しろのたつみ



卓球について考えたこと、
気づいたこと(レベル低いです)
を中心に中級者の視点から綴っていきます。




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ブルンッ!――バックハンドで下回転を持ち上げる方法

私が試合で負ける原因の最たるものはバックハンドドライブが入らないことである。

相手が深いツッツキなり横下ロングサーブなりでこちらのバックを狙ってきたとき、バックハンドを振ってみるのだが、ミスすることが多い。これは初中級者に非常によく見受けられることだと思う。バックドライブで下回転が持ち上がらず、しかたなくツッツキなどで返球すると、相手に待たれていて先に攻撃されてしまう。

角度が悪いのだろうか?

面を開いてもっと上方向に持ち上げてみると今度はオーバーミス。こちらがバックハンドが振れないと分かると、相手は執拗にこちらのバックを突いてくる。

腕を伸ばしすぎなのだろうか?ボールを触る位置が悪いのだろうか?打点が遅いのかも?

いろいろ原因を考えてみたが、そういう場合はおそらくスイングスピードが遅いのだろうと見当をつけている。ではどうやってスイングスピードを上げればいいのだろうか?

バックスイングを大きくしてみるというのも手かもしれない。やや腰を落として、股の間からラケットを出すようにして打つと下回転のボールが軽く持ち上がるというのを動画でみたことがある。

しかし、それはツッツキなどが相当遅い場合には有効だが、台上の段階で早い打点でキュッと打たれた場合、とっさに一歩下がって腰を落とし…というのは間に合わない場合が多いと思う。そこでいろいろ試行錯誤した結果、上半身をブルンッと揺すると、スイングスピードが上がり、下回転がけっこう持ち上がるのではないかと思う。

よく上手な人は鞭をしならせるように腕を振ると言われるが、そういうことを意識しながら腕の力を抜き、でんでん太鼓のように腕をしならせて打ってみるわけである。犬が身体をブルブルッと回し、水を弾き飛ばすイメージでもいい。

ブルブルッ

この打ち方ならバックスイングが小さくても下回転がけっこう持ち上がると思う。はた目には気づかれないほど小さな動きだが、私には効果があった。角度とか打点とかを変えてもどうしても下回転が持ち上がらないという人は試してみてほしい。


奇強兼備――かっこいい卓球とは

中学生や高校生の頃、「かっこいい」ファッションというのがよく分からなかった。
今から考えると、訳も分からず非常にダサい服装をしていたと思う。

チェック柄
こういう地味な色のチェック柄のシャツをよく着ていた気がする

「服装がダサいと女にモテないらしい」
という話を聞いて、なんとかしようと思っても、何がかっこいいファッションか分からないのだから、どうしようもない。男性向けファッション雑誌を買って参考にしてみたが、やはりよく分からなかった。それで母親が買ってきた訳の分からない英語の書いてあるTシャツを着ていたりしていた。

「なぜ私のTシャツにはデカデカと "New York" って書いてあるんだろう?ここはアメリカではないし、ニューヨークが好きなわけでも、行ったこともないのだが…」

学校でカッコいいのは、学年でトップの成績をとればいい。とても分かりやすい。
スポーツでカッコいいのは、地区の大会で優勝すればいい。明快だ。

だが、ファッションのかっこよさというのは…分からない。

そんな私も中年になると、何がかっこよくて、何がダサいのかが自分の中ではっきりしてきた。もちろん私のかっこいいファッションと、他の人のそれとが一致するかどうか分からないが、とにかく私の中でかっこよさの基準というものができたのである。

かっこいいファッションの条件というのは、周りとの比較という要素が大きいと思う。いくらカッコいい服でも、周りに同じような服装の人が何人もいると、あまりカッコいいと思えなくなってくる。他の人と違う、自分というものを打ち出せるファッションが本当の意味でのかっこよさだと思う。といってもあまりにも常識とかけ離れたファッションは、ただのおかしな人になってしまうから、バランス感覚も大切だ。

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さて、話を卓球に戻すと、卓球のかっこよさというのは二つの方向性があると思う。

一つは強さである。これは分かりやすい。地区の大会で優勝し、県大会でも上位進出。全国大会出場。こんなかっこいい卓球はないだろう。そのためには最も勝ちやすいスタイルを追求しなければならない。男子で勝つためならシェーク裏裏で両ハンドドライブをガンガン振る卓球一択である。

一つは個性である。シェーク裏裏をあえて避けて、バック表とか、ペンとか、カットマンとか、そういう自分のこだわりのスタイルを追求するというのもある意味カッコいいと思う。こういうスタイルを選ぶ人は全国大会を目指している人でない場合が多いかもしれない。勝つのは二の次で、自分のスタイルを極めたいという意識のほうが強いのかもしれない。

強さを求める卓球は、試合で個性的な卓球を圧倒することが多いが、その代わりシェーク裏裏同士の競争が激しく、なかなか上に上がれない。強いシェーク裏裏の人が大学に入ったと同時に卓球をやめてしまったりするのは、上には上がいることが分かり、強さの追求をあきらめてしまうからだろうか。

もし、シェーク裏裏同士が熾烈な競争を繰り広げているところに個性的な卓球で挑んでみごと勝利してしまったら、どうだろう? 強さにおいても、個性においても、カッコいい卓球というのがあれば、最強のかっこよさである。

今日は職場に行って開口一番「みまちゃんすごい!」と会う人ごとに伊藤美誠選手のかっこよさについて語ってしまった。そういうのは興味がない人にとっては迷惑なだけだというのは分かっているのだが、それでも語らずにはいられなかったのである。

いうまでもなく、先週末のスウェーデンオープンの話である。
 

 
いつも質の高い編集をしてくださるGambaru Kattoman氏に感謝!

劉詩文が外国選手に負けるって、ここ数年なかったのではないだろうか、今年4月に伊藤美誠選手に敗れた時を除けば。それが今回も手ごわい劉選手をみごとに破り、実績ナンバーワンの丁寧選手を破り、次代のエースつゆりんを破って、中国最強の3人を連続撃破したなんて、去年の4月の平野美宇選手のアジア選手権優勝と並んで日本卓球の歴史に残る偉業ではないだろうか。惜しむらくはもう少し大きな舞台で優勝してほしかった。

劉詩文選手の異常なピッチの速さを緩急とボールの変化で攻略し、丁寧選手の恐ろしい威力のドライブをバチバチ弾きまくり、つゆりんに至っては何もさせなかった。

バック表でスマッシュ主体という個性的なスタイルでシェーク裏裏の最高峰を総なめにした伊藤美誠選手の卓球こそ、今最も輝いていてかっこいい卓球だと思う。



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