以前の記事で、私の卓球は、上半身からまず動かしてしまうクセが全ての元凶なのではないかという結論に達した(前記事「攻めさせてもらえない」)。
そこで、とにかく下半身からまず動かすことにした。
どうして私は下半身が動かないかというと、腕を伸ばせば届いてしまうからなのだ。だから、腕が伸びないようにすればいいのである。私がとった方法は、ヒジを直角に固定し、手首を使わず、腰の回転と肩だけで打球するという最小限のスイングである。イメージ的には下の画像のような感じである。
前腕を前方に置き、上半身をややかぶせ気味に構える。すると、少しでも身体から離れたボールには、届かないので、まず足から動かさざるをえない。小さくチョコマカと動きながら小さいスイングでピシパシ打ってみる。オォ!なんだか急にフットワークが良くなった気がする。さらに動かせるのは肩だけなので、強く打とうと思ったら腰を使うしかない。
イメージというのはどんな行為においても大切だと思う。勉強などをするときでも、何もイメージせず漫然とやっているのは楽しくないし苦痛である。
そうではなく、薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて、海に向いた小洒落たカフェのテラスで「今、私は人類が到達した最も価値のある学問を学んでいるのだ!」とか「私は今、先人たちの遺した文化の継承に貢献している!」などと「脱俗的な自分」というのをイメージしながら勉強すると、勉強がとたんに楽しくなってくる。
同様に手首・ヒジ固定でキビキビと動きながら小さなスイングで卓球をしていると、「今、すがすがしい汗をかいている」「自分の身体を使いきっている!」という充実感に満たされてくる。
こうすることによって腰の使い方というのが少し分かってきた。「腰を使う」というのは腰をねじることとは違うらしい。かといって、上体を沈めて、斜めにスイングするのは軸がぶれてしまうので、連続攻撃がしにくくなる。どうすれば効果的に腰の運動と打球を連携させることができるかはまだ試行錯誤の段階だが、なんとなく効率のいい腰の使い方が意識できるようになってきた。
体全体で小さくスイングすれば、振り遅れることがほとんどない。今までは、速いボールが来て、あっ!ととっさに手を伸ばして振っていたために振り遅れてオーバーミスということが多かったのだが、この小さいスイングなら、間に合う。戻りが早い上に、ボールに身体をかぶせるように振れるので、足さえ間に合えば、ボールが安定して入る。
さらに1球ごとに適切な位置まで動くことによって、ボールがずいぶん打ちやすくなった気がする。ほんの10~20センチほど動くだけなのに、打ちやすさがずいぶん変わった気がする。本来、ボールはこのように打たなければならなかったのか。
まとめ
手首とヒジを固定することによって以下のメリットがある。
・足を動かさざるをえない
・振り遅れない(戻りが早い)
・体全体で打てる
今は我流でとにかく動くことを再優先しているが、これからはステップを効率化することにより、さらなるフットワークの向上が期待できるだろう。
【付記】
書き忘れていたが、この打ち方をするときは、下腹部に力を入れるとよりスイングが安定するように思う。
そこで、とにかく下半身からまず動かすことにした。
どうして私は下半身が動かないかというと、腕を伸ばせば届いてしまうからなのだ。だから、腕が伸びないようにすればいいのである。私がとった方法は、ヒジを直角に固定し、手首を使わず、腰の回転と肩だけで打球するという最小限のスイングである。イメージ的には下の画像のような感じである。
前腕を前方に置き、上半身をややかぶせ気味に構える。すると、少しでも身体から離れたボールには、届かないので、まず足から動かさざるをえない。小さくチョコマカと動きながら小さいスイングでピシパシ打ってみる。オォ!なんだか急にフットワークが良くなった気がする。さらに動かせるのは肩だけなので、強く打とうと思ったら腰を使うしかない。
イメージというのはどんな行為においても大切だと思う。勉強などをするときでも、何もイメージせず漫然とやっているのは楽しくないし苦痛である。
そうではなく、薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて、海に向いた小洒落たカフェのテラスで「今、私は人類が到達した最も価値のある学問を学んでいるのだ!」とか「私は今、先人たちの遺した文化の継承に貢献している!」などと「脱俗的な自分」というのをイメージしながら勉強すると、勉強がとたんに楽しくなってくる。
同様に手首・ヒジ固定でキビキビと動きながら小さなスイングで卓球をしていると、「今、すがすがしい汗をかいている」「自分の身体を使いきっている!」という充実感に満たされてくる。
こうすることによって腰の使い方というのが少し分かってきた。「腰を使う」というのは腰をねじることとは違うらしい。かといって、上体を沈めて、斜めにスイングするのは軸がぶれてしまうので、連続攻撃がしにくくなる。どうすれば効果的に腰の運動と打球を連携させることができるかはまだ試行錯誤の段階だが、なんとなく効率のいい腰の使い方が意識できるようになってきた。
体全体で小さくスイングすれば、振り遅れることがほとんどない。今までは、速いボールが来て、あっ!ととっさに手を伸ばして振っていたために振り遅れてオーバーミスということが多かったのだが、この小さいスイングなら、間に合う。戻りが早い上に、ボールに身体をかぶせるように振れるので、足さえ間に合えば、ボールが安定して入る。
さらに1球ごとに適切な位置まで動くことによって、ボールがずいぶん打ちやすくなった気がする。ほんの10~20センチほど動くだけなのに、打ちやすさがずいぶん変わった気がする。本来、ボールはこのように打たなければならなかったのか。
まとめ
手首とヒジを固定することによって以下のメリットがある。
・足を動かさざるをえない
・振り遅れない(戻りが早い)
・体全体で打てる
今は我流でとにかく動くことを再優先しているが、これからはステップを効率化することにより、さらなるフットワークの向上が期待できるだろう。
【付記】
書き忘れていたが、この打ち方をするときは、下腹部に力を入れるとよりスイングが安定するように思う。