しろのたつみ



卓球について考えたこと、
気づいたこと(レベル低いです)
を中心に中級者の視点から綴っていきます。




2020年07月

当ブログでは皆様からの寄稿を募集しております。卓球について意味のある主張を発表したい方はshirono.tatsumi◯gmail.comまで原稿をお寄せください。

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一点、一瞬、集中力

今のレベルより上のレベルに行きたい。
そのときに必須の「武器」はブロックだと個人的には思っている。
ブロックに自信があれば、相手の攻撃を過度に恐れずに済み、たとえ相手に先に攻撃されても、自分の展開に持っていくことができる。それ以上に格上の練習相手も務まるので、格上と練習する機会が増えるし、ミスが減るので普段の練習でも効率よくボールを打てるからである。

そんなことをずっと前から思っているのだが、まだまだブロックに自信がない。「鉄壁」と言われるようなブロックを身につけたい。そう思ってバック系の技術ばかり練習しているので、今度はフォアハンドがおかしくなってきた。安定しない、力の入る打ち方が分からない、かとおもえば軽く打っているつもりでもボールをオーバーさせてしまう…。

そんなときにOKP氏の以下の動画を見て参考になった。

point

裏面バックハンドがヤバくなってきた

「なんか足らんことない?」
「なんか…フニャフニャしてる…当たった瞬間とか、インパクトとかに、フォアだったらギュッと行く感じ…『(力が)入る点』があるんですけど、バックはまだ見つかってない感じがします」

「(力が)入る点」!
そうだ、これが今、私のフォアハンドで分からなくなっているのである。

ここでいう「入る点」というのはブレードの「当てる点」と言い換えてもいいだろう。今の私はここがあいまいなのである。

当てる場所や、進入方向などいろいろ試してみて、私の場合、フォアドライブはブレードの中央、グリップ寄りに当てるのが安定するということが分かった。

この経験からインパクトの「点」を意識することは大切だと気付かされた。

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卓球では腕の力を抜いて、打球時の一瞬だけ力を込めれば十分だと言われる。
逆に腕にずっと力を込めていて、ガチガチの状態だと、ショットに力がこもらず、ボールが全く走らない。これは一般的に言われていることである。

では、集中力についてはどうだろうか。

練習ではよく知っている相手とリラックスしてプレーできるので、そこそこ自分の実力も発揮できるが、試合となると、なかなかそうはならない。相手がどんなプレーをしてくるか分からないし、緊張もしている。なんということもない相手のショットに対しても、反応が遅れてミス。もっと早く反応しなければと思い、相手の一挙手一投足を目を皿のようにして観察し、集中力マックスで、一瞬でも早く反応しようとするがうまくいかないし、疲れる。一方、上手な人はそんなに目を血走らせて全力で相手の挙動に集中しているようには見えない。わりとリラックスしてプレーしているように見える。

集中すればするほど、かえって反応が遅れてしまうのか?

そう考えた私は集中することをやめ、無心・平常心のリラックスマックス状態でプレーしてみたところ…やっぱり反応が遅く、相手のプレーにちっとも対応できなかった。

ガチガチにずっと集中している必要はないと思うが、完全に気を抜いてしまってもダメらしい。腕の力と同じで、要所要所のポイントで集中力をオンにしなければならないのではないか。では、どんなときに集中力をオンにするのか。

相手の打球の瞬間だと思う。

相手の打球の瞬間を確認すると、ボールが来る方向が分かるだけでなく、ボールを打つタイミングが計れる。このタイミングを逸してしまうとこちらからは攻撃できず、相手のショットに合わせることしかできなくなる。

実戦でこれを試してみた。

あちらからサーブを出し、こちらは無難にツッツキレシーブ。相手は3球目をフォアドライブする体勢に入る。私は相手の攻撃に備えつつ、相手のインパクトの瞬間をしっかり確認するために集中力のスイッチをオンにした。

見えた!

