卓球のルールで常々疑問に思っていることがある。
主に用具関係のことだ。どうしてこんなルールがあるのかご存じの方はぜひご教示願いたい。
補助剤問題がかまびすしいが、私たちアマチュアにはあまり関係ない。それよりも現実的に以下のルールのほうが切実な問題だ。

・ユニフォーム上下にJTTAAのタグがなければ試合に出られない
これはどういうことなのだろうか。単に白や光を反射するようなシャツはダメにしたらいいことじゃないのだろうか。日本国内の卓球メーカーを保護するための理不尽なルールに思えてならない。このような障壁があると、国外メーカーや非卓球スポーツメーカーの参入が制限され、フェアな競争にならない。その結果消費者が損をする。こういうのは商法などで引っかからないのだろうか。常識で考えたらビジネス機会の公平性を損ねていると思うのだが。

団体戦のときはチームが同じユニフォームで揃えなければならない
こちらはさらに理不尽なルールだ。チームのメンバーが替わったら、チーム全員がユニフォームを新調しなければならないことになる。というのは、毎年のようにユニフォームは廃盤になってしまい、新しいメンバーが入ったからといって、数年前に発売されていたユニフォームを購入することはできないからだ。

・相手と同じデザインのユニフォームの場合はどちらかが着替える
サッカーやバスケのように敵味方が入り乱れるタイプのスポーツなら、こういうルールが必要だが、卓球には必要あるとは思えない。ルールブックには「観客に配慮して」のような記述があるが、プロの試合ならともかく、地方の小さな大会でそんな理由で着替えさせることはないと思うのだが。団体戦の場合は全員予備のお揃いのユニフォームを用意しなければならないということだろうか。神経質な人は、不測の事態に備えて、合計3着のユニフォームで試合に臨まなければならない。バカバカしい。

・半袖半ズボン
長袖長ズボンでやったらいけない理由はないと思われる。寒い地方で試合が行われるとき、身体が温まらない初めのうちは長袖・長ズボンでもいいと思う。エアコンなどない、冬が寒い地方の体育館の寒さは相当なものだと思う。私も以前、その日の初めの試合で指がかじかみ、足が動かず、苦労した経験がある。

・ヘアバンドやアンダーシャツなどはメーカーロゴが見えてはいけない
さっぱり分からない。メーカーの宣伝をしてはいけないという理由なのだとしたら、どうしていけないか分からない。スポンサーのイメージ向上にもなるし、選手も助かる。誰も損しないのに。

・ラケットにJTTAAの刻印がない場合は審判長の許可云々

実質的にダメ出しを出されることはないのだから、この規定もなくしてほしい。これも日本卓球協会が上前をはねるためかと勘ぐりたくなる。

・ラバーの色は赤か黒
昔は緑やらオレンジやらのラバーを使っていたのだから、いろいろな色のラバーを使えるようにしてほしい。赤黒の二択だと、どうしてもどちらかのラバーばかりが余りがちである。それに卓球をカラフルで明るい雰囲気にしようというのは業界全体の意志なのではないだろうか。それなら黒と黄色とか、青とピンクなどのラバーも解禁してほしい。色盲の人が判別できるようにという配慮もあるのかもしれないが、それなら色盲の人でも判別できる範囲でいろいろな色を許可してほしい。

・ペンの裏面にラバーを貼らないときはラバーと違う色に着色する
どうして白木のままではいけないのか、理解できない。かりに日ペンの人が裏面を黒に塗ってしまったら、それから赤いラバーしか貼れなくなってしまう。「半円シート」を貼ればいいかもしれないが、白木のままが一番手間が省ける。

・一枚ラバーは表のみ
裏の一枚ラバーが(実用化できるなら)あってもいいと思うのだが。

・ボールは垂直に上げる
どうして斜めに上げてはいけないのか。丁寧選手やアラミヤン選手のフォアサービスはほとんど斜めに上げているが、フォールトをとられない。