9月はビデオカメラが安くなるんだそうである。
10月は運動会を撮るために一年で最もビデオカメラが売れる時期だそうで、この時期に新規購入・買い替え需要が起こり、新製品の投入があり、旧モデルの安売りが始まるらしい。
前記事でもビデオカメラを取り上げた(前記事「卓球人のためのビデオカメラの選び方」)が、9月を控えた今、改めてビデオカメラについて考えてみたい。
なお、私はこういう分野に疎く、画質や音声の良さとか、性能的なことはよく分からないので、詳しい人に確認してから購入することをお勧めしたい。
家庭用ビデオカメラは大きく分けると3種類あるようだ。
A:4K動画が撮れる上級モデル。
B:1080Pまでの標準的なハイビジョン動画が撮れるモデル。
C:アクションカメラ
Aの4K動画はハイビジョン動画と比べて4倍の解像度というから、データ量が膨大になる。また、4K画質が映せるテレビやPCのモニターはまだあまり普及していない。将来的に4Kテレビが普及した時のために購入するという手もあるが、自分の試合などを撮影するのにそれほどのスペックが必要か疑問である。
パナソニックのHC-VX980M。
今、6万弱で買える。コストパフォーマンスが非常に高いので人気がある。
Cのアクションカメラというのは非常に小型で、振動やホコリに強く、自転車に取り付けたり、ダイビングのときに自分の手や頭に取り付けて、自分の視点で撮影するという用途らしい。スポーツをするときや旅行に行った時、自分の視点で撮ることができる。ただ、レンズが非常に広角で、固定して撮影する卓球撮影にはあまり適していない。
GoPro HERO4 5万円強。
というわけで通常のBのハイビジョン画質のビデオカメラが最も卓球撮影に適していると考えている。
ビデオカメラはソニー、パナソニック、ビクター、キヤノンから出ているが、前三者がシェアの大半を占めているらしい。普通はソニーかパナソニックかというところだが、ビクターはバッテリーの容量が大きく、2時間半以上連続録画できるらしい。また、衝撃にも強いという。卓球撮影用としてはなかなか魅力的である。
Everio GZ-R300 3万円強。
カタログスペックでは撮影時間が310 分!5時間!
しかしこのモデルはMP4では記録できず、AVCHDのみだという。また1080Pの60フレーム/秒にも対応していないらしい(上位モデルはどちらも対応)。MP4に対応していないということは、youtubeにアップロードするときに、パソコンでMP4に変換するという一手間が必要になってくる。また60フレームに対応していないので、やや滑らかさに難があるか。
ソニーのHDR-CX675という機種が今、最も売れているようである。
価格は5万弱ぐらい。
空間光学手ブレ補正という機能が売りのようだが、三脚で固定して室内で撮る卓球撮影にはあまり必要ないだろう。
録画モードがAVCHD画質:1920×1080/60p(PS), 24p(FX,FH), 60i(FX,FH)とMP4 : 1280×720 30pというのがいい。
USB端子から充電が可能ということなので、汎用品のモバイルバッテリーで充電できるようだ。ただ、付属のバッテリーが切れた時、モバイルバッテリーで給電しながら撮影することができない。ソニーの人に聞いたので間違いない。以下、メールでのやりとり。
------
最後に本体のバッテリーが切れた時に、
汎用のモバイルバッテリーで給電しながら
撮影することはできるでしょうか。
●「HDR-CX485」HDR-CX675」
→
給電しながら撮影する事はできません。
ご期待にそえず、誠に申し訳ございませんが
何とぞご了承願います。
--------
卓球には手ブレ補正は関係ないので、下位機種のHDR-CX485もいいかもしれない。
ただ、値段は上位機種とあまり変わらず、5万弱。
あと、ソニーのカメラはパナソニックと比べて、本体液晶画面が少し大きいのがうれしい。
HDR-CX485は重さが195gだが、上位機種のHDR-CX675は重さが305gとやや重いのが難点。
一方パナソニックのHC-V360Mは上のソニーのモデルよりは安価なモデルだが、卓球撮影のための機能は十分だと思われる。
価格は4万弱ぐらい。
録画モードは1080/60p:1920×1080/60p、PH/HA/HG/HE:1920×1080/60i、MP4/720p:1280×720/30pとなっており、ソニー製品とあまり変わらない。MTSファイル1080Pの60フレーム/秒とMP4ファイル720Pの30フレームがあれば十分である。720Pの60フレームというのが最も使い勝手が良さそうな気もするが。
本体の重さがわずか213gというのがすばらしい。ポケットに入るぐらいの小ささである。
ただ、このモデル(内蔵メモリを増やしたHC-V480Mも)は現在生産終了で、10月ぐらいに新しいモデルが出る予定だが、熊本の地震で部品供給が滞っているらしく、後継モデルが予定通り発売されるか分からない。
パナソニックのビデオカメラのすばらしいところはPSPのACアダプターが流用でき、給電しながら撮影できる点である。さらにPSP用のUSB変換ケーブルを使えば、モバイルバッテリーを使って撮影できる。HC-V360Mに付属のバッテリーは容量が小さく、カタログ値では125分である。ソニーのHDR-CX675はもう少し大きく、カタログ値が150分である。パナソニックのカメラはこのバッテリーという弱点があるのだが、上の方法でその弱点は解消される。
USB充電ケーブル。300円ほど。
アマゾンで一番売れているモバイルバッテリー。3000円ほど。
使ったことはないが、上のUSBケーブルでビデオカメラと繋げば、長時間の録画が可能になる?
