英語をシャワーを浴びるように24時間聴き続けていれば、勉強しなくても自然に英語が身につく

なんていう怪しげな英語教材の広告を見たことがないだろうか?
ふつうに考えれば、そんな楽に外国語が身につくはずがないことは明らかだろう。第一言語習得前の乳幼児ならともかく、言語形成期がすっかり終わった青少年にこんなことをしても全く意味がない。もしこんな学習法に効果があるなら、洋楽を流しっぱなしにしているブティックの定員や美容師は英語がペラペラになっているはずだし、学校の英語の授業も必要なくなり、中高の英語の時間はひたすら英語のテレビを鑑賞すればいいことになる。

留学しても同じことだ。ろくに英語が話せない人に奇特にも話しかけてくれるネイティブがいるはずがない。相手が日本語を学んでいるとか、自分の容姿が優れているとか、卓球が上手いとか、何か際立った能力を持っていない限り、たとえアメリカに留学したとしても、ネイティブと英語で話せる機会なんてほぼ皆無だ。そうすると周りから聞こえてくる意味不明の言語音声を聴き続けることになるが、結局身につかない。日本に数十年住んでいた在日朝鮮人1世や、日本で数年英会話教師などをしている人でも日本語がカタコト程度しか話せない人も少なくない。

では、英語を聞くのはどうして効果がないのだろうか?それは意味がわからず聞いているだけだからだ。意味がわからない言葉は何年聞いても雑音でしかない。まさに馬の耳に念仏である。

そこで最近流行っているのがシャドーイングという学習法だ。これは外国語の音声のスクリプトを用意し、それを見ながら音声と同じスピードで口真似をしていくというものだ。初めはとてもスピードに追いつけないので、1テンポ遅れて口真似していく。輪唱の「カエルの合唱」みたいなものだ。慣れてきたら、音声とほぼ同時に発音できるようになる。この学習法はかなりの効果が期待されるとされている。事前に文字で見てあるのできちんと意味や分節が分かり、かつ、口も動かしているので記憶に残りやすい。

卓球のビデオをyoutubeなどで見続けたら、卓球が上手になるのだろうか?
私は見るだけではそれほど効果がないと思う。しかし、ビデオを見ながら素振りをしてみたらどうだろうか?
自分と同じ利き腕の選手を後ろのアングルから写したビデオを見ながら、動画と同じタイミングで素振りをしてみるとしたら?
私はシャドーイングと同様、これも効果が期待できるのではないかと思う。最近はテレビが大型化しているので、大写しの選手を見て素振りをしたら、かなり効果的なのではないだろうか。卓球で非常に大切なタイミングや打点がイメージできるし、さらに画面をみれば、角度もよくわかる。

これから卓球ができないときはこんな練習をしてみようかと思う。