プロレスラー、スタン・ハンセンの必殺技であるウェスタンラリアットとハルク・ホーガンの必殺技であるアックスボンバーはどちらが破壊力があるのだろうか。
ウェスタンラリアット
アックスボンバー
ウェスタンラリアットは腕を水平に伸ばし、相手の喉元にぶつける。一方アックスボンバーは肘を直角に曲げ、曲げた前腕を相手の顔面を覆うようにぶつける。『プロレススーパースター列伝』(小学館)によると、当時押しも押されぬスーパースターだったスタン・ハンセンに対抗するためにハルク・ホーガンが編み出したのがアックスボンバーで、その威力はウェスタンラリアットをしのいだという(ただし、上掲書は梶原一騎原作のマンガなので、かなりの創作が含まれているらしい。また数十年前に読んだ本なので私の記憶も定かではない)。
私がこれから何を書こうとしているのか、察しの良い方はすでに感づいているかもしれない。
インパクト時、普通の人はブレードを横か、少し斜めにしてウェスタンラリアット的に打つのではないだろうか。ブレードを縦にして打つ人はあまり見たことがない。それはかなり無理がある。しかし私は普通よりもブレードを立て気味にして、アックスボンバー的に打つのは効果があるのではないかと思っている。今回はそれについて語りたい。
アックスボンバー的なイメージで打つとはどういうことなのか。つまりブレードを立て気味(かなり斜め)にして後ろから前に倒す運動を伴う打ち方である。私は最近この打ち方の有効性を検証している。普通の打ち方―ラリアット的打ち方は打球時に手首をあまり動かさない。しかし、アックスボンバーは手首を前に倒しながら打つイメージである。実際にはそれほど動かしているわけではないが、普通の打ち方よりも包み込むように前に動かしている。この打ち方のメリットは以下のとおりである。
・空振りしない
斜めからボールを包み込むように打つので、空振りしない。
・ボールが落ちない
サイドスピンのかかったドライブになり、包み込むように打ち、かつ回転軸を外して打つので滑らない。表ソフト(ラージボール)でも軽々と下回転が持ち上がる。
・力が伝わる
ブレードを横にして打つと、スイートエリアの外に当たった場合、ブレードを押されてしまい、ブレる。だが、ブレードを縦ぎみにして打つと、スイートエリアを外してもボールに押されない。力強く真っ直ぐ打てる。コンパクトなスイングでスピードが出る。
まとめ
私はいつも新しい打ち方を模索している。以前は真剣白刃取り的な打ち方を試していたが、それがだんだん変化して、最近は「アックスボンバー」である。これは大きく分類すればサイドスピンドライブである。しかしあまりこすっていない。ラケットのヘッドからグリップに向かってボールをこすっている。他の言い方をすれば、招き猫的な打ち方である。こういう打ち方をしている人をあまり見ないのだが、デメリットが多いのだろうか。これから検証していきたい。
ウェスタンラリアット
アックスボンバー
ウェスタンラリアットは腕を水平に伸ばし、相手の喉元にぶつける。一方アックスボンバーは肘を直角に曲げ、曲げた前腕を相手の顔面を覆うようにぶつける。『プロレススーパースター列伝』(小学館)によると、当時押しも押されぬスーパースターだったスタン・ハンセンに対抗するためにハルク・ホーガンが編み出したのがアックスボンバーで、その威力はウェスタンラリアットをしのいだという(ただし、上掲書は梶原一騎原作のマンガなので、かなりの創作が含まれているらしい。また数十年前に読んだ本なので私の記憶も定かではない)。
私がこれから何を書こうとしているのか、察しの良い方はすでに感づいているかもしれない。
インパクト時、普通の人はブレードを横か、少し斜めにしてウェスタンラリアット的に打つのではないだろうか。ブレードを縦にして打つ人はあまり見たことがない。それはかなり無理がある。しかし私は普通よりもブレードを立て気味にして、アックスボンバー的に打つのは効果があるのではないかと思っている。今回はそれについて語りたい。
アックスボンバー的なイメージで打つとはどういうことなのか。つまりブレードを立て気味(かなり斜め)にして後ろから前に倒す運動を伴う打ち方である。私は最近この打ち方の有効性を検証している。普通の打ち方―ラリアット的打ち方は打球時に手首をあまり動かさない。しかし、アックスボンバーは手首を前に倒しながら打つイメージである。実際にはそれほど動かしているわけではないが、普通の打ち方よりも包み込むように前に動かしている。この打ち方のメリットは以下のとおりである。
・空振りしない
斜めからボールを包み込むように打つので、空振りしない。
・ボールが落ちない
サイドスピンのかかったドライブになり、包み込むように打ち、かつ回転軸を外して打つので滑らない。表ソフト(ラージボール)でも軽々と下回転が持ち上がる。
・力が伝わる
ブレードを横にして打つと、スイートエリアの外に当たった場合、ブレードを押されてしまい、ブレる。だが、ブレードを縦ぎみにして打つと、スイートエリアを外してもボールに押されない。力強く真っ直ぐ打てる。コンパクトなスイングでスピードが出る。
まとめ
私はいつも新しい打ち方を模索している。以前は真剣白刃取り的な打ち方を試していたが、それがだんだん変化して、最近は「アックスボンバー」である。これは大きく分類すればサイドスピンドライブである。しかしあまりこすっていない。ラケットのヘッドからグリップに向かってボールをこすっている。他の言い方をすれば、招き猫的な打ち方である。こういう打ち方をしている人をあまり見ないのだが、デメリットが多いのだろうか。これから検証していきたい。
コメント
コメント一覧 (2)
と、言って練習をサボって帰ってた私が言いたい。
プロレス技を卓球技術に応用するのは・・無理ではw
いゃ、面白い♪です。
その頃のスタン・ハンセンに魅了されたのは私だけでは
無いはずです。
最初に言っときますが、ウェスタンラリアットじゃなくてウエスタンラリアートじゃないかな。
長州力のがリキラリアット。
プロレスに革命を起こしたのが「ウェスタンラリアート」です。
卓球に例えると・・・チキータとか裏面打法とかかな・・昔聞いた事無かったから。
まあ、卓球はわからないのでコメントは控えます。
なんでも後出しの方が先駆者の技を研究してからだから、
いいのはわかってます。
どのスポーツでもだんだん変化していきますね。
付いていけません。。。ぜひ検証お願いします。
コメントありがとうございます。
金曜のプロレスというと、新日本プロレスのテレビ中継のことでしょうか。
私はあまり興味がなかったのですが、当時のプロレスの人気はすさまじかったですね。
「ラリアット」「ラリアート」の件ですが、スペリングはLariatで、発音記号/læriət/ということなので、「ラリアット」が近い発音ではないでしょうか。たしかに昔は「ラリアート」という言い方をよく聞きましたが。
検証を続け、ご報告できることができたら、また記事を書きたいと思います。