卓球が上手になるためには、足を使って、体の軸を動かさず、体重移動をきちんとしながらボールを打たなければならない。
これは定説である。これを否定する人はまずいないだろう。
しかしこれは「勉強は若いうちにしなきゃダメだよ」という定説と似ている。
頭ではわかっている[つもり]だが、ちゃんとできている人は少ない。
私も頭ではそれがいいとわかっているのだが、あまり意識したことはない。
私はラバーやラケット、フォームなどをしょっちゅう変える、落ち着きのないヤツである。テナジーからブライスに替えるとか、そういうレベルではなく、裏から表に替えてみたり、表から一枚やツブ高に替えてみたり、極薄がいいと聞けば、特厚から極薄に変えてみたり、重いラケットから軽いラケット、グリップが非常に細いものに替えてみたり。そんな感じなので、安定感がなく、調子の波が激しい。
最近替えたラケット・ラバーの組み合わせでは重心がブレるのを強く実感させられた。まるで体の中心に10リットルぐらいの液体が入っていて、左右に動くたびにタップンタップンと揺れて慣性が働き、反対方向に戻るのに1テンポずれるような感じなのだ。そこでこの軸と体重移動というものについて考えざるを得なくなった。
卓球の指導書やビデオなどでは「スマッシュを打つときはちゃんと体重移動をする」などと簡単に書いてあるが、体重移動というのはそんなに簡単なものだろうか。たしかに相手がロビングやフィッシュなどで遠くから浮かしてきたら、余裕を持って体重移動をしながら打つことは容易だ。しかしコンマ数秒の単位でボールに対応しながら体重移動まで瞬時に行うのは至難の業だ。すくなくとも私にとっては。いや、ドライブの速さとか、スピンの強烈さなどより、こういう地味な技術の習得こそが上級者への最短距離なのではないだろうか。
先週練習した時に軸をブラさず、体重移動をするにはどうすればいいかを模索してみた。それで分かったことは、
・私はフォアの振りが大きい
ということだった。ネットに掛けないためにスイングスピードを速くしようとすると、手を伸ばして遠心力を最大限に使うため、どうしても大振りになってしまう。また、
・体重移動が左右方向に偏っている
と感じられる。ボールを打つときは前後方向の体重移動も併用しなければならないのではないか。上体もあまり前かがみではなく、垂直方向に向いている気がする。また、
・腰や膝の回転をあまり利用していない
あるいは
・回転の円の描き方がブレている
これはフォアからバックに切り返すときにきちんと対応できていない(間に合っていない)ことからも、そうだと思われる。
上手な人が私のフォームを見てアドバイスしてくれたことも加えると、
・ラケットの振りの頂点でラケットを止めている時間が長い
という点も軸や体重移動に関係があると思われる。
問題だらけだが、このような基本技術を疎かにしていては何時まで経っても上級者にはなれない。これを最優先課題にして自分の卓球を大改造しなければならないと決心した。
フットワークや体重移動といった卓球の技術の中でもっとも基本的で目に見えにくい技術は、ラケットの振り方といった目に見える技術よりも習得に長い時間がかかると予想される。そこでロードマッピングという技術に注目した。
ロードマッピングというのは、簡単に言うと、具体的な目標を時系列順に並べたスケジュールのようなものである。「体重移動をしっかりとする」のような抽象的な目標ではいたずらに悩むだけで効率が悪い。ロードマッピングなら、何が問題か、何をすべきかが具体的ではっきりしているので、目標に取り組みやすく効率的である。
wikipediaによると、ロードマッピングは以下の3項目から成るという。
(1)問題点と目的の明確化
(2)ロードマップ本体の作成
(3)具体的な行動計画への落とし込み
現時点では(1)の段階である。問題点を挙げてみると、
A フォアの振りが大きい
B 前後方向の体重移動が稀薄
C 腰・膝の回転が弱い
D 腰・膝の回転がブレている
E スイングの頂点で長時間止まる
の諸点が考えられる。これをどうやって解消するかだが、
Aについては少し肘を曲げて、振りを小さくするとともに意識的にスイングスピードを速めてみようと思っている。つまり瞬発力を上げてみるのだ。
BCDについてはイメージトレーニングが有効だと思われる。お腹の中心に大きな石が入っているとイメージし、自分の体を小さく低くイメージし、腰の回転を意識してスイングすると、小さなフォームで早く戻れるような気がする。
Eの、スイングが止まる問題についてだが、よく言われるように「孤円」を描くように意識してみるぐらいしか方法が思いつかない。
以上の点を最優先にして自分の卓球を改善し、うまくいったら(2)以下の段階に入れるのではないかと思う。
