この結果を記したいと思う。
サラダ油をラバーのトップシートにベッタリと塗り、1回目は乾燥させたが、あまりグリップ力に違いが出たとは思えなかった。そこで2回目はベッタリ塗った後に保護シートをつけ、乾燥しないようにして3日ほど放っておいた。すると一部が乾燥してしまったので、改めてべったり塗りつけて保護シートをつけて油を密閉しておいた。
そして今日見てみたら、ラバーが隆起していた。
向かって右側が膨らんでいる。剥がしてみるとイカのようになった。
スポンジ面に有機溶剤を塗ると反り返るが、その逆バージョンである。
そこでスポンジ面にエコセメント(ゴムのり)を塗って対抗してみた。
トップシートのサラダ油とスポンジ面の有機溶剤(ゴムのり)のせめぎあいの結果、ここまで広がった。
これをラケットに改めて貼りつけてみたのだが、なかなか張り付かない。厚い本を載せて、数時間待ってみた。
一度は貼り付いたものの、また剥がれてしまったので、公認接着剤(フリーチャックⅡ)でくっつけてみたところ、なんとか貼り付いた。
乾燥させてみたところ、トップシートはサラダ油の影響でしっとりしている。すこしふやけた感じだ。
サラダ油によってラバーが変化・変形したということは、なんらかの化学変化が起こっているようだ。
触ってみた感じはほんの少しグリップ力が戻ったような気がする。しかし当然ながら新しいラバーのようなグリップ力はない。
まとめ
サラダ油を3度塗って十分に染み込ませてみたところ、サラダ油の化学変化でラバーが丸まってしまった。多少表面がしっとりして、グリップ力も少しは戻ったものの、劇的な変化はなかった。効果がないわけではないが、サラダ油によるトップシートチューニングは手間やラバーの変形を考えると、あまりおすすめできない。