【結論】
ビクター、ソニー、パナソニック、どれも卓球撮影に適しており、価格も4万~5万でリーズナブルである。
発色の美しさや手ぶれ補正といった点は卓球撮影にはあまり必要ない。必要最低限の機能と、バッテリーの持ちの良さを考えると、私はパナソニックの低価格機がいいかなと思うが、ビクターのバッテリーの容量と対衝撃性、ソニーのブランドは魅力的だ。
【追記】180501
私はパナソニックの安いカメラを2台使ってきたが、どちらのカメラも1年ほど経つと、急にオートフォーカスが誤作動し、10分ほど連続で撮影すると、画質がボケボケになってしまうというトラブルに見舞われた。ネットで解決策を探してみたが、ダメだった。
おそらく屋外で使う分には問題ないのだろうが、卓球の撮影のような体育館内での撮影はセンサーが高性能でないとオートフォーカスが誤作動するようだ。
【追記】1800918
10月は運動会を撮るために一年で最もビデオカメラが売れる時期だそうで、この時期に新規購入・買い替え需要が起こり、新製品の投入があり、旧モデルの安売りが始まるらしい。
前記事でもビデオカメラを取り上げた(前記事「卓球人のためのビデオカメラの選び方」)が、9月を控えた今、改めてビデオカメラについて考えてみたい。
なお、私はこういう分野に疎く、画質や音声の良さとか、性能的なことはよく分からないので、詳しい人に確認してから購入することをお勧めしたい。
家庭用ビデオカメラは大きく分けると3種類あるようだ。
A:4K動画が撮れる上級モデル。
B:1080Pまでの標準的なハイビジョン動画が撮れるモデル。
C:アクションカメラ
Aの4K動画はハイビジョン動画と比べて4倍の解像度というから、データ量が膨大になる。また、4K画質が映せるテレビやPCのモニターはまだあまり普及していない。将来的に4Kテレビが普及した時のために購入するという手もあるが、自分の試合などを撮影するのにそれほどのスペックが必要か疑問である。
パナソニックのHC-VX980M。
今、6万弱で買える。コストパフォーマンスが非常に高いので人気がある。
Cのアクションカメラというのは非常に小型で、振動やホコリに強く、自転車に取り付けたり、ダイビングのときに自分の手や頭に取り付けて、自分の視点で撮影するという用途らしい。スポーツをするときや旅行に行った時、自分の視点で撮ることができる。ただ、レンズが非常に広角で、固定して撮影する卓球撮影にはあまり適していない。
GoPro HERO4 5万円強。
というわけで通常のBのハイビジョン画質のビデオカメラが最も卓球撮影に適していると考えている。
ビデオカメラはソニー、パナソニック、ビクター、キヤノンから出ているが、前三者がシェアの大半を占めているらしい。普通はソニーかパナソニックかというところだが、ビクターはバッテリーの容量が大きく、2時間半以上連続録画できるらしい。また、衝撃にも強いという。卓球撮影用としてはなかなか魅力的である。
Everio GZ-R300 3万円強。
カタログスペックでは撮影時間が310 分!5時間!