その瞬間、私は全身をキュッとこわばらせ、相手のドライブをしっかりとブロックで返球したのだった。ほんの少し心の余裕があった。

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ショットは、一瞬だけ力を込めて、
集中力は、相手の打球の瞬間に。
これがいい。

用具と連れ添う――用具レビューについて

ここのところ、ずっと中国ラバーを使っているのだが、なんといっても硬い。ドライブでは勢いよくぶつけないとしっかり打っている感触がない。しかし、中国ラバーはぶつけるのではなく、シートでこすって飛ばせと聞いたことがある。とすると、勢いよくぶつける打ち方というのは中国ラバーの特性を活かせない打ち方なのだろうか。

1ヶ月ほど前、練習相手に「中国ラバーになってからボールが軽くなりましたね」と言われた。以前、テンションラバーを使っていた頃のほうがボールに回転がかかっていて、ドライブが重かったというのだ。そのことを思い出して、先週はなんとなくテンションラバーに戻してドライブを打ってみた。練習相手(先月とは別の人)に聞いてみた、「今日の私のドライブは重くなかったですか?テンションラバーに戻してみたんですが。」。すると、

「いやぁ、あんまり感じませんでしたね。というか、いつもの中国ラバーのほうがバウンドしてから2速が伸びてきて、回転がよくかかっていたと思いますよ。今日のドライブはずいぶん軽く感じました。」

う~ん。やっぱりな。たしかに打っているときにあんまり引っかかっている感触がなかったのだ。

中国ラバーにしたらテンションのほうがドライブが重かったと言われ、テンションラバーに戻したら中国ラバーのほうが重かったと言われてしまう。一体どういうことなんだ?

私の出した結論というのはこうである。
中国ラバーにしても、テンションラバーにしても、そのラバーが最も回転やスピードが出せる打ち方というのがあって、力を入れるタイミングとか、当て具合(厚さ)がそれぞれ異なるということである。したがってテンションラバーで最も威力の出る打ち方で中国ラバーを打ったら、「軽い」と言われ、中国ラバーに最も適した打ち方でテンションラバーを打ったら「軽い」と言われてしまう。先月の私は中国ラバーに適した打ち方ができていなかったので「軽い」と言われ、今月は中国ラバーにかなり順応してきたので、テンションラバーに一時的に戻したら「軽い」と言われてしまったわけである。

これは中国ラバーとテンションラバーというかなり性質の異なるラバーの話だが、同じ中国ラバー同士でも、あるいはテンションラバー同士でも、威力の出る打ち方が異なり、そのラバーが持つ性能を100%引き出すには数ヶ月単位で打ち方をあれこれ試行錯誤しなければならないのではないだろうか。

テナジー05に適した打ち方、ファスタークG1に適した打ち方というのが違っているとしたら、テナジーを使い慣れている人がG1を打ったときに「全然回転もかからないし、飛ばない」という印象を受け、逆にG1を使い慣れている人がテナジーを打ったとき、「ボールが軽い」といった印象を受けたりするのではないだろうか。最近流行りの粘着テンション09CとかZを使った場合も同様で、ふだんの打ち方に合わないラバーだと「ボールが落ちる」とか「棒球になる」といった評価になるのではないか。

そう考えると、たかだか数時間から数日試打しただけの用具レビューというのは全く意味がなくなってしまう。同じラバーでも打ち方によって回転がかかったり、かからなかったりして、そのラバーの本来の性能を発揮するような打ち方を身につけるには、数週間から数ヶ月試行錯誤しなければならないからだ。それはラバーだけでなく、ラケットでも似たようなことが言えるかもしれない。

これは私の狭い経験から導き出した仮説に過ぎない。世の中には私の仮説を覆すような、「どんな打ち方をしてもよく回転がかかり、スピードの出るラバー」と、「どんな打ち方をしてもイマイチのラバー」というのがあるのかもしれない。しかし、中級者レベル以下のレベルで考えれば、ある程度評判のいいラバーなら、どれでも打ち方を工夫すれば満足の行くショットが打てるのではないかと思う。

