しろのたつみ



卓球について考えたこと、
気づいたこと(レベル低いです)
を中心に中級者の視点から綴っていきます。




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禁煙補助剤代用考

そろそろ禁煙をしようと思っているのだが、禁煙補助剤はとても高価で買う気にならない。
そこで私の経験から、リコルシェを禁煙補助剤の代用品にしてみることにした。

リコルシェとは?
リコリスlicorice 、ラクリッツLakritzなどとも呼ばれるスペインカンゾウの根から作られたヨーロッパのお菓子である。かわいい名前とは裏腹に凶悪な味である。ソフトキャンディーのものが多いが、ハードキャンディーのものもある。北欧では特に人気が高いらしく、フィンランドではサルミアッキとよばれる、塩味とアンモニア臭のある、さらに強烈なバージョンもあるらしい。こちらも機会があればぜひ試してみたい。

これがどうして禁煙補助剤の代わりになるかというと、とてつもなくまずいのである。初めて食べた時、まずすぎて飲み込めなかったほどだが、あまりにもまずいので1周して「忘れられない、もう一度食べたい」ということになってしまった。

そこでイギリス人の知人に一時帰国した際に買ってきてもらった。
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なんとも毒々しいリコルシェ。こんぶ飴に近い触感だが、独特の臭いと甘みで凶悪な味を醸しだす。

その他にとてもおいしそうなリコルシェも買ってきてくれた。
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カラフルな色が食欲をそそるが、大量の砂糖で作られているため、リコルシェ独特のまずさが消されてしまい、砂糖の塊を食べているような感じ。ちょっと残念。

ハードタイプのキャンディーを日本で探してみたのだが、大手の輸入食品店でも売っていない。店員さんに聞いたところ、リコルシェは日本人の口には合わないので扱っていないとのことである。

アマゾンでハリボーのリコルシェ味が売っていた。
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このグルグル巻を紐解いて少しずつ食べるのである。これは食べやすくてオススメである。

リコルシェはまずい。特に1つまるごと食べると胃がもたれて、何か口直しが欲しくなる。2つ食べると吐きたくなる。それほどの威力があるのだ。強烈といえば、ベトナムにも強烈なお菓子があるらしい(知人は「生ゴミを食べたのかと思った」と言っていた)。これらの世界の激マズ菓子も機会があれば試してみたい。

タバコが吸いたくなったら、この強烈な味でタバコのことを忘れさせてくれるに違いない。
4月からリコルシェで禁煙を始めてみようと思う。

【追記】2013/06/01
ドイツ人の知人に「ラクリッツのハードキャンディーはないか?」と尋ねてみたところ、katjesという製品がハードキャンディーだという。 しかし、どうやらこれは商品名というより、会社名らしい。どこか近所にラクリッツのハードキャンディーが売っていないかな。

【追記】 2013/06/05
ドイツ人の知人が「家族からの荷物の中にあったから」とラクリッツをくれた。
racritz

 

 















これはkatjesのキャンディーの中でも最も硬いタイプらしい。なるほど、確かに今まで食べたソフトキャンディーの中では最も硬い。味の方は予想通りまずくて気に入った。しかし私が以前、イタリア土産でもらったのはハードキャンディーだった。ふつうのアメのようにカリカリしたタイプだ。あれは甘さも控えめでリコルス性がとても高かった気がする。あのまずいハードキャンディーがもう一度食べたい…。

卓球の解説

世界卓球2012の予選が始まっている。
日本女子は好調を維持し、予選リーグを1位通過できたが、男子はあろうことか完全に格下のポーランドに負けてしまった。岸川選手は悪くない内容だったにもかかわらず、2敗してしまった。これは運が悪かったと諦めるべきなのかもしれない。