しかしこのモデルはMP4では記録できず、AVCHDのみだという。また1080Pの60フレーム/秒にも対応していないらしい(上位モデルはどちらも対応)。MP4に対応していないということは、youtubeにアップロードするときに、パソコンでMP4に変換するという一手間が必要になってくる。また60フレームに対応していないので、やや滑らかさに難があるか。
ソニーのHDR-CX675という機種が今、最も売れているようである。
価格は5万弱ぐらい。
空間光学手ブレ補正という機能が売りのようだが、三脚で固定して室内で撮る卓球撮影にはあまり必要ないだろう。
録画モードがAVCHD画質:1920×1080/60p(PS), 24p(FX,FH), 60i(FX,FH)とMP4 : 1280×720 30pというのがいい。
USB端子から充電が可能ということなので、汎用品のモバイルバッテリーで充電できるようだ。ただ、付属のバッテリーが切れた時、モバイルバッテリーで給電しながら撮影することができない。ソニーの人に聞いたので間違いない。以下、メールでのやりとり。
------
最後に本体のバッテリーが切れた時に、
汎用のモバイルバッテリーで給電しながら
撮影することはできるでしょうか。
●「HDR-CX485」HDR-CX675」
→
給電しながら撮影する事はできません。
ご期待にそえず、誠に申し訳ございませんが
何とぞご了承願います。
--------
卓球には手ブレ補正は関係ないので、下位機種のHDR-CX485もいいかもしれない。
ただ、値段は上位機種とあまり変わらず、5万弱。
あと、ソニーのカメラはパナソニックと比べて、本体液晶画面が少し大きいのがうれしい。
HDR-CX485は重さが195gだが、上位機種のHDR-CX675は重さが305gとやや重いのが難点。
一方パナソニックのHC-V360Mは上のソニーのモデルよりは安価なモデルだが、卓球撮影のための機能は十分だと思われる。
価格は4万弱ぐらい。
録画モードは1080/60p:1920×1080/60p、PH/HA/HG/HE:1920×1080/60i、MP4/720p:1280×720/30pとなっており、ソニー製品とあまり変わらない。MTSファイル1080Pの60フレーム/秒とMP4ファイル720Pの30フレームがあれば十分である。720Pの60フレームというのが最も使い勝手が良さそうな気もするが。
本体の重さがわずか213gというのがすばらしい。ポケットに入るぐらいの小ささである。
ただ、このモデル(内蔵メモリを増やしたHC-V480Mも)は現在生産終了で、10月ぐらいに新しいモデルが出る予定だが、熊本の地震で部品供給が滞っているらしく、後継モデルが予定通り発売されるか分からない。
パナソニックのビデオカメラのすばらしいところはPSPのACアダプターが流用でき、給電しながら撮影できる点である。さらにPSP用のUSB変換ケーブルを使えば、モバイルバッテリーを使って撮影できる。HC-V360Mに付属のバッテリーは容量が小さく、カタログ値では125分である。ソニーのHDR-CX675はもう少し大きく、カタログ値が150分である。パナソニックのカメラはこのバッテリーという弱点があるのだが、上の方法でその弱点は解消される。
USB充電ケーブル。300円ほど。
アマゾンで一番売れているモバイルバッテリー。3000円ほど。
使ったことはないが、上のUSBケーブルでビデオカメラと繋げば、長時間の録画が可能になる?
【結論】
ビクター、ソニー、パナソニック、どれも卓球撮影に適しており、価格も4万~5万でリーズナブルである。
発色の美しさや手ぶれ補正といった点は卓球撮影にはあまり必要ない。必要最低限の機能と、バッテリーの持ちの良さを考えると、私はパナソニックの低価格機がいいかなと思うが、ビクターのバッテリーの容量と対衝撃性、ソニーのブランドは魅力的だ。
【追記】180501
私はパナソニックの安いカメラを2台使ってきたが、どちらのカメラも1年ほど経つと、急にオートフォーカスが誤作動し、10分ほど連続で撮影すると、画質がボケボケになってしまうというトラブルに見舞われた。ネットで解決策を探してみたが、ダメだった。
おそらく屋外で使う分には問題ないのだろうが、卓球の撮影のような体育館内での撮影はセンサーが高性能でないとオートフォーカスが誤作動するようだ。
解決法としてマニュアルでピントを固定するという方法が最も確実だが、パナソニックの安いカメラはマニュアルの使い勝手が悪い。タッチパネルで操作するので細かい操作がむずかしいし、ピントが上手く合わせられない。卓球の動画撮影にはマニュアルの使い勝手の良さという要素も考慮したほうがいいと思われる。
【追記】1800918
ピントが合わない、ボケるという問題は、もしかしたらレンズに気づかないような汚れがついていたからかもしれない。レンズを拭いてオートフォーカスがまともに機能するようになったことがあった。