というようなことを下の動画を見て考えた。
無題

【卓球グッズWEB】低評価から最高評価へ。打てば打つほど良くなるDNA PRO Hを分析【用具検証クラブvol.3】



おなかの力はすごい――感覚の開発

人間は猿から進化した…いや、猿から分岐したといったほうが分かりやすいだろう。

先史時代
こんな質のいい動画が無料だなんて…代ゼミが潰れるわけだ。
先史時代1

類人猿と猿人とを分かつものは何か?
二足歩行とその結果としての腕の可用性こそがヒトの証なのだという。
その有り難い「腕」というものが卓球の上達をどれほど阻害しているかはみなさんよくご存じだと思う。私も頭では理解していたのだが、最近身を以てそれを思い知ることになった。


肩が急に痛くなって、腕を伸ばせなくなった。
これはおそらく五十肩である。
そのうち元に戻るだろうと思っているのだが、いつになっても元のように腕を伸ばせない。職場の人に相談してみると「私はもう一年以上そういう状態ですよ」とのこと。もしかしたら完治しないものなのか?

しかし、このために卓球の調子が非常にいいのである。

腕がまっすぐ伸ばせないので、いつも脇を締めたような状態でプレーすることになる。フォア側に適度なスピードのドライブなり、ロングボールなりが来て、「カウンターできる!」と手を伸ばそうとしてもラケットが届かない。ツッツキ打ちをしようとしてフォアドライブをかけようとしても力がこもらない。フルスイングしようものなら激痛が走り、ラケットを落としそうになる。バックドライブはもっと深刻である。軽く打っただけで激痛が走る。どうしてもボールにちゃんと近づいて打たなければならない。

今までいかに腕力に頼ったプレーをしていたのかと反省させられた。

ビュン!っと速いドライブを打つのはもうあきらめて、とりあえずそこそこのスピードで安定したドライブを打てるようにしなければ。そのためにはこまめなフットワークで常に足を動かすようにしなければ。

ちゃんとボールに近づくようにすれば、ボールを打てることは打てるのだが、あまり威力が出ない。腕を伸ばさず(痛くならないよう)に強いドライブを打つ方法はないものか。腕に力を入れずに強いショットを打つには、イヤでも身体の他の部位を使わなければならない。そんなこんなで試行錯誤しているうちにお腹でバックドライブが打てることが分かった。迫ってくるボールと一緒にお腹を凹ませて、バウンドと同時にお腹を前に突き出すと、腕に力を入れずに自然にバックドライブが打てる。

「うわっなんだこれ?腕にほとんど力を入れなくてもそこそこの裏面ドライブが打てるじゃないか!」

決定打を狙うような、スピードの乗ったドライブを諦めたのがよかった。限界までスピードを乗せようとは思わないから、力が自然と抜ける。腕の力が完全に抜けると、今まで感覚のなかったお腹や腰骨を動かす感覚が生まれてくる。よくトップ選手が「腕は振るのではなく、自然に振れるのだ」などと言っているのはこういう感覚だったのか。今まで、強すぎる腕の感覚にかき消されてしまい、プレー中に腰や肚の感覚というものを感じることはあまりなかったが、腕の感覚を最低限のスリープ状態にすると、今まで感じ取れなかった感覚が感じられるようになる。喩えて言えば、強烈な甘みで素材の味が全く分からなかった料理が、甘さ控えめにしたら、素材の味が分かるようになったような感じである。

次は回転のキツい下回転に対するバックドライブである。お腹の凹みだけではボールが持ち上がらないので、今度は打球前に姿勢を低くして、伸び上がる力とお腹の力を重ねてバックドライブを打ってみると、キツい下回転が持ち上がるではないか。そのときに私はおそらく初めて膝の感覚を感じることができた。よく膝を使ってドライブを打てと言われるが、こういうことだったのか。

腕を伸ばせないので、脇をキュッと締めているために体幹が回るのも感じやすい。

おそらく腕の感覚というのも、何らかの役には立つのだろうが、今は腕の感覚を徹底的に排除して、その他の感覚を「開発」するのが楽しい。

五十肩に感謝!