テレビ東京が世界卓球を大いに盛り上げてくれているのは喜ばしいことである。「卓球の鬼 平野早矢香」「若き天才 丹羽孝希」といった二つ名もおもしろい。卓球に馴染みのない人が選手の特徴を捉えやすい。ただ、「強豪ポーランド」「強豪クロアチア」などと、どの国にも「強豪」を付けているのは事実を反映していないので問題である。テレビ的な演出だからしょうがないという向きもあるかもしれないが、「演出なら何でも許される」「おもしろければどんな手法を使ってもいい」という論理では、マスコミとしての誠意が感じられない。そこは、たとえ演出的におもしろくても、事実に反するなら、がまんしてほしい。そうしなければマスコミに対する信用がますます失われていくだろう。

私は樋浦令子さんが好きである。美人だからではない。以前、神戸のジャパン・オープンを見に行った時、無礼な子供たちが選手と見れば、誰かれ構わずサインを求めていた。その求めに誠実に応じていた(さすがにうんざりした表情だったが)のが樋浦さんなのである。それを見て、樋浦さんのお人柄がゆかしく思えた。

その樋浦さんが女子の試合の解説をしている。これがすばらしい解説なのである。1球1球のポイントに対して、ポイントをとられた側はどうしてここでミスをしてしまったのか、あるいはポイントを取った側はどういう戦略でポイントを得たのかプレー鑑賞のジャマにならない範囲で詳しく解説してくれる。私のような下手の横好きにとってはこの解説によって選手の工夫やカケヒキがよくわかるし、卓球をしない人にとっては、この解説がなければ最長5セット×5人もの試合を飽きずに見通すのは不可能だろう。
私はyoutubeやITTVで卓球の試合をよく見るが、自分が卓球をやっているので解説が外国語で理解できなくても楽しめる。しかし卓球をしない人は上手な解説がなければ、どんなすごい試合でも、10分も見たら飽きてしまうのではないだろうか。

私たちは名画や文学といった芸術作品を見ても、それだけで楽しめることは稀である。ルーブル美術館で名画ばかりを見てウンザリしたし、夏目漱石の文学を読んで「また高等遊民か」とバカバカしく思ったりする。専門外の人間にとってはその芸術作品がどんな背景で作られたのか、あるいは従来の作品と比べて、どこが画期的なのかの解説がなければ、鑑賞するのは難しい。

それを考えたら、スポーツにとって解説というものは非常に重要なものだと改めて思った。素材がいくら良質でも調味料が貧弱ではその料理がひきたたないように解説が貧弱なスポーツ中継はおもしろみが半減する。

今回の試合では女子よりも男子のほうがおもしろいと思うのだが、解説が松下浩二氏なのが残念である。松下氏は経験や実績では樋浦さんよりも上かもしれないが、解説はお粗末である。

アナウンサー:今のブロックはすばらしいコースでしたね。
松下氏:ええ、とてもいいコースでした。
アナウンサー:スマッシュ!決まったー!
松下氏:いやぁーとてもいいボールでしたね。こういうプレーで行ってほしいですね。

松下氏の解説には「どうして」がない。なんだか新鮮で上質な牛肉に塩をかけて生で食べているような解説である。スピードが速いとか、きわどいコースに返球したということは、卓球をしない人でも見れば分かる。「どうして良かったのか」「どうしてすばらしかったのか」を解説してほしいのである。アナウンサーの描写や感嘆にただ相づちを打つのではなく、素人にも分かるように回転の具合を説明するとか、逆モーションで返球したとか、どうやって相手の弱点を突きつつ、自分の得意な展開に持っていったのかといった上級者ならではの解説をお願いしたいものである。卓球は見て分かりやすくないスポーツである。特にサービスは同じモーションでいろいろな変化をつけるので素人には非常に分かりにくい。このサービスに対する解説はぜひお願いしたい。

今回の世界卓球での樋浦さんと松下氏の解説の甚だしい差にスポーツにおける解説の重要さを教えられた次第である。

追記:平野選手の「相手の目を見てガッツポーズ」が威嚇行為とみなされて審判から注意を受けた。長年卓球をしてきたが、こういう行為が反則になるということは初めて知った。だからほとんどの選手は後ろを向いてガッツポーズを取るのか。解説はいろいろなことを教えてくれる。
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