最近、ラバーを替えたためか、オーバーミスが多い。
最近、F面をオメガIVの特厚?に替えてみた。
オメガIVはプロだの、アジアだの、いろいろなタイプがあるようだが、中古で買ったのでよく分からない。
ヴェガと同じようにパサパサした感じのスポンジなので、ラバー重量が軽いが、ヴェガよりも弾力があり、弾む。ちょっとテナジーみたなラバーだ。
ヴェガと較べてドライな感じ。もちろん滑るわけではないのだが、私などの球威では、しっかりとラバーに食い込ませるのが難しく、あまりボールを掴んでくれるような感覚が味わえない。掴む前に飛んでいってしまう感じだ。おそらく上級者のインパクトの強さがないと、使いこなせないのだろう。

それでオーバーミスが多い原因を考えてみた。
角度が悪い。
それはそうだろう。しかし角度にもいろいろある。ラケットの面の角度、それからスイングの角度。スイングの角度もZ軸(奥行き)を強めに振っているのか、Y軸(上)を強めに振っているのか。
そういうことは自分では間接的にしか分からない。
道案内を図を使わずに言葉だけでするようなものだ。

そこでビデオカメラで自画撮りをしてみた。
最近のビデオカメラの安さは異常だ。1080Pの動画が取れるビデオカメラが2~4万円で買える。
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価格コムで一番人気のパナソニックの上のカメラは3万弱。ビクターのカメラなら2万円を切るものもある。
最近はコンパクトデジカメでも動画が撮れるが、動きのある動画を長時間とるなら、ビデオカメラのほうが上だ。スマートフォンでも撮れるらしいが、使ったことがないので分からない。

その動画で自分のフォームを見たら、いろいろ問題点が見つかった。

1.間に合っていない=スイング及び、そのスタートが遅い=手元に引きつけすぎ
相手のボールが自コートにバウンドした時にスイングをスタートさせるといいと聞いたことがある。しかし私の場合はそれがやや遅れて、スタートさせたときには自分の体にけっこう近づいている。ボールは自分の体の前で打つのが安定すると思うのだが、最適な遠さを過ぎて、やや横で打ってしまっている。しかもスイングスピードはあまり速くない。

2.フォームが大きくカーブを描いている
途中で角度が間違っているのに気づき、それを調整しようとして無理に上からかぶせようとしている。それが極端になると、スイングの途中でヒジが上がってしまうが、そこまでではないにしても、そういう気味が窺える。そしてスイングが大きいので、次のボールに間に合わない。

3.ボールの後面(自分から見て)を打っている=ラケットが下から出ている
ネットに引っかからないように下から擦り上げる癖がついてしまっている。
もちろん、下回転のときはラケットを下から出し、順回転のときはラケットを横から出し、ボールの上を水平気味にこするというのは頭ではわかっているのだが、動画を見るとそれが徹底しておらず、順回転でもラケットを下から出している感じだ。右利きの私からボールの側面を見ると、下回転なら2~3時近くをこすり、ドライブをかけている。順回転ならもっと上ををこするべきだと思うが、順回転でも2時ぐらいをこすっている。ボールの高さが低いときはそれでも入るが、やや高めにバウンドしたボールを2時でこすると、オーバーミスをしてしまう。

4.連続ドライブをすると、上体が浮き上がってしまう
体幹というのがしっかりしていないのだろうか。ドライブを打って、返球されたボールをさらにドライブしようとすると、体が伸び上がったまま、連続ドライブを打ってしまう。ちゃんともどらなくては。

5.スタンスが狭い
自分では広めにスタンスをとっているつもりなのだが、ビデオを見ると、ほとんど足を開いていない。

以上、いろいろな問題点がビデオを見れば一目瞭然である。

【まとめ】
オーバーミスの原因は角度が悪いから。
その一言では、オーバーミスは減らないだろう。「角度が悪い」にもいろいろあり、私の場合は、ボールがラケットと接する位置が悪く(ボールの上ではなく、後ろをこすっている)、言い換えれば、ラケットを下から出しすぎていたわけだ。さらにスイングのスタートが遅いためにボールを自分の体に近づけすぎて打っていた。
これら、いくつかの要因が複合して「角度が悪い」という結果が出ている。単にラケットの面の角度を変えれば良いボールが打てるというわけではない。

おそらく芸能人は鏡で毎日自分の表情をよくチェックしており、写真をとられるときに自分が思った通りの表情を作れるだろう。それと同じように卓球でも自分が今、どんな姿勢やフォームで打っているかを意識できるのは大切だと思う。そのためにもっと自分のプレーを動画でチェックする必要があると感じた。