直感は告げる――卓球練習で大切なこと

新緑の美しい春のある日、私は相変わらずゲーセンで遊び呆けていた。

新緑


そこに久しく姿を見せなかった一年上のO先輩が久しぶりに姿を現した。O先輩は、私がひそかに憧れている人だった。O先輩は天才肌の人で、そんなに熱心にゲームに取り組んでいるようには見えないのに、どんなゲームでも器用にこなし、ちょっと気の利いた作品が入荷すると、この辺りで一番最初に全面クリアを達成するのはO先輩だった。

「先輩、お久しぶりです。なんだか浮かない顔をしていますね。受験疲れですか?」
「あぁ…受験はオレが思っていたよりもずっと難敵だったよ…」

O先輩は3年生。あと10ヶ月もしないうちに大学受験を迎える。私はO先輩ほどの人なら、直前に受験勉強を始めたとしても、そこそこの大学に合格してしまうのではないかと漠然と思っていた。そのO先輩が受験までまだ半年以上も残している時点で「全く歯が立たない」と嘆息しているのだ。これは尋常なことではない。

「シロノも2年の夏休みからエンジンをかけても遅いぞ。今からエンジン全開じゃないと、とても間に合わん。」

その一言が妙に心に残った。高校の先生からはいつも「2年生になったのだから、受験を見据えてちゃんと勉強しないとダメだぞ!」などと耳にタコができるほど聞かされていたのだが、全く心に響かなかった。それに対してO先輩の一言は、私の心に訴えかける何かがあったのだ。

「これは掛け値なしの真実だ。この忠告を聞かなかったら、きっと後悔する…」

と私は直感的に思った。その日から私は必死で勉強に打ち込むように…はならなかったが、その言葉がずっと頭に残っていた。そして少しずつだが、受験勉強を始めるようになった。無情にも夏休みはあっという間に訪れ、周りのみんなも本気で受験勉強を始めだした。私も同じように2年の夏休みから受験勉強に本腰を入れるようになったのだが、何分、毎日うちで5時間も6時間も勉強することに慣れていなかったので、計画通りには進まなかった。もっと早い時期から身体を受験モードに慣らしておけばよかった。夏休みもあっという間に過ぎ去り、気づけば冬の足音が…。

やがて3年生になり、「あの時のO先輩の言葉は本当だった」と改めて思った。もっと早くに気づいていればよかったが、それでもあの時点で、気づけてよかった…。結局私は第一志望の大学には入れなかった。
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神山氏のこの動画を見て、私は高2の春のできごとを思い出した。
氏は言う、ボールの深さを意識することがミスを減らす上で非常に有益だと。



ボールの「深さ」を普段の練習で意識することはとても重要

「卓球のミスって深すぎてオーバーミスするか、浅すぎてネットミスするかだと思うんですね。」
「深さっていうのを意識すると、結局ですね、自然とボールの高さも意識せざるを得なくなるのかなと思います。」

これは掛け値なしの真実だ!
この意識をもって卓球に打ち込まないと、私はきっと後悔する!

私の直感がそう告げている。根拠はない。

卓球上達に必要なことは人によって違うし、優先順位も人によって異なる。世の中には卓球における重要事項というものが多々紹介されている。しかし、今の私にとって「深さ」を意識した練習こそが最優先であるに違いない。

そんなことを感じた。

【付記】
九州の皆さん
大雨や洪水で大変な思いをなさっていることと思います。お見舞い申し上げます。

世の無常

いろいろなオンライン・ミーティング・アプリが話題にのぼる中、日本発のアプリが出てこないのはなんだか寂しい感じがする。かつてなら、こういう国際的な需要が生まれたら、日本発の製品が必ず出てきたものだ。
30年ほど前に私が初めてヨーロッパを旅行した時のことを思い出すと、当時日本経済はイケイケで、あらゆる分野で世界をリードしていたように思う。日本中に金が余っていて、「東京都の地価を合計すると、アメリカ全土が買える」などと言われた。アメリカは日本製品の流入を警戒しており、各地で日本製品を破壊するデモンストレーションが行われたりした。

bonus
若い人はなぜゲーム中でトヨタの車を壊すのか知っているのだろうか?