これは定説である。これを否定する人はまずいないだろう。
しかしこれは「勉強は若いうちにしなきゃダメだよ」という定説と似ている。
頭ではわかっている[つもり]だが、ちゃんとできている人は少ない。
私も頭ではそれがいいとわかっているのだが、あまり意識したことはない。
私はラバーやラケット、フォームなどをしょっちゅう変える、落ち着きのないヤツである。テナジーからブライスに替えるとか、そういうレベルではなく、裏から表に替えてみたり、表から一枚やツブ高に替えてみたり、極薄がいいと聞けば、特厚から極薄に変えてみたり、重いラケットから軽いラケット、グリップが非常に細いものに替えてみたり。そんな感じなので、安定感がなく、調子の波が激しい。
最近替えたラケット・ラバーの組み合わせでは重心がブレるのを強く実感させられた。まるで体の中心に10リットルぐらいの液体が入っていて、左右に動くたびにタップンタップンと揺れて慣性が働き、反対方向に戻るのに1テンポずれるような感じなのだ。そこでこの軸と体重移動というものについて考えざるを得なくなった。
卓球の指導書やビデオなどでは「スマッシュを打つときはちゃんと体重移動をする」などと簡単に書いてあるが、体重移動というのはそんなに簡単なものだろうか。たしかに相手がロビングやフィッシュなどで遠くから浮かしてきたら、余裕を持って体重移動をしながら打つことは容易だ。しかしコンマ数秒の単位でボールに対応しながら体重移動まで瞬時に行うのは至難の業だ。すくなくとも私にとっては。いや、ドライブの速さとか、スピンの強烈さなどより、こういう地味な技術の習得こそが上級者への最短距離なのではないだろうか。
先週練習した時に軸をブラさず、体重移動をするにはどうすればいいかを模索してみた。それで分かったことは、
・私はフォアの振りが大きい
ということだった。ネットに掛けないためにスイングスピードを速くしようとすると、手を伸ばして遠心力を最大限に使うため、どうしても大振りになってしまう。また、
・体重移動が左右方向に偏っている
と感じられる。ボールを打つときは前後方向の体重移動も併用しなければならないのではないか。上体もあまり前かがみではなく、垂直方向に向いている気がする。また、
・腰や膝の回転をあまり利用していない
あるいは
・回転の円の描き方がブレている
これはフォアからバックに切り返すときにきちんと対応できていない(間に合っていない)ことからも、そうだと思われる。
上手な人が私のフォームを見てアドバイスしてくれたことも加えると、
・ラケットの振りの頂点でラケットを止めている時間が長い
という点も軸や体重移動に関係があると思われる。
問題だらけだが、このような基本技術を疎かにしていては何時まで経っても上級者にはなれない。これを最優先課題にして自分の卓球を大改造しなければならないと決心した。
フットワークや体重移動といった卓球の技術の中でもっとも基本的で目に見えにくい技術は、ラケットの振り方といった目に見える技術よりも習得に長い時間がかかると予想される。そこでロードマッピングという技術に注目した。
ロードマッピングというのは、簡単に言うと、具体的な目標を時系列順に並べたスケジュールのようなものである。「体重移動をしっかりとする」のような抽象的な目標ではいたずらに悩むだけで効率が悪い。ロードマッピングなら、何が問題か、何をすべきかが具体的ではっきりしているので、目標に取り組みやすく効率的である。
wikipediaによると、ロードマッピングは以下の3項目から成るという。
(1)問題点と目的の明確化
(2)ロードマップ本体の作成
(3)具体的な行動計画への落とし込み
現時点では(1)の段階である。問題点を挙げてみると、
A フォアの振りが大きい
B 前後方向の体重移動が稀薄
C 腰・膝の回転が弱い
D 腰・膝の回転がブレている
E スイングの頂点で長時間止まる
の諸点が考えられる。これをどうやって解消するかだが、
Aについては少し肘を曲げて、振りを小さくするとともに意識的にスイングスピードを速めてみようと思っている。つまり瞬発力を上げてみるのだ。
BCDについてはイメージトレーニングが有効だと思われる。お腹の中心に大きな石が入っているとイメージし、自分の体を小さく低くイメージし、腰の回転を意識してスイングすると、小さなフォームで早く戻れるような気がする。
Eの、スイングが止まる問題についてだが、よく言われるように「孤円」を描くように意識してみるぐらいしか方法が思いつかない。
以上の点を最優先にして自分の卓球を改善し、うまくいったら(2)以下の段階に入れるのではないかと思う。
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