしからず。
本文最後の「粘着がラバーに悪影響を与えないかどうか、検証していない」とありますが、その後、いかがでしょうか。粘着保護シートに変えようかと思っておりますが、なにせ、シンクロンは半永久的に弱粘着が続くので、粘着保護シートに変えた途端、粘着がなくなったらどうしようかと不安なので(笑)その後の影響を教えていただければ幸いです。
あと、粘着ラバーの日々のメンテナンス、練習を終えた後の手入れについて、しろのさまがどのようにされているかも教えてください。インターネットや周りの人に聞いて調べたところ、ラバーに息を吹きかけて手のひらでラバー表面をなでる、泡タイプのラバークリーナーは粘着をはぎ取るから使用してはダメ、通常のラバークリーナーの使用で問題ない、などいろいろで迷っています。私はぐっちい氏がやっているらしいとの息を吹きかけて手のひらでなでる、を練習後行っています。汚れがひどい場合は、TSPのDRYをスプレーしスポンジでふき取っています。
見解や実際の手入れについて教えてくください。よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
ジャスポのエコポンは私も使ってみましたが、波打ってしまい、ほとんど使い物になりませんでした。記事で紹介したフィルムのほうがずっとお得だと思います。
最近私はフィルムを貼らなくなり、裸のままでラケットケースに入れています。
フィルムを貼ったほうが寿命は伸びると思います(特に長期保存のときは)が、ふだん使っているラケットはフィルムを付けても付けなくても、さほど変わらないのではないかと思うようになって丁寧に保存するのをやめてしまいました。
粘着ラバーは「威力は出るが、ごまかしが効かないので、相当頻繁に練習する人でないと、使いこなせない」ということを聞いて、私は粘着ラバーは使っていません。フィルムで粘着性分がとれるかどうかというのも分かりません、すみません。
あくまでも噂ですが、ラバークリーナーは強力すぎて、ラバーを傷めてしまうと聞いたことがあります。確かに新品のラバーの油分のようなものが、しばらく使用しているとなくなって、ひっかかりはあるものの、アッサリというか、淡白な感じになってきます。ラバークリーナーが油分を取り除いてしまう可能性も否定できません。
しかし、ラバークリーナーという製品が発売されている以上、メーカーはなんらかの効果を確認していることでしょう。私は使用後、ラケットに泡クリーナーをつけて、こすり過ぎないように、軽く表面のホコリ等を取るに止めています。それで寿命が伸びたかどうか、正直なところ、実感はありません。
ラバークリーナーはDRY以外のスプレータイプも使用するのですが私は必要以上にスポンジでこすり過ぎていたようです。もう少し、優しくふき取るようにします。
とはいえ、ラバー保護シートにしても、しろのさんの「ふだん使っているラケットはフィルムを付けても付けなくても、さほど変わらないのではないか」との意見を読んで、なるほどと納得した次第です。粘着が無くなったら無くなったで新しく買うとか、違うラバーを探すのも卓球の楽しさなので、気休め程度にエコポンを使っていこうかと思います。
ありがとうございました。
ご報告ありがとうございます。
真空状態にすれば長期保存にいいとは思うのですが、日本の卓球メーカーでは、わざわざパッケージに空気穴を作っているのが謎です。もしかしたら、完全な真空パックは逆にラバーに良くないのかなとも思ったりします。メーカーの人に空気穴を開ける理由を聞いてみたいものです。