ソニーとパナソニックがアメリカの大手映画会社を買収すると「アメリカの魂を金で買った!」などと叩かれた。日本人が世界各国に飛び出すようになり、私がヨーロッパに行った時も、日本人観光客があちこちにいて、ブランド物のカバンやらスカーフやらを「爆買い」していた(日本で買うより安かった)。現在と違い、ヨーロッパ人で日本製品以外の日本に興味を持つ人は稀で、ヨーロッパ人は日本人観光客を冷ややかな目で見ていたように思う。かつての先進国の人たちが新興成金国の私たちを見る目は厳しかった。また、私たちが憧れのヨーロッパを見る目も複雑だった。私が初めてヨーロッパに行ったときの感想は「文化的には学ぶべき点が多いけれど、テクノロジーの点では時代遅れのものが目立つな」というものであった。今の中国人がやっていることを30年前の日本人もやっていたわけである。

そういう時代もあったな。今の貧しい日本を見ると、隔世の感がある。

しかし「かつての栄光をもう一度」というのは無理な話である。こういう時代がもう一度めぐってくるにはあと100年は待たないといけないだろう。
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世の中は無常である。いつまでも同じままではいられない。何かが過ぎ去って、何かが加わり、何かが残る。最近の日本の卓球界で言えば、青森山田の卓球部の強化が終わり、卓球レポートが紙媒体の出版をやめた。ヴィクタスというブランドができ、オリンピックの活躍によって卓球が知名度を得、その後、張本選手や伊藤選手が世界をあっと言わせた。そのような流れの中で今まさに過ぎ去りつつあるものといえば、Tリーグだろうか。開幕してわずか2年だが、ここへきて、どうにも立ち行かなくなっているらしい。

Tleague

文芸春秋の記事によると、
「当初はまともな財務諸表も作成せず、リーグの予算規模では到底賄えない競技運営を行っていた。1億円以上を費やした両国国技館でのリーグ開幕戦だけでなく、1試合の運営費も800万円近かった。結果、初年度から5億円以上の赤字に陥っていたのです。やがてプロモーションやチケット販売も各チームに丸投げ状態になっていった」

ということである。この記事がどれほど事実を反映しているか分からないが、苦しい状況なのはまちがいない。観客数は減る一方で平均すれば4桁に満たないかもしれない。観客1人あたり1万円の入場料をとれば、なんとかペイするというところだろうが、学費が払えないとか、生活できない世帯が増えつつある中、入場料を値上げするというのも難しい。私もTリーグを一度観に行きたいとは思っているが、京都には来ないので、わざわざ大阪とか東京に行かなければならない。そこまでして見に行きたいかと言われると、見に行かなくてもいいかなと思う。世界のトップ選手のプレーを目の当たりにしたいとは思うが、ただ見るだけなら全日本かジャパン・オープンを見に行けば十分で、どうしてもTリーグを見に行きたいという気持ちはない。今の御時世は、できるだけお金を使わずに卓球を楽しみたいという風潮である。ようするに高いお金を払ってトップ選手のプレーを生で見たいという需要が現在あまりないのだと思われる(その一方で1万円以上のラケットがふつうに売れる不思議)

このような状況では運営も大変だろう。ふつうにまじめに運営しているだけではお客があまり来ない。尋常でない運営でもしない限り、このままでは沈没は必至だが、石にかじりついてでも存続させたいという死に物狂いさが運営からは伝わってこない(内部では必死なのかもしれないが)。運営ではなく、むしろ選手(神巧也選手や、松平健太選手)のほうが必死な感じがする。

非常に残念なことだが、Tリーグは存続できず、いずれ解散、あるいは休眠ということになりそうだ。現在の体制のままで黒字に転換できるとはとうてい思えないからである。しかしたとえば2年に一度、現在の男女各4チーム体制で対抗戦を行うということなら、どうだろうか?非日常感、期間限定感が出てきて、電車賃を使ってでも見に行きたいと思う人も出てくるかもしれない。そのぐらいの頻度の「お祭り」的なイベントとして今後も存続してもらえたらありがたいと思う。

日本卓球界にとって大切なものが過ぎ去っていくのはさびしいが、無常は世の理なのでしかたがない。

【追記】 最近WRM のやっすん氏がアキレス腱を切ってしまったらしい。 氏の動画がしばらく見られなくなり、残念である。 一日も早い快復を祈っている。
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